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阿伏兎観音(磐台寺) 〜 岬の断崖絶壁に建つ朱塗りのお堂。目の前に広がるのは瀬戸内海の絶景!

阿伏兎観音(磐台寺) 〜 岬の断崖絶壁に建つ朱塗りのお堂。目の前に広がるのは瀬戸内海の絶景!

観とこ / 2021.01.10

瀬戸内海に面する福山市。

そんな福山だからこそ、海が見渡せる絶景スポットに行ってみたいと思いませんか。

福山市には、鞆の浦とならんで古くから景観の良さで知られる場所があるのです。

それは沼隈町にある、通称「阿伏兎観音 (あぶと かんのん)」として知られる寺「磐台寺 (ばんだいじ)」。

阿伏兎観音には見どころがいくつかあり、なかでも最大の見どころは観音堂です。

岬の断崖絶壁に建つ観音堂の風景は、紺碧(こんぺき)の瀬戸内海に映えます。
また観音堂の前からは、目の前に瀬戸内海が広がるすばらしい景観を楽しめるのです。

その美しさから、歌川広重が浮世絵にしたり、十返舎一九や志賀直哉が作品に登場させたりと、さまざまな芸術作品の題材にもなりました。

阿伏兎観音は子授けや安産の御利益などでも知られ、多くのかたが祈願に訪れています。

福山市に観光に来たかたも、地元のかたにもぜひ訪れてほしい絶景スポット・阿伏兎観音について、魅力と歴史を紐解いてきましょう。

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記載されている内容は、2021年1月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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阿伏兎観音(磐台寺)のデータ

阿伏兎観音:田島から見る全景
名称阿伏兎観音(磐台寺)
別名海潮山(かいちょうざん)
宗派臨済宗 妙心寺派
所在地福山市沼隈町能登原1427-1
電話番号084-987-3862
駐車場あり
・第1駐車場:普通車 5台
・第2駐車場:普通車 10台、大型 4台
御本尊十一面観音菩薩
御利益子授け、安産、航海安全、十種勝利、四種果報など
御朱印(納経料)あり(300円)
拝観時間午前8時~午後5時
休観日なし
拝観料中学生以上:100円
小学生:50円
未就学児:無料
拝観料・納経料の納め方
  • 現金
トイレ
ホームページ阿伏兎観音(あぶとかんのん) - 福山市ホームページ

