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カサオカスケッチ ~ 笠岡市のヒト・モノ・コトが織りなす魅力を伝えたい。定住促進センターの願いがつまったプロジェクト

カサオカスケッチ ~ 笠岡市のヒト・モノ・コトが織りなす魅力を伝えたい。定住促進センターの願いがつまったプロジェクト

知っとこ / 2021.05.07

定住促進センター所長・小林さん、主事・片山さんにインタビュー

定住促進センター小林さんと片山さん
片山 詩央里さん(左) 小林 健一郎さん(右)

KASAOKA SKETCHプロジェクトを通して、笠岡市の魅力をPRし移住定住に結びつける活動をしている定住促進センターの小林さんと片山さん。

カサオカスケッチを発行するようになった経緯や、カサオカスケッチに込めた想い、今後の定住促進センターの取り組みなどについて聞きました。

フリーマガジン カサオカスケッチを創刊した経緯

カサオカスケッチ 01

カサオカスケッチを創刊することになった経緯は?

片山(敬称略)

フリーマガジンの構想は2020年の秋ごろから出ていました。

それまでInstagramなどのSNSを使った広報活動をしていましたが、Webの情報をキャッチできないかたもいて、そのかたたちに情報を届けるためには、やはり紙媒体が必要だと。

紙媒体で発行するなら、だれもが気軽に手にとってもらえるフリーマガジンというスタイルにしようと決めて準備を始めました。

カサオカスケッチ 01でパン特集にしたのは?

片山

フリーマガジンのカサオカスケッチは、30代の女性を読者層として想定しています。

今、パンマルシェや高級食パンなどが30代女性の気になるものの上位にきていると感じています。

カサオカスケッチ 01は創刊号なので、まずは1人でも多くの人に手に取ってもらうために関心が高いパン特集でいくことにしました。

パン特集にすると決めたあとは、広報アドバイザーと相談しながら創刊号で取り上げる笠岡のパン屋さんやベーカリーをピックアップして取材交渉を始めたんですね。

いろいろとお店を回らせてもらい、最終的にたくさんのお店に協力していただけたのは本当にありがたかったです。

カサオカスケッチを創刊する過程を楽しむ

定住促進センター片山さん

カサオカスケッチが出来上がるまでに大変だったなあと思ったことは?

片山

誌面とか今まで作ったことがなくて、ほんと一から作り上げていきました。

ライターさん必要ですよね?どうしようというところから始めて(笑)

大変だったこと…何が大変だったかなあ。

確かにすべてが大変でしたけど、創刊まで怒涛(どとう)のように過ぎていったのでそう感じる時間がなかったような。

定住促進センター小林さん

小林(敬称略)

初めて作るわりには、うまく進んでいったなという印象ですね。

業者さんに丸投げすれば、スムーズに作ってくれるんでしょうけど、すべてうちでやったので、個々にメンバーを選ぶところから始めていったりと手探りで大変でした。

でも、いろいろなつながりがつながりを呼んで、いい方向で進められたかなと思います。

片山

お店の選定から企画から全部、ライターさんデザイナーさんといっしょに私たちで考えていった感じですね。

お店のアポイントを取ったり企画の説明をしたりという部分は私がしたんですけど、そのあとはライターさんを含めて構成をどうするとかを考えるなどの作業があったり。

カサオカスケッチができたあとは、取材先へお礼に行ったりとやることが多く、大変といえば大変でしたけど(笑)

小林

楽しんでやっている感じはしていましたね。

行政っぽくないと言われるんですけど、今まであったようなものを作るのではなく、作ったことがない部署が作るんだから思ったようにやってもらったらいいなと。

カサオカスケッチは笠岡市内の人にこそ読んでもらいたい

カサオカスケッチ 01

カサオカスケッチをどのような人に読んでもらいたいですか?

