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地元の食材が豊富な手作り惣菜のレストラン「モンローズ」
福山オリエンタルホテルの大きな特徴である地元食材を使ったバイキング形式の朝食について、担当の堀礼佳(ほり れいか)さんにインタビューしました。
福山オリエンタルホテルが大事にしているレストラン「モンローズ」の朝食。
スタッフのみなさんは、どのような思いで朝食を作っているのでしょうか。
地元の食材たっぷり、手作りの朝食
福山オリエンタルホテル レストラン「モンローズ」の朝食はどのような特徴がありますか?
堀(敬称略)
ほかのホテルの朝食と違う部分として自信をもって推せるのは「完全手作り」の朝食というところです。
10種類のお惣菜もそうですし、おにぎりの具やドレッシング、デザートなど、冷凍食品をいっさい使わずに厨房で作っているところが特徴であり自信をもっている部分です。
「ほかのホテルに負けていない!」そう思いながら、前の日からスタッフみんなで仕込みをしています。
食材について教えてください。
堀
朝食に使っている食材は、おもに契約している農家さんや生産者さんから仕入れています。
今では(2023年6月時点)、15ほどの農家さん生産者さんとお取引ができるようになりました。
食材も通常の状態のものから、規格外(形が少し不均等などの理由で流通からはじかれるもの)の食材も買い取らせてもらい使っています。
ほかには、市場や道の駅などで新鮮な食材を仕入れます。
「新鮮なものを手に入れて調理すること」を基本にして朝食を作っています。
こだわりの献立
10種類の惣菜の献立はどのようなものがありますか。
堀
10種類の献立のなかに、必ずお肉とお魚を使ったものは毎月入れるようにしています。
また、お客様に食事のあとにアンケートを書いていただいているので、そのアンケートのなかで声が多かったものを定番メニューにアップさせようかなとも思っています。
たとえば、自家製の鶏ハムの声が多いので、定番候補かなと。
出汁巻き(だしまき)たまごは定番にしたいですね。
ほうれん草のおひたしがおいしかったという声も多いです。
冷凍のほうれん草を使われるところも多いのですが、私たちは冷凍ではないフレッシュなほうれん草を使っているので、おいしいとおっしゃってくださるお客様が多いのではないでしょうか。
ほうれん草のおひたしと出汁巻きたまごは、リニューアルオープン後にずっと出しているので定番になると思います。
惣菜の献立はどのようにして決めていますか。
堀
農家さんや生産者さんに、旬のものは何かなどのお話を聞きながら使う食材を決めて献立作りをしています。
献立作りの担当は私なのですが、自分だけで考えるのではなく、旬な食材のおいしい料理法をスタッフのみなさんに聞いて「それ良さそう!」と感じたものを取り入れています。
ただし、新鮮なものを手に入れて調理しているので、仕入れ状況によっては月の途中で食材をすべて使い切ることがあるんですね。
そのようなときは、月の途中であっても献立を変えさせていただいています。
あとはパンもお出ししているので、和に寄りすぎない献立作りを意識しています。
献立はInstagramでもお知らせしているので、ぜひチェックしてください!
おにぎりがおいしそうですね。
堀
アンケートに「ほかのホテルでは朝食におにぎりが出たことはなかったので驚いた」と書かれたお客様もいらっしゃいました。
珍しいのかもしれませんね。
おにぎりは「塩おにぎり」をたくさん握っていて、その塩おにぎりにお客様ご自身でお好きな具材をトッピングして海苔(のり)で巻くスタイルにしています。
具材は「梅干し」「おかか」「昆布」「海苔佃煮」の4種類です。
塩おにぎりに焼き海苔を巻くだけで十分おいしいので、まずは塩おにぎりを楽しんでいただければと。
そのあとお好きな具材で。
具材の梅干しは、愛媛県産の無添加白干し梅を塩抜きしてたたいたものを使っています。
おかか、昆布は自家製のものを提供させていただいています。
インタビュー時には4種類だった具材に、2023年7月より「茶殻わさび」が追加され5種類になりました。
朝食をさらに充実したものに
今後チャレンジしたいことは何ですか。
堀
空間をもっと上手に使って品数を多く出したいなあと考えています。
あと、おにぎりの出汁茶漬けなど、新しいものもどんどん出していきたいです。
インタビューのなかで堀さんが提供したいと話していた出汁茶漬け「宗田節茶漬け」が、7月よりメニューの仲間入りに!
お茶漬けの出汁は、土佐清水の「宗田節」を使用しています。
お茶漬けにあわせて、おにぎりの具材も追加されました。
追加されたのは、茶葉の出涸らしを使い、甘辛く炊いてわさびと混ぜた「茶殻わさび」。
お茶漬けにぴったりな具材の登場ですね。
お仕事で福山に来られたかたで、新幹線の都合によって朝早くチェックアウトされるお客様がいらっしゃるんですね。
朝早いためモンローズで朝食を食べられないお客様に、ワンコインのお弁当が提供できないかなあと考えています。
また、福山オリエンタルホテルとしてイベント出店などができれば楽しいだろうし、認知度も上げられるのではないかと思っています。
私自身、リニューアルオープンにあわせて愛媛県松山市のお店から福山市に移動してきたので初めてのことばかりですが、すべて学びだなと感じています。
初めてのことは手探りでいろいろと考えないといけないのですが、今は新しいチャレンジに向けて考えること自体が楽しいですね。
心地よい空間を提供し続ける福山オリエンタルホテル
福山オリエンタルホテルの1階にあるレストラン「モンローズ」に入るとシックで落ち着いた空間が現れます。
適度な明るさのレストラン内に配置されたテーブルとイスの雰囲気、惣菜が置かれる中央のテーブルの間接照明の具合、自分のペースでぞんぶんに朝食を楽しめる場所だなと感じました。
「ゆっくりと保命酒の湯につかりぐっすりと眠った朝は、体がととのう朝ごはんを食べて1日をスタートさせる」
福山オリエンタルホテルは、これからも宿泊客だけではなく、朝食を食べに来る人たちにも心地よい空間を提供し続けることでしょう。
福山オリエンタルホテルのデータ
名前 | 福山オリエンタルホテル |
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所在地 | 広島県福山市城見町1-1-6 |
電話番号 | 084-927-0888 |
チェックイン | 午後3時 |
チェックアウト | 午前10時 |
支払い方法 |
クレジットカード 電子マネー ※各種クレジットカード、電子マネーが利用可能ですが、一部利用できない会社もあるので事前に確認してください |
施設情報 | 全117室 禁煙ルーム 各部屋に洋式トイレ 夕食なし/朝食の有無はプラン選択可能 |
お風呂 | 大浴場(午後3時~午前0時、午前6時~9時) 各部屋に浴槽あり(トイレ同室) |
Wi-Fi | あり |
駐車場 | なし ホテル近隣のコインパーキングを利用してください |
ホームページ | 福山オリエンタルホテル |
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