道順を確認

阿伏兎観音は断崖絶壁の上にある観音堂で知られる寺

阿伏兎観音:門

阿伏兎観音は、福山市の南西部・旧 沼隈町(ぬまくまちょう)能登原(のとはら)地区にある寺院です。

正式名称は磐台寺(ばんだいじ)といい、山号は海潮山(かいちょうざん)。
宗派は臨済宗(りんざいしゅう) 妙心寺派(みょうしんじは)です。

十一面観音菩薩を本尊とし、子授け・安産・航海安全などの御利益があるとして古くから知られています。

また瀬戸内三十三観音霊場 第二十四番札所、備後西国三十三観音霊場 第三番札所です。

阿伏兎観音こと磐台寺があるのは、鞆の浦などがある沼隈半島の最南端にあたる阿伏兎岬(あぶとみさき)。

そして阿伏兎岬の断崖絶壁の上には観音堂があり、古くから景勝地として有名です。

阿伏兎観音という通称は、この阿伏兎岬の断崖上の観音堂に由来しています。

阿伏兎観音:門

なお阿伏兎観音があるのは、JR福山駅から南西へ約13キロメートル、JR松永駅からは南東へ約12キロメートルの地点です。

また鞆地区の鞆支所からは、西へ約3.5キロメートルとなります。

阿伏兎岬の西側にあるのは、旧 内海町(うつみちょう)の田島(たしま)。
阿伏兎岬と田島のあいだの海は「阿伏兎瀬戸(あぶとのせと)」と呼ばれています。

田島側から見る、阿伏兎瀬戸をはさんだ阿伏兎観音の景色も絶景です。

なお田島側から阿伏兎観音を眺めるときは、車などの通行の邪魔にならないように注意しましょう。

さらに阿伏兎観音のすぐ北にある旅館・割烹料理店の「あぶと本館」では、阿伏兎岬の近くを航行する「瀬戸内クルージング」をおこなっています。

海から見る阿伏兎観音も絶景です。

阿伏兎観音はいろいろな作品に登場した

阿伏兎観音は古くから絶景として知られていたので、いろいろな作品に阿伏兎観音が登場してきました。

文芸作品では、十返舎一九が書いた東海道中膝栗毛の続編『厳島参詣膝栗毛』(文化11年(1814年)作)や、菱屋平七『筑紫紀行』(文化3年(1806年)作)などで阿伏兎観音が登場しています。

阿伏兎観音:厳島参詣膝栗毛 碑
十返舎一九『厳島参詣 膝栗毛』の碑

近代作品では、志賀直哉の長編小説『暗夜行路』(大正11年(1922年)〜昭和12年(1937年))や、宮城道雄の随筆『鞆の津』(昭和31年(1956年)作)などにも登場しました。

阿伏兎観音:鞆の津 碑
宮城道雄『鞆の津』の碑

また、浮世絵師として有名な歌川広重も『六十余州名所図会』の中で、阿伏兎岬に建つ阿伏兎観音の風景を『備後 阿武門観音堂』(嘉永6年(1853年)作)という浮世絵として描き残しています。

『六十余衆名所図会』は、各国を代表する名所をひとつずつ浮世絵にしており、広重は阿伏兎観音を備後国を代表する名所としました。

明治期の版画家・川瀬巴水も阿伏兎観音の風景版画作品を残しています。

さらに昭和14年には、阿伏兎観音の観音堂と阿伏兎岬の風景が切手にもなりました。

ほかにも、多数の文芸作品や絵画などに阿伏兎観音が登場しています。

阿伏兎観音の境内

阿伏兎観音:境内案内図

阿伏兎観音の境内の見どころを紹介していきましょう。

阿伏兎観音の駐車場は第一・第二があります。

阿伏兎観音:参道
駐車場から境内まで続く海沿いの参道。

駐車場から境内までは、第一からが約150メートル、第二からは約350メートルです。

阿伏兎観音:門
駐車場から続く海沿いの道を歩いて行くと入口の門に到着。

拝観時間は、午前8時〜午後5時までです。

阿伏兎観音:拝観受付所
門を入って少し歩くと、進行方向左側に寺務所・受付所。

受付所で拝観料を支払い、チケットを受け取って先へ進みましょう。
拝観料は中学生以上が100円、小学生50円、未就学児は無料です。

阿伏兎観音:拝観受付所・お守り授与所
受付のすぐ横にお守り授与所。

なお受付所では、子授け・安産などのお守りなども授けています。
御朱印が欲しいときも、受付所でお願いしましょう。

山本瀧之助 頌徳碑

阿伏兎観音:山本瀧之助 頌徳碑

山本瀧之助 頌徳碑 (やまもと たきのすけ しょうとくひ)」は、駐車場から境内に向かって続く海沿いの道のかたわらにあります。

山本瀧之助は、明治6年(1873年)に現在の福山市沼隈町に生まれました。

青年が学ぶことの重要性、青年の全国的な組織の必要性をうったえ、著作活動や全国で講習活動をおこなった人物です。

「青年の父」と呼ばれた山本の功績をたたえ、昭和10年(1935年)に山本の教え子らによって頌徳碑が建てられました。

阿伏兎の地は、山本が講習活動を始めたゆかりの場所です。

客殿(県指定重要文化財)