片山

笠岡市内と近隣のかたに読んでもらいたいですね。

福山などはお出かけ圏内だと聞くんですが、たとえば笠岡ベイファームに来たあとに笠岡市内のどこに行こうか、行ったらよいのか、場所の情報が届いていないんです。

その情報を届ける役割を、インターネット上ではWeb版のKASAOKA SKETCHとInstagramがして、誌面ではカサオカスケッチを読み情報を得てもらえればいいなと考えています。

笠岡は平均点で住みやすい町

道の駅 笠岡ベイファームの菜の花

片山

とりたててこれっというのは思いつかないんですが(笑)、住みやすいなと思います。

暮らす・生活するベースで考えると、アクセスもいいし静かだし、暮らしやすいです。

平均点で住みやすい町っていうのがよいところではないでしょうか。

都市部の恩恵を受けながら、豊かな自然に囲まれてやすらぎのある暮らしができますよね。

都会過ぎず田舎過ぎない両方のいいとこ取りできるちょうどいい町。

笠岡は、生活する上で問題なく不便もなく暮らせる町だと思います。

小林

私自身はずーっと笠岡に住んでいるんですが、笠岡好きですよ。

この仕事をしているから余計にそう思うんでしょうけど。

確かに対外的にみると、ここがという部分はないかもしれませんが、笠岡にあるいいところを地元の人にわかって理解してもらうのが一番かなと思っています。

そういう施策ができるのが定住促進センターではないかと思っているんです。

定住促進センター&カサオカスケッチの今後の展開について

定住促進センター片山さん

カサオカスケッチの今後の展開は?

小林

定住促進センターとしては、移住する人を増やす目的があるのですが、そのために補助金等の制度の活用をアピールしつつ、移住を決めてもらうには笠岡の魅力を知ってもらわないといけないんです。

私も以前、移住ガイドブックのようなものを作って使っていました。

カサオカスケッチはその用途に使うために作ってはいないんですが、笠岡の今を伝えるガイドブックのようなものとして使えると思っています。

カサオカスケッチを笠岡の魅力を伝える媒体、そして移住者のガイドブック的な2つの面で使えるようなものにしたいですね。

片山

いいと思います!

とりあえずフリーマガジンのカサオカスケッチは年間3回の発行を考えていて、次は夏号で2021年7月あたりの発行を目指して動いていきたいと思います。

「がんばっている人」を笠岡市の魅力にしていきたい

定住促進センター片山さん

片山さんが笠岡の発展のためにやってみたいことは?

片山

私自身、笠岡市役所に勤め始めて5年、笠岡に住むようになって2年なんですけど、笠岡には個人でがんばっている若い人がけっこういらっしゃるんですよ。

そのなかに、もっとブランドとして目立ってもいいと思うストーリーを持っている人も多いんです。

モノではなくがんばっている人が笠岡市の魅力になったらいいなと。

移住者が多いところはパイオニア的な人がいて、人が人を呼んでくるいいサイクルが生まれているんだと思います。

笠岡でもそうなると移住者が増えたりすると思うので、笠岡でがんばっている人をもっと表に出していきたいと考えています。

行政としてどこまでできるかはわかりませんが、「人がいい町人ががんばっている町」をもっと表に出していきたいですね。

がんばっている人に共感した人が集まることで、関係人口が増えればいいなと思います。

おわりに

カサオカスケッチとポストカード

笠岡市のプロモーション活動を観光とは違う方向で取り組んでいる笠岡市定住促進センター。

KASAOKA SKETCHのプロジェクトで笠岡の魅力を伝え移住定住につなげていきたい!という小林さんと片山さんの想いがインタビューから伝わってきました。

「定住促進センター」という固い部署名から想像がつかない柔軟な考え方行動力が、定住促進センターの強みだと思います。

笠岡市でがんばっている人自体を笠岡市の魅力にしていきたい
今後のビジョンを実現するために、いろいろな施策を私たちに見せてくれるでしょう。

2021年2月に開催したフォトコンテストの第2弾、カサオカスケッチ Instagram フォトコンテスト「笠岡のおいしいもの」が2021年5月1日から5月31日まで開催されています。

笠岡市定住促進センターは定住移住人口を増加させるために、笠岡の魅力を発信し続けています。

夏にはフリーマガジン・カサオカスケッチ第2号が発行予定。

笠岡の魅力がつまったカサオカスケッチをまだ見ていないかたは、ぜひ手にとって見てくださいね!

カサオカスケッチのデータ

名前カサオカスケッチ
期日
場所発行:岡山県笠岡市中央町1-1 笠岡市役所 定住促進センター
参加費用(税込)
ホームページカサオカスケッチ
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ニシヤマ

ニシヤマ

岡山県笠岡市在住。
教育支援事業、Webライター、シニア向けIT活用セミナー講師など複業実践中のフリーランス。お米も作っています。

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