観光に行ったら、テイクアウトできる食べ物や飲み物を片手に散策するのも楽しいですよね。
また、お土産選びや土地ならではのアイテムを探すのも魅力ではないでしょうか。
福山市を代表する景勝地・鞆の浦には、テイクアウトグルメとオリジナリティーある商品選びを同時に楽しめる店があります。
それが「鞆一商店 (ともいち しょうてん)」。
鞆一商店は、鞆の浦を代表する景観である常夜灯がある「常夜灯広場」にあります。
フードとドリンクのテイクアウトと、地元ならではの食品・雑貨などを販売する複合ショップです。
牡蠣を丸ごと押しつぶした巨大な「海鮮せんべい」、鞆一商店オリジナルワインである「瀬戸内みさきワイン」など、魅力的な商品がそろっています。
鞆一商店は観光で鞆の浦に来たかたも、地元のかたも楽しめる店です。
そんな鞆一商店を、鞆の浦の景色とともに紹介していきましょう。
記載されている内容は、2020年12月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
鞆一商店のデータ
名前 | 鞆一商店 |
---|---|
住所 | 福山市鞆町鞆843-1 |
電話番号 | 084-983-1282 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前10時〜午後6時 |
定休日 | 水、木 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 可 商品の取り置き可能(小売商品のみ) |
座席 | 全7席 ・カウンター席:7脚 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカー入店可能 |
バリアフリー | バリアフリートイレ 車椅子での入店可能(入口に多少段差があるが店員が介助する) |
ホームページ | 鞆一商店 公式インスタグラム |
鞆一商店には駐車場がないので、自動車で来た場合は近隣のコインパーキングを利用しましょう。
公共交通機関を利用する場合は、JR福山駅南口にある駅前ロータリーの5番乗り場から、トモテツバス「鞆線」に乗車してください。
「鞆の浦」または「鞆港」バス停で下車します。
鞆の浦バス停からは、南西へ約450メートル。
鞆港バス停からは、西へ約250メートルです。
常夜灯の広場の入口、進行方向右側に鞆一商店があります。
鞆一商店は鞆の浦の象徴・常夜灯広場にあるテイクアウトと小売の複合ショップ
鞆一商店は、鞆の浦のシンボルといえる常夜灯の前「常夜灯広場」の入口にある店です。
▼目の前は海で、雁木が広がる風光明媚な景色が楽しめます。
▼鞆一商店の店舗は、昔ながらの建物をそのまま生かしたもの。
そのため、周囲の雰囲気に調和しているのです。
▼店内も昔の雰囲気を残しています。
もともと鞆一商店がある建物は民家でした。
▼そのため柱や天井など、ところどころに民家だったころの面影が見られます。
鞆一商店は、飲食のテイクアウトと小売の複合ショップです。
テイクアウトでは、鞆の浦や福山・瀬戸内の食材にこだわったグルメやドリンクが楽しめます。
そして小売では、鞆の浦や福山・瀬戸内でつくられた食品から雑貨などを販売。
鞆の浦の土産物選びにピッタリの店なのです。
テイクアウトは鞆の浦散策をしながら楽しんだり、雁木に座って景色を楽しみながら味わうのもおすすめ。
▼また、鞆一商店の店内には2ヶ所にカウンターが設置してあります。
▼カウンターに座って、テイクアウトメニューを楽しめます。
また、店内の奥側には多目的スペースもありました。
個展やワークショップ、イベントなどがおこなえるようになっています。
なお鞆一商店は、同じ常夜灯前広場の3軒南にある「鞆の浦 a cafe」の姉妹店です。
鞆一商店のテイクアウトメニュー
鞆一商店は小売店であるとともに、テイクアウトが楽しめる店です。
▼鞆一商店のテイクアウトフードは、以下のとおり。
メニュー | 価格(税別) |
---|---|
瀬戸内の小魚フリットとゼッポリーネ | 600円 |
