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おやまのいろどり市 ~ 山野町を元気にし、山野町で元気になる、あたたかいイベントへ行こう

おやまのいろどり市 ~ 山野町を元気にし、山野町で元気になる、あたたかいイベントへ行こう

伝えとこ / 2022.05.09

福山市の北端に位置する山野町は、きれいな水と豊かな自然に恵まれた地域です。

山野峡キャンプ場やワイナリーがあり、農業が盛んな山野。

少しずつ若い移住者が増えてきて、新しい動きが生まれている地域でもあります。

そんな山野の魅力を知ってもらおうと、2018年の春から始まったイベントが「おやまのいろどり市」です。

開催は春と秋の年2回。

2021年11月21日(日)に開かれた「おやまのいろどり秋市」と2022年5月3日(火)に開かれた「おやまのいろどり春市」のようすを紹介します。

記載されている内容は、2022年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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おやまのいろどり市とは

明治期には約2,000人だった山野町の人口は、2021年現在約600人。

この地域を元気にするために、まずはたくさんの人に山野のことを知ってほしい。

そんな気持ちから2018年に始まったのが「おやまのいろどり市」です。

はじめのうちは、実行委員が知り合いに声をかけて出店者を集めていました。

チラシ前面
おやまのいろどり秋市チラシ

今では出店者が知り合いに声をかけ、福山市や周辺の地域からもたくさんのお店が集まります。

チラシ裏面
おやまのいろどり秋市チラシ(裏面)

山野に訪れるきっかけになり、山野のことを好きになってくれる人がひとりでもふたりでもふえてくれたらうれしいです。一緒に山野を楽しみましょう」(おやまのいろどり市実行委員のメッセージ)

この言葉には、イベントへの思いがぎゅっと込められています。

会場の山野農村公園では、のぼりがお客さんをお出迎え。

のぼり

「おやまのいろどり秋市」当日、農村公園の駐車場はいっぱいでした。

駐車場

2021年おやまのいろどり秋市のようす

これまでに6回開催されているおやまのいろどり市。

2021年秋は、実行委員の人が「今までで一番お客さんが多い」というほどの賑いでした。

そのようすの一部を紹介しましょう。

食べ物・飲み物

過去のいろどり市では食べ物や飲み物がかなり早いうちに売り切れてしまった、との反省から今回は飲食関係の出店を増やしたそうです。

それでも、人気のお店では午前中から売り切れが続出!

お目当てのお店の商品は、早めの購入がおすすめです。

お弁当やラスク、たこ焼き、カレーなど、たくさんのお店が並んでいました。

飲食エリア

▼受付の机に積み上げられていたのは、山野町で採れた天然の はちみつです。

明日花のはちみつ

「スーパーマーケットで買う はちみつとは全然違うのよ」と聞き、さっそく購入してみました。

粘度の低いさらりとした はちみつで、パンに塗るとすっと染み込んでいきます。

雑味のない豊かな甘みは、何にでも合いそうです。

自然の恵みが体に元気を与えてくれる気がしました。

▼山野町の野菜やこんにゃく、手作りのお餅などもあります。

山野の野菜

新鮮な山野の野菜の魅力をぜひ、味わってみてください。

野菜がおいしいと、とくに手をかけなくても、とびきりおいしい料理になりますよ。

▼山野町で採れた野菜やそば粉を使ったヴィーガン料理の「free style(フリースタイル)」。

Freestyle

▼クレープを注文しました。

そば粉のクレープ

甘みと旨みが詰まった野菜をソテーして、ニンニクやスパイスを効かせたトマトソースを添え、香ばしいそば粉のクレープで包んでいます。

体が喜ぶ味でした。

▼「日本畜産」のポトフは、毎年大人気だそうです。

もち豚ポトフ

福山ブランドとして知られる「瀬戸のもち豚」と、たっぷりの野菜が入っています。

大きな自家製ベーコンが入っていて、満足感もたっぷりです。

熱々のスープをすすると、思わず「ああ、おいしい」と声が漏れてしまいました。

▼「pasión(パシオン)」は、地元の魅力的な素材を使ったパウンドケーキやスコーン、キッシュを販売しています。

pasion

▼迷いに迷って、スコーンを5種類、1つずつ買って帰りました。

スコーン

お店のかたにすすめられた「すだち」は、なんともいえないよい香りで、ずっと嗅いでいたいほど。

食べるとさわやかな酸味が感じられます。

良質の材料を使って大切に作られたスコーンだということが、噛みしめるたびにわかります。

山野産の小麦粉を使った「やまのっ粉」は粉の旨さがしみじみと感じられる品でした。

▼初出店の「ルヴァンヴェール」は、沼隈町のワインバー「田丸屋」の2階にあるパン屋です。

ルヴァンヴェール

自家製天然酵母を使ったパンと香り高いコーヒーが、目の前で飛ぶように売れていきました。

▼沼隈町の仕出し料理店「甚ごろう」と、ルヴァンヴェールのコラボレーションで生まれた「だし巻きサンド」と「イングリッシュマフィン」。

だし巻きサンド

ふんわりと焼き上げられただし巻きを、パンがやさしく包み込みます。

キリリと効かせたカラシがたまりません。

有機レーズン酵母のイングリッシュマフィンは、中にクリームチーズが入っています。

独特の弾力のあるパンの旨いこと旨いこと。

すっかりルヴァンヴェールのファンになってしまいました!

