鞆の浦 a cafe(ア・カフェ) 〜 鞆の浦のシンボル・常夜灯前にある古い建物をリノベーションしたカフェ。瀬戸内の食材を使った料理が楽しめる

鞆の浦と聞いたら、どんな景色を思い浮かべますか？

雁木が残る港、高いところから見下ろした港の全景、そして大きな常夜灯ではないでしょうか。

その鞆の浦を代表する景観のひとつ・常夜灯の目の前にあるカフェが「鞆の浦 a cafe (ア・カフェ、以下 a cafe)です。

a cafeは、幕末に建てられた建物をリノベーションしたカフェ。
そのため、外観は鞆の浦の景色に溶け込んでいます。

また料理や飲み物は、鞆の浦をはじめ福山市・瀬戸内の食材を使っています。

鞆の浦の名物である鯛(タイ)やちりめんじゃこ、保命酒(ほうめいしゅ)、福山産のブドウ、瀬戸内産のレモンなどを使ったパスタやサンドウィッチ、飲み物などが楽しめるのです。

そんな鞆の浦の魅力が味わえるa cafeについて紹介します。

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a cafeは鞆の浦の常夜灯広場にあるカフェ

a cafeは、鞆の浦を代表する景観である常夜灯の前、「常夜灯広場」にあるカフェです。

そのため目の前はすぐ港で、雁木が広がり、海が広がるというロケーション。

▼さらに、店舗は古い建物をそのまま利用した趣のあるものです。

そのため鞆の浦の雰囲気に溶け込んでいます。

▼店内も古い建物をそのまま生かしながら、オシャレな空間に生まれ変わっているのです。

▼店内はテーブル席のみ。

▼テラス席もありました。

ドリンクなどはテイクアウトができます。

▼目の前の雁木に腰を下ろし、海を眺めながら味わうのもおすすめです。

a cafeのメニュー

a cafeのメニューは、おもに以下のような構成です。

• パスタ
• サンドウィッチ
• スペシャルフード
• デザート
• コーヒー、紅茶、ソフトドリンク
• アルコール類

このほか、ランチメニューもあります。
ランチタイムは、午後0時から午後2時までです。

パスタ

パスタは「鞆の浦パスタ」(1,200円)と「瀬戸内レモンクリームパスタ」(1,200円)があります。

鞆の浦パスタは、鞆の浦で手に入る時季ごとのさまざまな食材を使ったパスタです。

旬の時季や入荷状況によって、具材や内容が変わります。

鞆の浦パスタは以下から好きなものを選べるのです。

• トマトパスタ
• オイルパスタ
• クリームパスタ

「瀬戸内レモンクリームパスタ」は、オリジナリティーのあるパスタです。

瀬戸内レモンクリームパスタについては、のちほど詳しく紹介します。

a cafeのパスタに使っている麺は、基本的にすべて「リングイーネ」という種類です。
リングイーネは、平べったい形状をしています。

なお、パスタはすべてバゲット付き。
また、大盛はプラス300円です。

パスタは、このほかにランチタイムのみのパスタもあります。

サンドウィッチ

サンドウィッチは以下の種類があり、いずれも900円です。

• 厚切りベーコン、レタス、トマトのサンド
• やわらか生ハム、チーズ、トマトのサンド
• 小エビとアボカドのサンド
• てりやきチキンチーズサンド

このほかにランチタイムのみのサンドウィッチもあります。

スペシャルフード

パスタ、サンドウィッチのほかに「スペシャルフード」として「瀬戸内天然真鯛の味噌焼き」(900円)もラインナップ。

瀬戸内海で獲れた真鯛と新庄味噌を使っていて、さらに大葉の風味も香ります。

デザート

デザートは、カフェでの楽しみのひとつ。

おもなデザートは、以下のとおりです。

• パフェ
• ジェラート
• ケーキ

パフェは、ミニサイズのパフェとドリンクがセットになった「ミニパフェセット」(800円)も。

また、ケーキいもドリンクとのセット(800円)もあります。

コーヒー、紅茶、ソフトドリンク

ドリンクメニューも充実しています。

とくにコーヒーはエスプレッソコーヒーで、数種類ありました。
鞆の浦で本格的なエスプレッソが楽しめるのは、希少です。

そのほか紅茶やハーブティー、ほうじ茶などがあります。

またティーソーダやジュースといったものまで。

さらに瀬戸内で採れるレモンやブドウなどの季節のフルーツを使ったドリンクもあり、注目です。

アルコール類

アルコール類は、以下のとおりです。

• ワイン
• ビール
• 保命酒
• 鞆の浦ハイボール
• 港のレモン酎ハイ

ワインはイタリアワイン(白・赤)があり、注目は「瀬戸内みさきワイン」です。
瀬戸内みさきワインは、a cafeオリジナルのワイン。

地元・福山市瀬戸地区産のブドウを使い、市内で醸造されたもの。
