ラーメンを食べようと思ったら、どんな味のラーメンを思い浮かべますか?
福山だったら醤油ラーメンや豚骨ラーメンの店が多いので、醤油や豚骨を想像するかもしれません。
しかし福山市内には、醤油も豚骨もなく、独自のラーメンで人気の老舗ラーメン店があるのです。
それが千田町(せんだちょう)にある「ラーメンハウス」。
カレーラーメンや味噌ラーメンなど、福山では少数派のラーメンをラインナップしており、40年以上のあいだ地元で人気なのです。
長く福山で愛されているラーメンハウスの、こだわりや魅力について紹介していきましょう。
記載されている内容は、2024年1月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
ラーメンハウスのデータ
名前 | ラーメンハウス |
---|---|
住所 | 広島県福山市千田町3丁目1−23 |
電話番号 | 084-955-5960 |
駐車場 | あり 店頭に2台、第二駐車場に6台 |
営業時間 | 午前11時30分〜スープがなくなるまで |
定休日 | 月、火 第三水曜日 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 不可 |
座席 | 全15席 ・カウンターのみ(ベンチシート席あり) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカーの入店可能 子供用食器あり |
バリアフリー |
自動車での行き方
ラーメンハウスがあるのは、福山市千田町の国道313号線沿いです。
道路の東側に面しています。
南側(福山市街方面)から来る場合は「千田」交差点から、北へ約200メートル。
進行方向右側です。
北側(神辺・府中方面)から来る場合は「横尾駅 横尾交番入り口」交差点から、南へ約150メートル。
進行方向左側です。
第1駐車場は敷地内の建物のすぐ前に2台駐車できます。
同じ敷地内ですが、隣の美容室の前は駐車できませんので注意してください。
ラーメンハウスには、第2駐車場もあります。
第2駐車場は、ラーメンハウスのすぐ北側の脇道を東へ入りましょう。
ちょうど歩道橋の真下に、脇道への入口があります。
脇道に入って約50メートル道なりに進むと、道路の北側(進行方向左側)に第2駐車場があります。
第2駐車場は、6台駐車可能です。
なお、ラーメンハウスの敷地や第2駐車場への脇道は、国道がカーブしたところにあります。
出入りには十分気をつけてください。
公共交通機関での行き方
ラーメンハウスへ公共交通機関を使って行くには、鉄道か路線バスを利用しましょう。
鉄道の場合は、JR福塩線の横尾駅で下車してください。
横尾駅から南東へ約230メートルのところに、ラーメンハウスがあります。
路線バスの場合は、中国バスの市・如水館線・中国中央病院線に乗りましょう。
下車するのは「千田入口」停留所です。
国道313号線沿い、ラーメンハウスの南およそ100メートルのところに停留所があります。
ラーメンハウスは昭和57年創業の老舗ラーメン店
ラーメンハウスは福山市千田町、国道313号線沿いにあります。
昭和57年(1982年)に創業し、夫婦で営んでいる老舗のラーメン店です。
店内はカウンターのみですが、幹線道路沿いで近くに高校もあり、地元のお客さんがたくさん訪れます。
しかも男女問わず、幅広い世代のお客さんに人気なのです。
ラーメンハウスの特徴は、メニューが個性的なこと。
尾道ラーメン系などの醤油ラーメン、さらに豚骨ラーメン系が多い福山市にあって、ラーメンハウスは醤油ラーメンも豚骨ラーメンもありません。
次の章では、そんなラーメンハウスのメニュー構成を紹介します。
ラーメンハウスのメニュー
価格は消費税込。2023年(令和5年)12月時点の情報
さきほど紹介したように、ラーメンハウスでは福山で多い醤油・豚骨系のラーメンはありません。
ラーメンは、以下の4種類です。
- 味噌ラーメン(950円)
- 塩ラーメン(950円)
- カレーラーメン(950円)
- 冷やしラーメン(1,100円)
意表を突くメニュー構成ではないでしょうか。
ラーメンは、4種類どれも年中注文されます!
3日以上注文がなければメニューから外すつもりだけど、どれも毎日注文されていますね。
さらに、いずれもラーメンハウス独特の個性が生かされたラーメンなのです。
また、ラーメンのトッピングも豊富にラインナップしています。
多くのお客様は、ほぼ毎回同じラーメンを注文します。
それぞれのラーメンに、固定のファンがいるんですよ。
ラーメンのほかには「やきめし」(並 950円、小 500円)や「焼きギョーザ」(480円)などのサイドメニュー、ラーメンとおかずのセットもそろっています。
お店イチオシの人気サイドメニューが「チャーシューオード」(800円)。
チャーシューとタップリのモヤシを炒めた料理です。
やきめしは、ごはんと玉子を絡めた”やきめし用ごはん”から炒めていくのがポイント。
しかも、米は自家栽培のコシヒカリです。
また焼きギョーザは、名古屋の人気ギョウザ店「隆祥房(りゅうしょうぼう)」の皮を使用しているのがこだわり。
なおメニューは、一部をのぞいて持ち帰りできます。
ただし容器代が必要です。
ラーメンハウスのおすすめ
ラーメンハウスの4種類のラーメンを紹介していきましょう。
4種のうち、味噌・カレー・塩には、具材として炒めた野菜が入るのが特徴です。
これによって香ばしさや野菜のやさしい甘味などがスープに加わり、たまらない味わいとなります。
入る野菜は、キャベツ・モヤシ・ニンジン・タマネギ。
また麺は、すべて極細のストレートです。
「味噌ラーメン」は一番人気の看板メニュー
「味噌ラーメン」は、長年ラーメンハウスの一番人気となっている看板メニューです。
運ばれてくると、炒められた野菜の香ばしい匂いがしてきて、すでに食べる前からおいしく感じます。
スープを飲むと、味噌特有のまろやかでコクのある甘味とほどよい塩味が口の中に広がります。
使っている味噌は、大分県産の豊後味噌です。
過去には地元の府中味噌など、いろいろ使ってみました。
ですが、最初から使っていた豊後味噌が一番当店の味に合いますね!
