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ANCHOR BAR with あき乃 〜 こだわりは地元の食材とクラフトジン。人と人の繋がりが生まれるバー

ANCHOR BAR with あき乃 〜 こだわりは地元の食材とクラフトジン。人と人の繋がりが生まれるバー

食べとこ / 2020.10.04

アンカーバーの店長・川越 和昭さんにインタビュー

アンカーバー:店長 川越和昭さん

福山周辺の食材などを使い、福山の魅力を味わえるANCHOR BAR with あき乃 (アンカーバー・ウィズ・あきの、以下 アンカーバー)。

そんなアンカーバーの店長を務める川越 和昭(かわごえ かずあき)さんに開業の経緯や入社の理由、店のこだわり、今後の抱負などを聞きました。

アンカーホテル代表とバーあき乃代表の夢のコラボで誕生

アンカーバー:看板
アンカーバーをオープンした経緯は?

川越 (敬称略)
実は、アンカーバーを運営している「あき乃」代表の鹿田と、アンカーホテルを運営している「サン・クレア」の細羽代表は、以前から交流がありました。

そして、分野は違うけどいっしょに協力して何か地元のためにやってみたいと話をしていたんです。

その後、アンカーホテルがオープンすることになったとき、細羽代表から鹿田に、協力の要請がありました。
「今こそ、昔の二人の夢を実現するとき」ということで。

そのような経緯があったので、アンカーホテル内にアンカーバーをオープンすることになりました。

オープンしたのは、アンカーホテルと同時の2018年(平成30年)12月でした。

ですから、アンカーバーのコンセプトなどもアンカーホテルと統一したものとなっているんです。

ホテル内という立地を生かし、地元の人と旅人との交流を

アンカーバー:オブジェクト
アンカーホテルならびにアンカーバーのコンセプトとは?

川越
アンカー(Anchor)とは、英語で船のイカリ(錨)のこと。
イカリは船を港に停泊させるために使います。

そこから「人と街とアンカリングする(=繋ぐ)」をアンカーホテルのコンセプトにしています。
もちろん、アンカーバーも同じコンセプトですよ。

人と街のアンカリングとは?

川越
宿泊している人と地元に住んでいる人の交流を生み、福山という街を楽しむ拠点として、アンカーホテルやアンカーバーを使ってもらうことです。

アンカーバーはホテル内にあるので、いろいろな地域から宿泊のお客様が利用されます。

いっぽう、ホテルの一階で通りに面したところの位置しているので、地元のお客様がフラッと立ち寄ることも多いのです。

当店はバーにしてはめずらしく、一面に大きな窓があります。
ですから通り沿いから店内のようすがわかるので、気になって寄っていただける地元のお客様も多いですね。

このような場所ですから、宿泊のかたと地元のかたで交流が生まれる場所となってほしいという思いがあります。

福山らしい・備後らしい食材にこだわり、地元の良さを感じてもらう

アンカーバー:店長 川越和昭さん
店内には福山らしさにこだわったものが使われているが。

川越
店内に福山らしさを感じるものを使っているのは、「福山」という街を話のタネにしてもらって、交流のきっかけにしてほしいという思いから。

もちろん、地元のかたでも福山について知らないこともあるので、地元に対しても福山の良さを知ってもらえればいいなと思います。

それはモノだけではありません。
食材や商品でもそうですね。

食材や商品でのこだわりは?

川越
食材・商品は福山だけでなく、周辺地域のものも含めての地元のものを使っています。

たとえば、シトラス・ジントニックなどに使うミカンなどの柑橘は、尾道市瀬戸田町の生口島産のものです。

広島県廿日市のクラフトジン「桜尾」もそうですね。
あとは、フルーツカクテルに使う季節のフルーツも、福山周辺で栽培されたものを使います。

ホットドッグも地元のパン屋や精肉店のものを使っており、人気です。

またミカンやショウガ、スパイスなどを漬け込んで使っていますが、それらはすべて店で漬け込んだもの。

福山らしい・備後らしい食材にこだわって地元の良さを感じてもらうこと、店でつくったオリジナルのものを使ってアンカーバーの良さを感じてもらうことが、店のこだわりですね。

副業アルバイトから入社と同時に店長へ大抜擢

アンカーバー:店長 川越和昭さん
川越店長の入社の経緯、アンカーバーの店長になった経緯は。

川越
もともとお酒が好きでした。
でもバーテンダーになるつもりはなかったんです。

ずっと工場の現場作業の仕事をしていました。

同じころ、友人がバーで働いていたことがきっかけで、バーに興味を持ちました。
その友人の紹介で、アンカーバーを運営するバー「あき乃」でアルバイトをすることになったんです。

バーでのアルバイトは副業として?