しかも、ブドウはa cafe店主・坂谷さんの父親が栽培しています。

さらに、鞆の浦名産の保命酒も飲めるのは、鞆の浦ならでは。
保命酒ソーダやミルク割りがあるのもユニークです。

▼保命酒を使ったハイボール「鞆の浦ハイボール」にも注目。

アルコール類にも鞆の浦らしい・瀬戸内らしいメニューがありました。

ランチメニュー

a cafeでは、午後0時から午後2時までランチメニューを食べられます。

ランチメニューは、以下のとおりです。

ランチメニュー	価格(税別)
鞆の浦パスタ	単品：1,200円 セット：1,400円
瀬戸内ちりめんじゃことあみえびのペペロンチーノ	単品：1,200円 セット：1,400円
サンドウィッチ	単品：900円 セット：1,100円
瀬戸内鯛の味噌漬けと大葉のサンドウィッチ	単品：1,200円 セット：1,400円

鞆の浦パスタは、3種類のソースから選びます。
レギュラーメニューと選べるソースが少し違うのがポイントです。

サンドウィッチは4種類から選べます。

なお、サンドウィッチはハーフサイズも可能です。
ハーフサイズは単品450円で、セットは900円。

いずれのランチも、セットにするとドリンクが付きます。

おすすめのメニューを紹介！

たくさんあるa cafeのメニューのなかから、とくにおすすめなものを紹介していきます。

「瀬戸内レモンクリームパスタ」はとろみのあるクリームソースの濃厚な味わいにレモンのさわやかな風味が合う

a cafeの店主・坂谷さんがおすすめするのが、「瀬戸内レモンクリームパスタ」です。

真っ白なクリームソースをまとうパスタの上に、鮮やかな黄色のレモンの輪切りが載っていて、とてもインパクトがあります。

見た目も美しいと思いました。

▼レモンは、芸予諸島の大三島産です。

▼麺は、ほかのパスタと同じ「リングイーネ」という平たい麺。

坂谷さんによると、以前はパスタは丸い麺を使っていたそうですが、いろいろ試していくうちにリングイーネにたどり着いたそう。

▼クリームソースとリングイーネがよく絡みます。

クリームソースも濃厚そうで、おいしそうです。

瀬戸内レモンクリームパスタを食べると、濃厚でクリーミーなソースの風味とトロリとして舌触りが印象的。

同時に、レモンの酸味とさわやかな風味も広がってきました。

レモンの酸味・風味は強すぎず、良い具合にレモンらしさを感じます。
酸味や風味がクリームソースと意外にも合うと思いました。

さらにリングイーネは、とてもモチモチとした食感でクセになります。

麺はちょうどよい歯ごたえで、レモンの風味とクリームソースの味わいとともにおいしく食べられました。

▼なお、瀬戸内レモンクリームパスタにはバゲットが付いています。

「瀬戸内ちりめんじゃことあみえびのペペロンチーノ」は走島名産のちりめんじゃこがポイント

「瀬戸内ちりめんじゃことあみえびのペペロンチーノ」は、瀬戸内海で育ったちりめんじゃことあみえびをメイン具材に使っていて、ニンニクとトウガラシが効いています。

走島は、鞆の浦の南東約6.5キロメートルのところにある島です。
かつて鞆の浦と同じ旧 鞆町でした。

走島は、ちりめんじゃこの産地。

その走島のちりめんじゃこを使った、鞆らしいパスタです。

「瀬戸内鯛の味噌漬けと大葉のサンドウィッチ」は鞆らしさあふれる人気メニュー

「瀬戸内鯛の味噌漬けと大葉のサンドウィッチ」は、a cafeのメニューのなかでもとくに人気があります。

鞆名産の保命酒の酒粕とみりん、福山市の北隣・府中市の名産である府中味噌を使い、瀬戸内海で獲れた鯛を漬け込んだものをサンドウィッチにしています。

しっかりと鯛を漬け込んでおり、鯛のうまみがギュッと濃縮しているのです。

なお、瀬戸内鯛の味噌漬けと大葉のサンドウィッチはハーフサイズにできません。

「瀬戸内レモンスカッシュ」はレモンの酸味と炭酸でさわやかなのど越し

a cafeでは、レモンを使ったドリンクが人気です。

おすすめは「瀬戸内レモンスカッシュ」(600円)。

常夜灯が描かれたカップが鞆の浦らしさを演出しています。

レモンの輪切りが入っており、見た目もさわやかで美しいです。

レモンのさわやかな酸味とシュワーッとくる炭酸の刺激は、のど越しがとてもスッキリします。

暑い夏にはピッタリ。
海を眺めながら飲むのもおすすめです。

ほかに大三島産完熟レモンを使った「瀬戸内ホットレモネード」(500円)もあり、こちらもおすすめ。

鞆の浦を代表する景色・常夜灯の前で営業し、鞆の浦や瀬戸内らしいメニューが食べられる鞆の浦 a cafe。

店主・坂谷 督史 (さかたに ただし)さんへインタビューしました。

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