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ライターズ・イン・レジデンス尾道2022 〜 古民家ゲストハウスに物書きが集う滞在イベント!「空きP」の豊田雅子さんに聞くイベントへの想い

ライターズ・イン・レジデンス尾道2022 〜 古民家ゲストハウスに物書きが集う滞在イベント!「空きP」の豊田雅子さんに聞くイベントへの想い

知っとこ , 泊まっとこ / 2022.02.03

尾道のなかでも代表的な観光スポットである千光寺まであと一歩!という坂の中腹に建つ、ゲストハウス「みはらし亭」。

ここでは、1月中旬〜2月上旬のウィンターシーズンに合わせて「ライターズ・イン・レジデンス尾道」、物書きのための滞在イベントが開催されています。

今回は筆者が実際に参加したライターズ・イン・レジデンスのようすをレポート!

NPO法人 尾道空き家再生プロジェクトの代表理事・豊田雅子(とよた まさこ)さんに話しも聞きました。

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記載されている内容は、2022年2月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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物書きが集まる滞在イベント「ライターズ・イン・レジデンス尾道」とは

みはらし亭とねこ

今年(2022年)で5回目となる「ライターズ・イン・レジデンス尾道」は、現代の物書きたちが「みはらし亭」に長期滞在し、尾道の代表的な景観である坂道や細い路地といった古くからの町並み、そして地元の人との交流を楽しみながら、執筆活動を行なうイベントです。

尾道は古くから数々の作家やクリエイターと縁のある土地で、執筆活動だけでなくさまざまな創作の場となったり、映像作品の舞台となったりするなど、長年親しまれてきました。

部屋にこもって執筆活動に勤しむのもよし。まち歩きを楽しむのもよし。英気を養うのもよし。

ライターによって、それぞれの過ごし方が楽しめます。

ライターズ・イン・レジデンス尾道2022の概要

期間:2022年1月13日(木)〜2月3日(木)のうちの1週間単位

参加費:1週間15,000円(8畳の間のみ25,000円)

※1週間単位のみでの受付で日割り清算は不可。最長3週間宿泊可。

対象は小説家、エッセイスト、詩人、脚本家、漫画家、ブロガー、論文を執筆する学生、映画監督など幅広く、プロ・アマは問われません。

共同生活を営むゲストハウスでの滞在イベントなので、宿泊に際してはほかにもルールがありますが、基本的に「物書きである」「滞在中に創作活動をする」人であれば、県内外から誰でも参加可能です。

滞在場所は、尾道を一望できる絶景のゲストハウス「みはらし亭」

みはらし亭の外観

ライターズ・イン・レジデンスの舞台となるのは、千光寺に向かって登っていく坂の中腹にあるゲストハウス「みはらし亭」です。

この建物は1921年(大正10年)に建てられた別荘建築で、旅館としての歴史を経て30年近く空き家だった再生物件。

2009年に尾道空き家バンクに登録されて以来、NPO法人 尾道空き家再生プロジェクト(通称・空きP)が中心となって大改修工事が進められ、2016年の春にゲストハウスとして新しいスタートを切った経緯があります。

記事の後半では尾道空き家再生プロジェクトの代表理事・豊田雅子さんから詳しく話しを聞いたので、合わせて読んでみてください。

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「ライターズ・イン・レジデンス尾道」の参加レポート

みはらし亭

筆者は1月13日(木)〜1月20日(木)の日程で参加。

申し込んだのは昨年(2021年)の10月で、このときすでに予約がいっぱいでしたが、「ベッドのある山側洋室のほうであれば……」と案内してもらい、「ぜひ!」と参加を希望しました。

みはらし亭に着いたらまず、豊田さんや空きP専務理事の新田悟朗(にった ごろう)さんにあいさつ。施設内の案内や滞在中の注意事項の説明などを受けてチェックインです。

空きPの活動に関するフリーペーパーや情報誌をもらえました。参加特典には空き家再生事例として運営している店舗の割引券なども。
空きPの活動に関するフリーペーパーや情報誌をもらえました。参加特典には空き家再生事例として運営している店舗の割引券なども。

