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【閉店】猿記(エンキー) 〜 日本・台湾・中国の味が楽しめる!異国情緒を感じるネオ大衆中華

【閉店】猿記(エンキー) 〜 日本・台湾・中国の味が楽しめる!異国情緒を感じるネオ大衆中華

食べとこ / 2022.07.01

猿記(エンキー)の代表・古賀 大輔さんにインタビュー

猿記(エンキー):代表 古賀大輔さん

日本・台湾・中国の料理が楽しめる店・猿記(エンキー)。

猿記の代表・古賀大輔(こが だいすけ)さんにオープンの経緯やこだわり、今後の展望などの話を聞きました。

台湾や中国へ旅行した気分で楽しめる店を

猿記(エンキー):代表 古賀大輔さん

開業の経緯を聞きたい。

古賀(敬称略)

オープンしたのは、2022年(令和4年)1月です。

猿記は、台湾や中国のお店に来たような雰囲気の店づくりをしています。

私の会社が運営している店は、どこも「旅行気分で楽しめる」というのをコンセプトにしているんです。

そのため猿記も同じく、旅行気分で楽しめる店にしています。

店名の由来は?

古賀

猿記の記(キー)の部分は、中国などの飲食店によく使われている語句なんです。

猿記の猿(エン)は、コロナ禍で時間があるときによく映画を見ていたのですが、たまたま『猿の惑星』を見たときにピンときました。

「猿記」で「エンキー」だと語呂もよく、老若男女に覚えてもらいやすそうだったので猿記に決めました。

日本の大衆中華・町中華に台湾や中国現地の店の要素を加える

猿記(エンキー):店内

なぜ、台湾や中国の料理や雰囲気になった?

古賀

コロナ禍になって空き時間ができたので、飲食店仲間と中国・四国・近畿など近隣地域へよく視察に行き、飲食店を訪れていました。

そこで餃子を食べることが多かったんです。

そのうち、餃子の専門店をしようと考えるようになりました。

でも餃子以外にもいろいろなメニューを頼んでいくうちに、「餃子屋のサイドメニューはおいしいものが多いな」「台湾料理はおいしいな」「楽しい雰囲気の店だな」という気付きがあったんです。

それで餃子を中心にして台湾や中国などの料理が広く楽しめ、現地のような雰囲気をした店内の店というコンセプトが決まりました。

タージーパイ(台湾唐揚げ) (提供:猿記)
タージーパイ(台湾唐揚げ) (提供:猿記)

日本に昔からある大衆中華・町中華に、台湾や中国の現地にある店の要素を加えた、新しい大衆中華・町中華です。

実はこのような業態は東京や大阪などには登場していて、「ネオ大衆中華」や「ディープ中華」などと呼ばれています。

ネオンの飾りつけなどしているので「ネオン系」などともいわれていますね。

台湾などに行くとネオン飾りなどが多いんです。

まだ福山では少ない業態の店を出して、福山に根付かして街に活気を与えたいなと思いました。

あと当店の店内は、水色などを使ったポップな色使いをしています。

これは、台湾の大衆的な店に多い雰囲気なんです。

なので台湾に旅行したり住んだりしていたかたが来店されて、とても懐かしいという声を聞きますね。

楽しんでもらうために”ちょっとした違和感”を与える

尾道天津ラーメン(提供:猿記)
尾道天津ラーメン(提供:猿記)

台湾や中国の料理以外にも、「おでん」などの日本の料理や「尾道ラーメン」のような地元のグルメもあるのはなぜ?

古賀

ちょっとした違和感“を出したいと思ったからです。

台湾・中国らしい店構えとメニューのなかに、日本らしいメニューを入れることで「なぜ?」と思ってもらいたかったんですよ。

「なぜ」と感じることで楽しんでもらい、注文してもらうキッカケになればいいなと。

それで日本・台湾・中国の料理を出すというコンセプトが生まれました。

月替わりで中華粥や麺料理も出している。

古賀

いろいろ視察に行っていたとき、おいしい中華粥を食べる機会がありました。

ぜひ福山のみなさまにもおいしい中華粥を食べてもらいたいと思ったのがキッカケです。

いろいろな種類の中華粥があるので、月替わりという形で提供することにしました。

月替わり麺料理は、おもに台湾と中国の麺料理を中心に出しています。

台湾や中国の麺料理を、少しずつ知ってもらいたいという思いで始めました。

月替わり麺料理は、猿記の名物のひとつですね!

台湾や中国の料理を通じて、食の楽しみを感じてほしい

猿記(エンキー):代表 古賀大輔さん

今後の展望ややってみたいことを教えてほしい。

古賀

コロナ禍で外食をする機会が減りました。

コロナ禍が落ち着いたら、みなさまに「ここに行ってみたいな」と思われるようにがんばっていきたいと思います。

そのためには「名前を聞いたことはあるけど、食べたことはない。メニューにあれば食べてみたい」ような料理を出していきたいですね。

めずらしすぎず、古すぎず、かといって新しすぎないような料理です。

台湾や中国の料理を通じて、食の楽しみを感じてもらえればうれしいですね。

コロナ禍で失われた街の活気を、少しでも取り戻すキッカケになればいいかなと思います。

日本・台湾・中国などの料理が楽しめる猿記

猿記(エンキー)

福山にいながら、まるで台湾に来たように錯覚してしまいそうな雰囲気の猿記。

メニューも台湾や中国の料理が楽しめ、異国情緒を感じます。

いっぽうで、尾道ラーメンなどおなじみの料理も楽しめるのも魅力です。

福山駅前に訪れた際には、猿記に寄って日本・台湾・中国のおいしい料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

猿記(エンキー)のデータ

猿記(エンキー):外観
名前猿記(エンキー)
住所広島県福山市伏見町3-16 ウォータリング・ホール1階
電話番号080-9981-8710
駐車場なし
営業時間【火~土曜、祝前日】午後6時~翌0時
※ラストオーダー午後11時30分
【日、祝日】午後6時~午後10時
※ラストオーダー午後9時30分
※日曜日が祝日前の場合は、営業時間が午後6時~翌0時
定休日
支払い方法
  • 現金
予約の可否不可
持ち帰りの場合は事前予約可能
座席全14席
・2人がけテーブル席:5卓
・テラス席:4脚
タバコ
トイレ
子育て
バリアフリー
ホームページ猿記 ENNKEE
  • トイレは「ウォータリング・ホール」内共用
  • 店内席は禁煙、テラス席は喫煙可能
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アサノ

フリーランスで活動するプロの取材・インタビューライター、フォトライター。地域の文化・地理・歴史・食べ物などに精通。カメラ片手に街を散策、あなたの知らない備後地方を切り取り、備後の奥深さを伝えます!

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猿記(エンキー)

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