海鮮せんべい | 500円 |
▼ドリンクは以下のとおりです。
メニュー | 価格(税別) |
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瀬戸内みさきワイン(白・赤) | 600円 |
鞆の浦ハイボール | 600円 |
ヱビスビール | 600円 |
ハートランド | 600円 |
田尻産あんずビネガー・スカッシュ | 600円 |
岡山産もものビネガー・スカッシュ | 600円 |
ぶどうビネガー・スカッシュ | 600円 |
バタフライスカッシュ | 600円 |
レモンジンジャースカッシュ | 600円 |
「瀬戸内みさきワイン」は瓶(ビン)での販売もしており、土産におすすめです。
テイクアウトメニューのなかから、おすすめのものを紹介しましょう。
「海鮮せんべい」は牡蠣を丸ごとプレス!大きな見た目がインパクト大
鞆一商店のイチオシのテイクアウトメニューは、「海鮮せんべい」です。
海鮮せんべいは、生地に牡蠣(カキ)が入っています。
注文を受けてから焼き上げるので、熱々を楽しめるのもポイントです。
▼専用の焼き機で焼き上げていきます。
▼見事に平べったく、コンガリと焼き上がりました。
▼海鮮せんべいは、思ったよりも大きいサイズです。
人の顔が隠れるくらいの大きさがあります。
▼表面はコンガリとキレイなキツネ色です。
▼黒っぽくなったところが、牡蠣の部分。
海鮮せんべいは、香ばしい風味とパリッとした軽快な食感、そしてチーズの味わい、ときどき現れる牡蠣の風味がアクセントになっていておいしいです。
またとても大きいので、これを手に街を散策するとインパクトありそう。
「瀬戸内の小魚フリットとゼッポリーネ」
鞆一商店のもうひとつのおすすめテイクアウトフードは、「瀬戸内の小魚フリットとゼッポリーネ」です。
フリットとは、洋風の天婦羅(てんぷら)のようなもの。
ゼッポリーネは、イタリア・ナポリの海藻入りの生地をボール状にした揚げ物です。
▼注文を受けてから揚げていくので、熱々を楽しめます。
▼紙コップにあふれんばかりに盛りつけられていました。
▼なお、海鮮以外にゴボウのフリットも付いています。
フリットの内容は日々変わり、使われる海鮮は瀬戸内産のものです。
▼取材時は、瀬戸内海産の牡蠣とゴボウでした。
▼一口サイズの牡蠣のフリット。
香ばしい衣の風味と牡蠣の風味がよく合います。
▼ゴボウのフリットも食べやすいサイズ。
コリコリとしたゴボウ特有の歯ごたえと風味が衣の香ばしさとともに楽しめます。
▼ゼッポリーネは、フワフワとした食感がおもしろいです。
中に入っているのは、瀬戸内産のアオサ。
香ばしさと生地の味わいとともに、アオサの磯の風味が強く感じられます。
アオサがここまでタップリと入ったものはあまり食べたことがありません。
なので、アオサの風味がよくわかりました。
「田尻産あんずのビネガー・スカッシュ」
鞆一商店では、ドリンクもたくさんあります。
そのなかでおすすめが「田尻産あんずビネガー・スカッシュ」です。
酢(ビネガー)と、かつて鞆町だった市内の田尻町(たじりちょう)で採れたアンズを使っています。
なお田尻町はアンズの産地です。
▼田尻産あんずビネガー・スカッシュは黄金色をしており、中にはアンズ漬けが入っていました。
このアンズは、食べられます。
炭酸のさわやかな刺激と、甘さとそのなかに感じる酸味は、港の雰囲気のようにスッキリとした味わいです。
晴れた日には、ぜひ雁木に座って港を眺めながら飲みたいと思いました。
鞆一商店のおすすめ商品
鞆一商店は複合ショップなので、テイクアウトグルメのほか食品なども販売しています。
販売しているもののなかから、おすすめの商品を紹介しましょう。
「瀬戸内みさきワイン」は福山産ブドウを使った鞆一商店オリジナルワイン
「瀬戸内みさきワイン」(税別 2,500円)は、鞆一商店のオリジナルワインです。
取材時は、赤ワインが陳列されていました。
福山市瀬戸地区にあるブドウ農園で栽培された「ベリーA」品種を使っています。
栽培しているのは、なんと店主・坂谷さんの父親。