阿伏兎観音:客殿

客殿(きゃくでん)は、観音堂とならぶ阿伏兎観音を代表する見どころです。

阿伏兎観音:客殿
受付を通り抜け、最初に現れるのが客殿。

客殿は海に向いて建てられており、振り向くと阿伏兎瀬戸と田島の見事な眺望が広がります。

阿伏兎観音:客殿前からの眺め
客殿前からの眺め(阿伏兎瀬戸と田島)。

客殿は、安土桃山時代の元亀(げんき)年間(1570年〜1573年)に、毛利輝元(もうり てるもと)によって建てられたものです。

輝元の時代には阿伏兎観音は衰退していましたが、輝元が観音堂の建立ともに客殿を再建したといわれています。

そのため昭和37年(1962年)に、広島県の重要文化財に指定されました。

阿伏兎観音の客殿は入母屋造(いりもやづくり)という構造で、中央に仏壇の間を設けています。

さらに左右に書院と奥の間を配置していて、禅宗の方丈建築(ほうじょうけんちく)と呼ばれる方式です。

白鳳稲荷神社

阿伏兎観音:白鴎稲荷神社

白鳳稲荷神社(はくほう いなり じんじゃ)は、客殿のすぐ南側にあります。

明治時代になる前まで仏教と神道が融合していた神仏習合のなごりで、今も阿伏兎観音の境内には神社があるのです。

阿伏兎観音:白鴎稲荷神社
白鳳稲荷のまわりには、地蔵などもたくさん。

白鳳稲荷の上側には、阿伏兎観音の代表的な建物である観音堂。

阿伏兎観音:白鴎稲荷神社

白鳳稲荷の前から見上げると木々のあいだから観音堂の姿が少しだけ見えます。

鐘楼・六地蔵

阿伏兎観音:観音堂への階段

客殿に向かって右奥側、白鴎稲荷神社に向かって左側には、観音堂へ向かう階段があります。

阿伏兎観音:観音堂への階段

その階段を上った途中には踊り場のような場所があり、そこは鐘楼(しょうろう)です。

鐘楼は梵鐘(ぼんしょう)と呼ばれる寺の鐘を設置しているところ。

阿伏兎観音:梵鐘
梵鐘

阿伏兎観音の梵鐘には、昭和59年(1984年)3月と彫られてありました。

阿伏兎観音:鐘楼

鐘楼の西側にはさらに上り階段が続いており、観音堂へと続きます。

また鐘楼の東側は外へ続き、断崖沿いに下りの道があり、足摺(あしずり)さんへ続いています。

鐘楼の東側には、六地蔵が並んでいました。

阿伏兎観音:六地蔵
六地蔵
阿伏兎観音:観音堂
鐘楼から外を見ると、瀬戸内海と観音堂のすばらしいコラボレーションの景色。

また見下ろすと、鐘楼から続く断崖沿いの道と足摺さんも確認できました。

観音堂(国指定重要文化財)

阿伏兎観音:観音堂

観音堂(かんのんどう)は、阿伏兎観音を象徴する建物です。
阿伏兎観音の最大の見どころといえるでしょう。

海や空に映える朱色と白色が印象に残ります。

安土桃山時代、阿伏兎観音は衰退していましたが、元亀(げんき)年間(1570年〜1573年)に毛利輝元(もうり てるもと)が客殿を再建するとともに観音堂を建立しました。

そのため観音堂は国指定重要文化財になっており、歴史ある建物です。

阿伏兎観音:観音堂への階段
観音堂は、鐘楼からさらに階段を上ると到着。
阿伏兎観音:観音堂 入口
観音堂は土足厳禁。

観音堂の入口で靴を脱ぎましょう。

堂の中には入れませんが、堂の周囲にある廊下を歩けます。

観音堂からの眺望は絶景!

