福山市の郊外、赤坂町の住宅街にひっそりと佇む、小さな雑貨店があります。ここがお店だと気づいていないかたも多いかもしれません。
しかし一歩中に入ると、全国から選りすぐって集められた、ステキな物語を持つ作品がずらりと並んでいます。
広島市内や四国などからも熱心なファンが通うという、雑貨店tricoter+(トリコテ)。
なぜこのお店にこんなにも惹きつけられてしまうのか、その秘密を探ってきました。
記載されている内容は、2021年7月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
tritoter+(トリコテ)のデータ

名前 | tritoter+(トリコテ) |
---|---|
住所 | 福山市赤坂町赤坂1214-11 |
電話番号 | 070-4810-4252 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 午前10時30分~午後5時30分 |
定休日 | 火、水 休業日についてはブログやFacebookで要確認 |
支払い方法 |
|
ホームページ | わがまま気まま雑貨店 |
電車での行きかた
JR山陽本線備後赤坂駅で下車します。お店までは徒歩約10分の道のりです。
駅を出て左、松永方面に進み、「滑石(すべりいし)踏切」を渡りましょう。
次の四つ角を左に曲がります(ちなみに、ここを右に曲がると福山市立中学校・高校です)。
次の分かれ道も左です。ここから約140m進むと到着です。
車での行きかた
福山市中心部から国道2号線を西へ向かいます。
バイパスと国道54号線の分かれ道(太陽家具のある交差点)で右へ進み、2つめの信号(角にエネオスがあります)を左折します。
踏切を渡って、次の四つ角を左折、次も左折(JRを利用した道順の場合と同じ道です)。
あるいは、太陽家具の交差点を直進して、次の信号(赤坂バイパス草戸ランプ)で右折。
そのまま川沿いの道をまっすぐ進みます。少し細い道なので気をつけて進んでください。
橋が見えたらこれを渡って左へ。
次も左に進んで。
120mほど行くと到着です。
住宅地にひっそりと佇む雑貨店tricoter+(トリコテ)
一見普通のお宅のような外観なので、知らない限りここがお店だと気づく人はいません。
「3回目でようやく見つけたわ~」というお客さんも多いのだとか。

かろうじて目印になるのが、木の看板です。看板が出ているときは営業中。休みのときには「お休みです」の看板が出ます。
「でも、ときどき看板を出し忘れちゃうんですよね。カーテンが開いているときは営業してますので、見るだけでもぜひどうぞ」と、オーナーの佐藤さん。

お店の名前の「tricoter+」は、フランス語で「編む」という意味です。
お客さんと作家さんとお店とで、いろいろな物語を紡いでいくようにと、名付けられました。
小さな「+」をよく見ると、ちょこんと矢印がついています。
実はこれ、プラスではなくて羅針盤。お店の思いや方向性を見失わないように、との意味が込められています。
お店のロゴのツバメは、作家さんにデザインしてもらったそう。
羅針盤をくわえて「お客さんを素敵な作品へと導くよ」と言っているのかもしれませんね。

物語のあるこだわりの作品が並ぶ
お店の中には、ていねいに愛情をたっぷりと注いで作られた作品が並んでいます。
少し店内を見ていきましょう。

さまざまな木の自然の色をそのまま使った素朴なブローチ。

画像右側にある星型ブローチの縫い目も、一つひとつ削った木を埋め込んで表現されています。なんと手の込んだ作品でしょう。
やさしい風合いのアクセサリーに使われているのは、1920年代から1960年代にかけて作られた希少なヴィンテージビーズです。

温かみのある表情がたまらない、羊毛フェルトの作品。

布を染めて一つひとつ作られた花のアクセサリーは、同じものがありません。

非常に繊細な絵付けの小皿は、作家さんご夫婦の合作です。生きているようなカエルの躍動感!

色も素材もさまざまな革でできた、がま口やポーチなど。好みのものを選ぶ楽しみがあります。

スペインタイルの技法と日本の材料とで作られた創作タイル。

本物の花と見まごう、立体刺繍の作品。2021年8月には、この作家さんのイベントが予定されていますよ。

ブローチや小さな額絵は、見るほどにじわじわと面白さが伝わってきます。

ワイヤーだけで、こんなにも表情豊かなカエルたちが生み出されるとは。

どの作品にも、作家さんの思いと物語が込められています。
物語とともにお迎えしたあとは、一緒に新しい物語を紡いでいきたくなる、そんな作品ばかりです。
毎月企画されるイベントには常連さんが通う
ほぼ毎月、tricoter+ではイベントが開かれています。
一人の作家さんの作品を集めたり、ひとつのテーマで集められた何人かの作家さんの作品が並んだりと、さまざまです。
毎月、新しい出会いを楽しみに足繁く通う常連さんも多いのだそう。
取材に訪れた2021年7月のイベントは「暮らしと花 展 刺繍と花とあれこれ 綯う(なう)-nau-」。
ドライフラワーを使った、リースやブーケなどが並びました。

イベント時には店内の半分~3分の2ぐらいがイベントの作品、残りが常設の作品となります。
さまざまな表情を見せる、アレンジかごやブーケ。

暮らしに優しい彩りを添えてくれる花たちです。

次のイベントでは、繊細な立体刺繍の草花が並びます。
可憐な草花をモチーフに、一つひとつていねいに糸から作られた立体刺繍。
決して派手ではない、けれどもキラリと輝く作品が、普段の暮らしを少しワクワクするものにしてくれそうです。

続いて、tricoter+オーナーの佐藤真一(さとう しんいち)さんに、お店を開いた経緯やこだわりなどをインタビューしました。
tritoter+(トリコテ)のデータ

名前 | tritoter+(トリコテ) |
---|---|
住所 | 福山市赤坂町赤坂1214-11 |
電話番号 | 070-4810-4252 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 午前10時30分~午後5時30分 |
定休日 | 火、水 休業日についてはブログやFacebookで要確認 |
支払い方法 |
|
ホームページ | わがまま気まま雑貨店 |
日程 :2021年8月7日(土)~15日(日)
営業時間:午前10時30分~午後5時30分 会期中無休
場所 :tricoter+