川越
はい。副業です。
ですから昼に工場勤務をして、それが終わったあと、夕方からバーで仕事という生活でした。

正直、肉体面ではしんどいときもありました。

でもそれ以上にバーの世界やお酒の奥深さに対する興味が強くなってきて、のめり込んでいったんです(笑)

アルバイトでしたがいろいろな経験をさせてもらい、知識や技術を習得できました。

そしてアンカーバーをオープンするときに、あき乃の代表から直接声をかけていただき、店長に抜擢されたんです。

アンカーバー:カクテル
入社していきなり店長をまかされたのは、大変では?

川越
そうですね。 大変なことも多いですが、おかげさまで先輩がたやお客様に支えられて乗り切れています。

正直驚きましたし、入社と同時に新規オープン店舗の店長ですから、不安もありました。

でもうれしかったですし、やってみたいという挑戦心もあったので、ダブルワークを辞めてあき乃に入社することに決めたんです。

アルバイト時代にいろいろ経験させてもらったとはいえ、アルバイトと社員は違うことも多いです。

また店長という立場になったので、指示される側と指示する側という立場の違いにとまどいもありました。

どのように技術を磨いたり、知識を学んでいったりしたのか?

川越
もちろん先輩がたに教わったのが大きいです。

さらにバーテンダーの大会などが開催されるのですが、それに参加して技術に磨きをかけています。

また日本バーテンダー協会が主催する、バーテンダーの認定試験があります。
認定試験合格もひとつの目標としてきましたね。

筆記試験と実技試験があるのですが、認定試験にも無事合格しました!

アンカーバーを通じて福山の魅力を知ってもらいたい

アンカーバー:店長 川越和昭さん
今後の抱負は?

川越
やはり、アンカーホテルの中にあるのでいろいろなところからお客様が当店にやって来ます。

ですから、今後も福山の魅力を当店を通じて知ってもらえるようにがんばりたいです。

私自身もお客様とコミュニケーションを取りながら、福山の良いところのお話をしているんです。

もちろん地元のお客様にも、もっと福山を好きになってほしいと思います。

あとはバーテンダーとしての技術や知識の向上を少しずつ続けていきたいです。

福山の魅力を味わえるアンカーバー

アンカーバー:外観

アンカーホテルとともに福山らしさを感じる空間のなかで、福山や周辺地域の食を楽しめるアンカーバー。

旅行者はもちろん、地元の人が行っても満足ができるバーです。

アンカーバーはコンセプトのとおり、地元のかたと旅行で福山を訪れたかたの交流が自然と生まれる「港」のような場所だと感じました。

地元の食材を使ったカクテルは、ぜひ味わってほしいと思います。

またホットドッグとカレーも絶品でした。
アンカーバーはフードも魅力的だと思います。

誠実でありながら、どこか少年のような初々しさも感じる川越店長を筆頭とした、スタッフとの会話もポイントです。

ぜひ、アンカーバーでドリンクやフードを楽しみながら、福山の夜を満喫してみてください。

ANCHOR BAR with あき乃のデータ

アンカーバー:外観
名前ANCHOR BAR with あき乃
住所広島県福山市城見町1丁目1-10 (アンカーホテル1階)
電話番号084-921-4025
駐車場なし
営業時間午後5時〜午前0時 (午後11時30分オーダーストップ)
定休日
連休の場合は営業し、代わりに連休最終日に休業
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
予約の可否
予約は以下の方法にて
電話
・あき乃グループのLINE@
あき乃グループ 公式インスタグラムのダイレクトメッセージ
あき乃グループ 公式フェイスブックのメッセージ
座席全24席
・カウンター:10脚
・4人がけテーブル席:3卓
・2人がけテーブル席:1卓
タバコ
トイレ
子育てベビーカーでの入店可能
バリアフリー・車椅子での入店可能
・トイレは車椅子非対応
ホームページあき乃グループ 公式インスタグラム
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アサノ

フリーランスで活動するプロの取材・インタビューライター、フォトライター。地域の文化・地理・歴史・食べ物などに精通。カメラ片手に街を散策、あなたの知らない備後地方を切り取り、備後の奥深さを伝えます!

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