▼無料でそばがきを提供していたのは、福山市立大学の学生グループ「DOFY(ドフィー)」です。

DOFY

学生たちは、山野の町について考える拠点として、山野町内に古民家を借りています。

この古民家の内側に廃材を材料としたシェルターを作る実験を進めたり、イベントに参加したりして、積極的に山野のあり方を考えているところです。

その古民家前の畑で、福山市立高校の生徒たちと一緒に育てたソバを粉にして、来場者にふるまいました。

あまり食べる機会がなくなったそばがきを懐かしむ人や、初めてのそばがき作りに歓声を上げる子どもたち、さまざまな声が聞かれる楽しい雰囲気です。

▼会場の一角には、学生たちの手作りの滑り台やハンモックも。

滑り台

天然の葉っぱのプールも格好の遊び場です。

子どもたちはきゃあきゃあと楽しそうに滑り込んでいました。

その姿を学生たちは温かいまなざしで見守ります。

DOFYはこれからもさまざまな形で、山野町の魅力を発信していくそうです。

DOFYパネル

雑貨・ワークショップ

雑貨やワークショップのお店もたくさん出ていました。

雑貨・ワークショップ

▼山野町にある「藍屋テロワール」は、藍の栽培から染色までを一貫して手掛けています。

藍屋テロワール

この日用意されていたワークショップは、靴下の藍染め。

デニムを作るときに出る残糸でつくられた靴下は、やわらかな手触りで気持ちよく足を包んでくれます。

国内でも稀少な天然藍染の体験は、きっと心に残ることでしょう。

次のチャンスには、絶対に体験するつもりです!

▼尾道市の向島から出店の「アトリエ綯う-nau-」。

アトリエ綯う

刺繍のアクセサリーとドライフラワー、エシカルグッズのお店です。

実はこちらのドライフラワーは他の場所でもよく目にしていたのですが、刺繍作品を見るのは初めてでした。

なんてかわいいのでしょう!

3つで一組のピアスやイヤリングは、その日の気分で組み合わせを変えて楽しめるように作っているそうです。

綯うのアクセサリー

▼笠岡市の「花と刺繍CoRte(コルテ)」が作るのは立体刺繍のアクセサリー。

CoRte

秋の山野のイメージに合わせ、どんぐりやモミジのタネなど、木の実をモチーフにした作品を用意したとのことでした。

本物のどんぐりを使って糸を染め、その糸でていねいに刺繍して作ったという、どんぐりのアクセサリーのかわいらしさときたら!

次は手に入れたいと憧れている作品のひとつです。

山野中学校の生徒たちの、山野オリジナルグッズはいかがでしょうか。

山野中学校

クリアファイルやしおり、絵手紙などには、山野への愛がいっぱいに詰まっています。

たくさんの人が、お気に入りのものを見つけていました。

雑貨エリア全体

ライブ

会場には心地よい音楽が流れています。

歌あり、楽器の演奏あり。

山野の空気の合間を流れる生演奏を、お客さんたちはゆったりと楽しんでいました。

ライブ

2022年おやまのいろどり春市のようす

おやまのいろどり春市のようす

2022年5月3日(火)に開催されたおやまのいろどり春市では、飲食、雑貨など45店舗が出店。

新緑のなか、お天気にも恵まれたこの日は、前回の秋市にも増して大勢の人で賑わいました。

食べ物

人気のお店には長い列ができています。

人気のお店

▼春市を巡り、食べたなかでその味にうなったのが「SIMA亭」の牛ホホ肉の赤ワインソース(税込700円)。

SIMA亭の牛ホホ肉の赤ワインソース

山野峡大田ワイナリーの赤ワインでホロホロになるまで煮込んだホホ肉のおいしさは、ほっぺたが落ちそうなほど。

添えられたパンやマッシュポテトも、お肉にぴったりでした。

SIMA亭のみなさん

▼「RE:BIRTH」のスパイスカレーは、赤米を入れたご飯とカレーのバランスが絶妙!

RE:BIRTHのスパイスカレー

▼「やまの彩菜」のバラ寿司は、春らしく添えられたつくしがアクセントになっていました。

やまの彩菜のバラ寿司

▼「こめじるし」の米粉のシフォンケーキ(よもぎ)は、ふわっふわの食感とやさしいよもぎの香りがたまりません。

こめじるしの米粉シフォンケーキ

春市にあふれる笑顔

ステージでの演奏

ステージではどの世代も楽しめるような音楽が奏でられ、聞く人の気持ちを癒します。

雑貨エリアにもさまざまなお店が並びます。

雑貨エリア

お目当ての品を手にした人たちの、楽しそうな笑顔があふれていました。

温かい手作りイベント、おやまのいろどり市

おやまのいろどり市

好天にも恵まれ、たくさんの人で賑わいました。

会場で感じたのは、山野の自然の豊かさと、山野に関わる人たちの温かさです。

お客さんもお店の人も、みなさん素敵な笑顔でした。

これまでのアンケートによると、人に誘われておやまのいろどり市を訪れる人が多いのだそうです。

そして、実際に来て雰囲気を気に入ったお店のかたが、「出店したい」と申し出てくれることも増えているのだとか。

山野のことを好きになってくれる人が、ひとりでもふたりでも、ふえてくれたらうれしい」という、実行委員の皆さんが初めに抱いていた思いは少しずつ形になり、広がっているのではないかと感じました。

またぜひ訪れたい、そして山野のことをもっとよく知りたいと思います。

おやまのいろどり市のデータ

おやまのいろどり秋市
名前おやまのいろどり市
期日春と秋の年2回開催
午前10時~午後2時
場所山野農村公園 福山市山野町大字山野11894
参加費用(税込)
ホームページおやまのいろどり市
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山口 ちゆき

山口 ちゆき

Webライター。夫と息子2人の4人家族。毎日どんなごはんを食べようかと考えている食いしんぼうです。お菓子作りと読書が好き。

おやまのいろどり市

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