みはらし亭の施設内を紹介

みはらし亭の外観

ふだんのみはらし亭はドミトリーと個室に分かれていますが、ライターズ・イン・レジデンスの期間中は書きものに集中できるよう、全員に個室が割り振られます。

みはらし亭の共同キッチン

母屋と離れがあり、2階でつながっている建物構造。シャワーや洗濯機、共用キッチンはすべて離れにあります。

みはらし亭の洗面所

通常洗濯は1回400円の有料ですが、ライターズ・イン・レジデンスの期間中は自由に使用することができます。

みはらし亭で宿泊した部屋

筆者が泊まった「2階 山側 洋室」は離れにあり、エアコンはありませんでしたがヒーターや電気毛布の設備がありました。

母屋にある和室は館内設備が違うようなので、次回は別の部屋にも泊まってみたいです。

みはらし亭のサロン(こたつの部屋)

サロンとして開放されているこたつの間は、書きものや雑談で使用できるスペース。

暖を取るために何度か利用し、ほかの参加者のかたとこたつを囲んで親交を深めることができました。

みはらし亭からの景色

この共同部屋(サロン)をはじめ、海側の部屋から見えるのはまさに”尾道らしい”といえる眺望。

かつて名だたる文人墨客(ぶんじんぼっかく)が眺めてきたであろう景観に、執筆活動も捗(はかど)ります。

文人墨客:詩文や書画などの芸術作品を創作する人のこと。

みはらし亭の中庭

ゲストだけが入れる中庭からの眺めも良かったです。

コーヒーなどをテイクアウトしてきて、読書が楽しめそうなスポットでした。

みはらし亭滞在中の過ごし方

みはらし亭カフェ

滞在中は併設のカフェがほぼ自由に使えたので、オンラインミーティングをはじめ仕事でよく利用しました。

Wi-Fi接続も問題なく、特にオンラインミーティングができる環境があったのはありがたかったです。

坂から見えた朝日
坂から見えた朝日

筆者はふだんWEBメディアの記事執筆や校正の仕事をしていますが、滞在中の仕事も問題なかったです。

むしろこの滞在では仕事だけでなく、朝の散歩に出かけたり夜は銭湯に赴いたりなどして、できるだけ”坂道の生活”を楽しむよう心がけて過ごしました。

滞在中に開催されるまち歩きや交流会に参加

まち歩き

ライターズ・イン・レジデンス期間中には、豊田さんがガイドを務める「まち歩き」が開催されます。

もともと海外旅行の添乗員をされていた豊田さんの説明はとてもわかりやすく、普通のツアーでは聞けないような話題や空き家再生にまつわるエピソード、実際の再生物件などを見てまわることができるとても興味深い時間でした!

交流会のようす

期間中の土曜日夕方には、尾道のおいしい和菓子や人気のお土産、はっさくなどを囲んでちょっとした交流会も。

もちろんパーテーションを挟んでの小規模な会でしたが、参加者の活動実績や滞在中の過ごし方を知ることができて良い刺激をもらいました。

参加者の中には、何度もイベントに参加しているリピーターや2週間以上滞在するからもちらほらいましたよ。

ライターズ・イン・レジデンス尾道の主催者であり、数々の空き家に命を吹き込んできた、NPO法人 尾道空き家再生プロジェクト代表理事の豊田雅子さんに話しを聞きました

インタビューを読む

ライターズ・イン・レジデンス尾道2022のデータ

ライターズ・イン・レジデンスのポスター
名前ライターズ・イン・レジデンス尾道2022
期日2022年1月13日(木)〜2月3日(木)の期間中
※1週間単位のみでの受付で日割り清算は不可。最長3週間宿泊可。
場所広島県尾道市東土堂町15-7
参加費用(税込)1週間15,000円(8畳の間のみ25,000円)
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アンドウミク

2021年2月に東京から移住した尾道在住ライターです。食べることとお酒が大好きで、尾道を中心においしいお店を探して歩きまわる日々。移住者目線を大切に、地域の人が知らなかったような魅力にもフォーカスして発信します。

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みはらし亭からの眺め

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