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瀬戸内ばなな ~ 皮まで食べられる?株式会社プランターが挑戦する岡山初の農薬不使用バナナの栽培

瀬戸内ばなな ~ 皮まで食べられる?株式会社プランターが挑戦する岡山初の農薬不使用バナナの栽培

買っとこ / 2023.12.08

スーパーマーケットに年中陳列されているバナナ。

産地を見ると大半がフィリピン、たまに台湾やエクアドルがあるでしょうか。

南国で収穫されるイメージが強いバナナですが、岡山県笠岡市でも栽培されているとのこと。

それも農薬不使用なので皮まで食べられるそうです。

バナナが岡山で作られて、捨てるものだと思い込んでいた皮まで食べられるなんて。

意外性の詰まった「瀬戸内ばなな」を取材しました。

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記載されている内容は、2023年12月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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農業生産法人 株式会社プランターのデータ

内観写真_瀬戸内ばなな
名前農業生産法人 株式会社プランター
住所岡山県笠岡市二番町5-15
電話番号0865-63-5077
駐車場なし
営業時間午前9時~午後3時30分
定休日土、日、祝日
支払い方法
    予約の可否
    座席
    タバコ
    トイレ
    子育て
    バリアフリー
    ホームページ株式会社プランター

    瀬戸内ばななとは

    フィリピンや台湾のイメージが強いバナナが、日本でも収穫できるのは意外ではないでしょうか。

    凍結解凍覚醒法という技術を用いて、作地の環境に適合する種子にし、日本でもバナナの栽培が可能になったそうです。

    技術により誕生した瀬戸内ばななについて紹介します。

    作り手について

    岡山県笠岡市で栽培されている瀬戸内ばなな。

    手掛けるのは農業生産法人 株式会社プランター(以下、プランター)です。

    代表取締役の小堀秀男(こぼり ひでお)さんは、建築会社の小堀建設株式会社の会長でもあります。

    「なぜ建築のかたが農業を?」と思うことでしょう。

    写真提供:プランター
    写真提供:プランター

    小堀さんは衣食住の「住」にかかわるなかで、安全安心に暮らせる住まいづくりには「食」も欠かせないと気付いたそうです。

    健康な暮らしを実現するには、食の充実が欠かせない。

    この考えから体に優しい農薬不使用の農業に出会うことになりました。

    なぜ農薬不使用栽培のなかで、バナナを選んだのかはあとで説明します。

    幻の品種の瀬戸内ばなな

    現在、世界のバナナはキャベンディッシュ種という品種が主流です。

    一方、瀬戸内ばななは幻のバナナといわれるグロスミシェル種

    なぜ幻かというと、大規模にバナナの病気が蔓延し、グロスミシェル種は絶滅したと思われていたからです。

    しかし標高の高い場所で生き残りが発見され、のちに国産化に成功。

    そのうちのひとつが瀬戸内ばななです。

    病気の蔓延以前はグロスミシェル種が主流で、高級フルーツの位置づけだったとか。

    年配のかたにとっては、懐かしい味だそうです。

    写真提供:プランター
    写真提供:プランター

    瀬戸内ばななの特徴は、グロスミシェル種特有の上品な甘さと香り高さを兼ね備えています。

    農薬や防腐剤不使用のため、皮まで食べられるのも大きなポイント。

    皮ごとスムージーにして食感を楽しむこともできるのだとか。

    写真提供:プランター
    写真提供:プランター

    ポリフェノールなどの栄養素がある皮自体は無味で、他の素材の味を邪魔しません。

    瀬戸内ばななを実食

    収穫時は青みがかかっているので、自分の好みまで追熟させて食べます。

    しばらく家に置いて、シュガースポットが出てきた瀬戸内ばななを食べました。

    写真左はシュガースポットが出ています。写真の瀬戸内ばななは小さいため商品規格外のもの
    写真左はシュガースポットが出ています。写真の瀬戸内ばななは小さいため商品規格外のもの