阿伏兎観音:観音堂

靴を脱ぎ、廊下を歩き進めると目の前に瀬戸内海の美しい眺望。

阿伏兎観音:観音堂 からの眺め
観音堂から眺める南の海。

観音堂は阿伏兎岬の突先の断崖絶壁上にあります。
そのため見晴らしは抜群です。

阿伏兎観音:観音堂 からの眺め
観音堂から眺める西の海と田島。

まさに絶景とはこのことでしょう。
180度、見渡す限り海です。

阿伏兎観音:観音堂 からの眺め
観音堂から眺める東の海と朝日。

取材時は12月の午前8時。
美しい朝日と、朝日に照らされる海を楽しめました。

観音堂にはオッパイ型の絵馬が納められている

阿伏兎観音:観音堂

堂の正面側に回ると堂の中が見え、拝めます。

阿伏兎観音:観音堂

堂の中には、乳房型の絵馬(オッパイ絵馬)がたくさん納められていました。

阿伏兎観音:観音堂

阿伏兎観音は、古くから子授けや安全の御利益があるといわれています。

そのため子供が生まれ、産後に母乳がたくさん出て子供がスクスクと育つように絵馬を納めているのです。

阿伏兎観音:観音堂

なお、祈願については事前に寺に予約をしましょう。
また絵馬の奉納については、受付所の人に伝えてください。

観音堂の見学時は墜落に注意

阿伏兎観音:観音堂

毛利輝元が建立したと伝わる観音堂は、高さ約10メートルの断崖の上にあります。

桁行三間・梁間二間で、背面一間通り庇(ひさし)、一重寄棟造本瓦葺という造りです。

外は丹塗で、内部の天井に極彩色の百花図が描かれています。
百花図は、福山藩士で画家の藤井松林(ふじい しょうりん)によって描かれたものです。

阿伏兎観音:観音堂
藤井松林が描いた天井の百花図。

観音堂の廊下は狭く、海側に少し傾斜しています。

阿伏兎観音:観音堂
観音堂の廊下
阿伏兎観音:観音堂
さらに欄干(らんかん)は、大人の膝くらいの高さほど。

さきほど紹介したように、観音堂は断崖絶壁上にあります。
誤って崖下に墜落しないように、じゅうぶん注意してください。

阿伏兎観音:観音堂
観音堂正面から崖下を見下ろしたところ。

また廊下は狭いので、大勢での見学時は何組からに分かれて見学したり、ほかの見学者がいる場合は順番に見学したりしてください。

狭いので、すれ違いのときにバランスを崩すと墜落する恐れがあります。

強風・大雨など悪天候時の見学も、控えたほうがよいでしょう。

足摺さん

阿伏兎観音:足摺さんへの道

鐘楼の東側、六地蔵のところから外に出ると、断崖を下る道が続いています。

阿伏兎観音:観音堂から見た足摺さん
観音堂から見下ろした足摺さんと鐘楼から続く道。
阿伏兎観音:足摺さん

30メートルほど歩くと、「足摺さん(あしずりさん)」と呼ばれる石塔に到着。

阿伏兎観音:足摺さん

足摺さんは、海沿いの岩の上に建てられています。

阿伏兎観音:足摺さん
石塔の中には、石仏が。
阿伏兎観音:観音堂から見た足摺さん
観音堂から見た足摺さん。

なお道は足元が悪いので、注意して歩きましょう。

足摺さんからの観音堂の眺めもすばらしい

足摺さんの魅力は、そこから見える景観の良さです。
石塔の前から西方面を見ると、阿伏兎岬と観音堂の見事な景色が見えます。

阿伏兎観音:足摺さんから見た観音堂
足摺さん前から見る、阿伏兎岬と観音堂。

歌川広重が浮世絵に描いた風景と同じ構図の景色が楽しめるのです。

阿伏兎観音:足摺さんから見た観音堂
足摺さんに向かう途中の道から見上げた観音堂。
阿伏兎観音:観音堂下
阿伏兎岬の断崖の側面には、浸食されてできた大穴が。

足摺さんから見る阿伏兎岬と観音堂は、朝・昼・夕方や季節によって、さまざまな表情の景色が楽しめます。

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阿伏兎観音の御朱印

阿伏兎観音では、御朱印がいただけます。

阿伏兎観音:御朱印
阿伏兎観音の御朱印

御朱印が欲しいときは、寺務所にある拝観受付所でお願いしましょう。
御朱印をいただくには、300円を納めてください。

なお、一般的には参拝後に御朱印をいただきますが、阿伏兎観音は拝観の受付のときに御朱印をお願いしておき、拝観を終えたときに御朱印をいただきます。

拝観料を渡すときいっしょに御朱印が欲しいことも伝えて、300円と御朱印帳があれば御朱印帳を渡してください。

阿伏兎観音の歴史

阿伏兎観音:田島から見た観音堂

寺伝によると、平安時代の寛和2年(986年)に花山法皇が瀬戸内海を行き来する船の航海安全を祈願し、阿伏兎岬の断崖の上に十一面観音菩薩石像を置いて祭ったことが始まりとされています。