定年退職後に新たにブドウ農園を始めたそうで、1人で丁寧にブドウ栽培をしています。
その坂谷さんの父親が育てたブドウを、市内北部・山野地区にある山野峡大田ワイナリーが醸造し、瀬戸内みさきワインができあがるのです。
1年でつくられる瀬戸内みさきワインは、約200本。
瀬戸内みさきワインの赤ワインは、とてもフルーティーな香りと味わいです。
ワイン特有の渋みは控えめで、とても口あたりがよく飲みやすいワインだと思いました。
ちなみに、商品名の「みさき」は私の娘の名。
父からいえば孫です。
娘や孫のように、愛情を込めてつくられたワインといえるでしょう。
燻ゆりやの燻製食品と燻製調味料はいろいろな使いかたが楽しみ
「燻ゆりや(くゆりや)」は、鞆地区にある燻製(くんせい)工房です。
燻ゆりやがつくる燻製は、食品から調味料まであります。
燻製の調味料はめずらしくないでしょうか。
▼どんな味なのか気になる「燻製マヨネーズ」(税込 700円)。
マスタード入りのマヨネーズ(税込 750円)もありました。
▼いろいろな料理に活躍しそうな「燻製しょうゆ」(税込 900円)と「燻製オイル」(税込 900円)。
▼食品では「燻製ナッツ」(税込 400円)がありました。
燻製ナッツは、おやつやオツマミに食べてみたいです。
「鯛味噌」はごはんの供や酒のツマミに
「鯛味噌(たいみそ)」(税別 1,500円)は、鞆 肥後屋の商品です。
鯛味噌には、赤味噌味と白味噌味があります。
瀬戸内海の天然真鯛を、福山市の北隣・府中市名産の府中味噌とサンショウ・ショウガとともに煮込んでつくられた、鯛の佃煮です。
保存料・化学調味料などは不使用。
鯛味噌はごはんの供や、酒のツマミに最適ではないでしょうか。
「鯛めしの素」は鞆の浦の味を家庭で気軽に楽しめる
「鯛めしの素」(税別 750円)は、鯛めしを手軽に楽しめる商品です。
鞆の浦といえば鯛めしという人もいるほど、鯛めしは知られています。
鞆の浦の郷土料理といえる鯛めしが家庭で味わえるので、鞆の浦土産に最適でないでしょうか。
鞆の浦・福山の商品はほかにもたくさん
鞆一商店では、ほかにも鞆の浦や福山に関わる商品を取り扱っています。
▼鞆の浦にある雑貨店「MASUYA(マスヤ)」でも扱っていた「ゆくりか」のポストカード(税込 200円)。
▼福山市木之庄町にある「Haco Plus (ハコ プラス)」の商品もあります。
Haco Plusの手ぬぐい(税込 1,200円)やブックカバー(税込 1,000円)などがありました。
▼さらに「TAonTA (タオンタ)」のグッズも販売。
TAonTAは、鞆地区にある三暁(さんぎょう)という会社が展開しているブランドです。
三暁は船のイカリを製造する会社で、TAonTAはイカリ製造の技術を応用した製品などをつくっています。
鞆一商店ではイカリ型のオブジェクトのほか、イカリのイラストのTシャツなどを置いていました。
ほかにも鞆一商店では、さまざまな商品を扱っています。
インパクトある海鮮せいべいなどのテイクアウトグルメが味わえ、地元ならではの土産選びも楽しい複合ショップ・鞆一商店。
鞆一商店の店主・坂谷 督史 (さかたに ただし)さんへインタビューをしました。
鞆一商店のデータ
名前 | 鞆一商店 |
---|---|
住所 | 福山市鞆町鞆843-1 |
電話番号 | 084-983-1282 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前10時〜午後6時 |
定休日 | 水、木 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 可 商品の取り置き可能(小売商品のみ) |
座席 | 全7席 ・カウンター席:7脚 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカー入店可能 |
バリアフリー | バリアフリートイレ 車椅子での入店可能(入口に多少段差があるが店員が介助する) |
ホームページ | 鞆一商店 公式インスタグラム |