    いつも食べ慣れているキャベンディッシュ種に比べ、香りが強く、意外にもさっぱりとした甘さでした。

    より完熟させると、ねっとり濃厚な味になるそうなので、少し食べるのが早かったのかもしれません。

    同じ商品でも味が変わり、自分の好みに調整できるのがバナナの魅力のひとつではないでしょうか。

    バナナ畑を特別に見学しました

    ふだんはバナナ畑を公開していませんが、特別に見学させてもらいました。

    瀬戸内ばなな

    熱帯地域の気候を再現するよう、ビニールハウスで栽培されています。

    訪れた10月は生産者にとって、ありがたい気候のようで、暑すぎず暖房も不要。

    真夏は汗が噴き出す暑さ、一方冬は25~26度を保つように加温する必要があるので暖房費がかさみます。

    3~4mほどの高さがある木は、一度収穫すると伐採されます。

    実際は同じ木から何度か収穫ができるのですが、回数を重ねるごとに味が落ちてしまうのだとか。

    おいしさの品質を保つための強いこだわりを感じました。

    子株が芽を出し、バナナの木へと成長します
    子株が芽を出し、バナナの木へと成長します

    元気よく伸びた茎や葉は細かく切って、肥料にすきこんで有効活用を。

    なかには料理の皿に使うため葉っぱを引き取りに来る飲食店もあるそうです。

    茎や葉っぱを切って、木の世話をしているようす
    茎や葉っぱを切って、木の世話をしているようす

    半年から1年かけて育った木に、小さな花が咲き始めます。

    瀬戸内ばななの花
    瀬戸内ばななの花

    成長すると紫色の苞(ほう)が落ちて、花は上に向かって伸び、バナナに。

    最初は角張っているバナナが、角が取れて丸みを帯びてきたら収穫のサインです。

    房_瀬戸内ばなな

    瀬戸内ばななは、ここのバナナ園では買えず、メインの販売はオンラインショップです。

    笠岡ベイファーム農マル園芸 吉備路農園、岡山県内の百貨店に卸しているので、こちらでも購入できますが、収穫状況によって品切れになることもあるのでご注意を。

    パパイヤ

    ビニールハウスではパパイヤも栽培されていました。

    茎からにょきにょきと実がなるようすは、とても不思議。

    茎から実_瀬戸内ばなな

    パパイヤは未熟な青い状態でも収穫されます。

    青パパイヤの生食はシャキシャキと大根のような食感、ゆでるとホクホクするのだそうです。

    炒めものにも使え、野菜のように扱います。

    青パパイヤ_瀬戸内ばなな

    青パパイヤは、熟れると皮も実も黄色に。

    黄色のフルーツパパイヤになると、柔らかくとろける食感に変化するそうです。

    フルーツパパイヤ_瀬戸内ばなな
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    新商品MUSA

    2023年6月には新商品「MUSAムーサ)」が誕生。

    MUSAは瀬戸内ばななに糀(こうじ)を加えたスプレッドです。

    スプレッドとは、パンやクラッカーなどに塗るものを指し、MUSAも同様にトーストに塗ったりヨーグルトに混ぜたりして使います。

    瀬戸内ばななの豊富なビタミンやミネラルに、糀の食物繊維・ビタミンB群・酵素が加わった栄養価の高い商品です。

    写真提供:プランター
    写真提供:プランター

    フレーバーは3つ。

    • 糀プレーン…瀬戸内ばななの風味をもっとも感じやすい。瀬戸内ばななの甘みが口いっぱいに広がります。
    • 糀カカオ…香ばしいカカオ入り。子どもにも人気のフレーバー。
    • 糀まっちゃ…抹茶のほろ苦さと瀬戸内ばななの甘みのバランスが絶妙。

    砂糖・保存料・香料・着色料は不使用のMUSA。

    砂糖なしとは思えないほど、しっかりと甘みがあるのですが、自然由来なのでくどくありません。

    からだに優しい、ほっとするスプレッドです。

    岡山県内では珍しいバナナとパパイヤを栽培するプランター。

    代表取締役の小堀秀男さんと、MUSAの開発を手掛けた娘の野口百緒(のぐち ももお)さんに話を聞きました。

    インタビューを読む

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      倉敷そだち

      倉敷そだち

      倉敷市在住。倉敷市でのびのびそだちました。食べることが大好き食いしん坊。家ではじっとしていられず、美味しいものを探しにふらっと出かけています。
      「倉敷が好き」「倉敷に行こうかな」と思うひとを増やすことが自分の使命と思っています。

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