その後、室町時代初期の暦応年間(1338~1342年)に覚叟建智(かくそう けんち)という僧侶によって、磐台寺として開かれました。

しかしその後は衰退してしまいます。

阿伏兎観音:足摺さんからの眺め

安土桃山時代の元亀年間(1570〜1573年)、鞆の浦の漁師・次郎右衛門(じろえもん)が阿伏兎沖で漁をしていたとき、古銭の入った長さ二尺(約60センチメートル)ほどの石の十一面観音像を引上げます。

次郎右衛門は、阿伏兎岬の崖上に仮の小屋を建て、観音像を祭りました。

以降、多くの人が観音像を拝みに来るようになり、そのうわさは周辺を治めていた毛利輝元の耳にも入ります。

そして輝元が寺の大檀那(おおだんな)となり、衰退した寺を整備しました。

客殿を再建し、観音像を納めていた仮の小屋の代わりに、朱塗りの観音堂を建てたのです。

輝元が建てた客殿と観音堂は、現在も残っています。

江戸時代になると、阿伏兎観音は歴代福山藩主によって手厚く保護されました。

棟札によれば、寛文7年(1667年)・元文3年(1738年)・安永6年(1777年)などに修理されています。

また寛文7年の修理のとき、堂のうしろに奥行一間が付け足されました。

ちなみに「元亀元年 前太守毛利輝元創建」の棟札もあったといわれています。

阿伏兎観音:観音堂

昭和9年(1934年)、鞆の浦とともに「瀬戸内海国立公園」として全国最初の国立公園のひとつに指定されました。

さらには昭和31年(1956年)に観音堂が国指定重要文化財に、昭和37年(1962年)には客殿が広島県指定重要文化財にもなっています。

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阿伏兎観音のおもな行事

阿伏兎観音でおこなわれるおもな行事は、以下のとおりです。

  • 初観音 :1月18日
  • 夏祭 (四万八千日):8月9日夜

とくに四万八千日祭とも呼ばれる夏祭は、約1,400発もの花火が盛大に打ち上げられます。

海面と鮮やかな花火の組み合わせは、必見です。

なお行事は、状況によっては開催されないこともあります。
必ず事前に確認してください。

備後を代表する絶景・阿伏兎観音

阿伏兎観音:観音堂

歌川広重の浮世絵や十返舎一九の膝栗毛を始め、多くの絵画や文芸作品に登場した阿伏兎観音。

昔の人も現代の私たちも、阿伏兎観音の美しい景観に心打たれます。

下から見る観音堂も美しいですが観音堂から見渡す瀬戸内海の眺めは、まさに息を呑む絶景です。

歌川広重が備後を代表する景色として描いた阿伏兎観音。
ぜひ訪れてみてください。

岬の断崖絶壁に建っているので少し勇気がいりますが、心に残る絶景を楽しめますよ。

なお、観音堂からの絶景を動画でも撮影しています。

ぜひ観音堂からの眺めを見てみてください。

阿伏兎観音(磐台寺)のデータ

阿伏兎観音:田島から見る全景
名称阿伏兎観音(磐台寺)
別名海潮山(かいちょうざん)
宗派臨済宗 妙心寺派
所在地福山市沼隈町能登原1427-1
電話番号084-987-3862
駐車場あり
・第1駐車場:普通車 5台
・第2駐車場:普通車 10台、大型 4台
御本尊十一面観音菩薩
御利益子授け、安産、航海安全、十種勝利、四種果報など
御朱印(納経料)あり(300円)
拝観時間午前8時~午後5時
休観日なし
拝観料中学生以上:100円
小学生:50円
未就学児:無料
拝観料・納経料の納め方
  • 現金
トイレ
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フリーランスで活動するプロの取材・インタビューライター、フォトライター。地域の文化・地理・歴史・食べ物などに精通。カメラ片手に街を散策、あなたの知らない備後地方を切り取り、備後の奥深さを伝えます!

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阿伏兎観音:観音堂

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