ワイルドな味わいの店が合うんです。
そして、野菜の甘味と香ばしさも加わってきました。
野菜を炒めるときに、トウバンジャン(豆板醤)を入れているのがポイントです!
野菜はシンナリとしながら、適度にシャキシャキとした食感も残っていて、アクセントになります。
味噌ラーメンで極細ストレート麺は、めずらしいと思います。
チャーシューは厚めで赤身がメインです。
焦げ茶色をしていて、シッカリと甘めの味が染みていました。
肉のうまみも感じられて、とてもおいしいチャーシューです。
ラーメンハウスの味噌ラーメンは、ほかの味噌ラーメンと違ったクセになる味わい。
食べたあとも、野菜の甘味や香ばしさの余韻(よいん)が楽しめます。
「カレーラーメン」は根強いファンが多いメニュー
ラーメンハウスでは「カレーラーメン」も人気で、ファンが多いです。
ラーメンとカレーという二大人気食が融合した、魅惑のメニューではないでしょうか。
カレーラーメンは、幅広い世代に人気です。
意外かもしれませんが、年配のお客様の注文が多いんですよ!
年配のかたに人気なのは、カレーが一般化し、カレーが人気メニューになり始めた世代だからかもしれません。
運ばれてくるとカレーの食欲をそそる良い香りがしてきて、たまりません。
深いダシの風味に、スパイシーで甘味のあるカレーの味わいで、ドンドンとスープを飲み進めてしまいます。
海苔の風味との相性も抜群です。
ピリ辛さはあまり感じないので、辛いのが苦手でも楽しめると思います。
味噌ラーメンと同じく、カレーラーメンでも野菜を炒めるとき、トウバンジャンを入れています!
カレーラーメンのスープと野菜の相性もバッチリで、たまりません。
味噌ラーメンと同じ極細ストレート麺も、スープと合います。
ラーメンハウスのカレーラーメンは、ファンが多いのも納得の味わいです。
福山あたりでカレーラーメンを置いている店が少なく、個性が光るメニューだと思います。
「塩ラーメン」は岩塩を使ったこだわりメニュー
味噌・カレーのほかに「塩ラーメン」もあります。
塩ラーメンも固定ファンが多いメニューです。
塩ラーメンは、ドイツ製の岩塩を使っているのがポイントです!
塩のスープといえば白っぽかったり透明感があったりする印象ですが、ラーメンハウスの塩ラーメンは薄ベージュ色をしています。
スープを飲むと、炒めた野菜のタマネギやキャベツなどのやさしい甘味と、なんともいえない香ばしい風味が口の中いっぱいに広がりました。
そしてスッキリとした塩味とともに、野菜のシャキシャキとした食感がやってきます。
味噌・カレーと違って、塩ラーメンでは野菜を炒めるときにトウバンジャンが入っていません。
ですから、少しアッサリとした味わいになります。
チャーシューに染みた甘めの濃い味付けは、塩スープとの相性がいいと思います。
塩ラーメンはアッサリとした薄味のイメージがありましたが、ラーメンハウスの塩ラーメンはひと味違いました。
シッカリとしたうま味と野菜の味わい・香ばしさがありながら濃すぎない味が絶妙だと思います。
「冷やしラーメン」はほかでは味わえない独自のもの
ラーメンハウスのラーメンのなかで、一番独特なのが「冷やしラーメン」。
しかも一般的な冷やしラーメンとは異なる、ラーメンハウスオリジナルのラーメンです。
冷やしラーメンといえば夏季限定のイメージがあるかもしれませんが、当店では年中食べられますよ!
しかも、一年を通して一定の人気があるんです。
麺はほかと同じ極細ストレート麺。
チャーシューも同じものですが、短冊状にカットされています。
上には千切りキャベツやカイワレなどの野菜が山盛りで、その上には刻み海苔が載り、まるでサラダのよう。
スープは、ほかのラーメンとベースが同じですが、白っぽい色をしていてまったく違った味わいです。
個性的で、クセになるおいしさのラーメンハウスのラーメン。
店主の三代地啓治(みよち けいじ)さんにインタビューをしました。
ラーメンハウスのデータ
名前 | ラーメンハウス |
---|---|
住所 | 広島県福山市千田町3丁目1−23 |
電話番号 | 084-955-5960 |
駐車場 | あり 店頭に2台、第二駐車場に6台 |
営業時間 | 午前11時30分〜スープがなくなるまで |
定休日 | 月、火 第三水曜日 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 不可 |
座席 | 全15席 ・カウンターのみ(ベンチシート席あり) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカーの入店可能 子供用食器あり |
バリアフリー |