尾道レコード 〜 尾道を音楽の力で盛り上げる初心者にも優しいアナログレコード店

2010年代ごろから、アナログレコードが再び注目されています。

レコードをリアルタイムで楽しんだ世代以外にも、若い世代のなかにレコードを聴く人が増えるなど、幅広い世代がレコードを集めたり聴いていたりしているのです。

尾道にアナログレコード店があることを知っていますか？

お店の名前は「尾道レコード」。2018年にオープンしました。

尾道駅からも近く、いろいろなジャンルのレコードは見ているだけでも楽しくなります。

尾道を音楽の面から盛り上げる、注目のお店「尾道レコード」を取材しました。

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尾道レコードとは

尾道レコード(通称オノレコ)は、2018年(平成30年)2月1日にオープンしたアナログレコード店です。

尾道にはなかったアナログレコード店を開業したのは、店長の薄田真樹(うすだ まさき)さん。

薄田さんはサラリーマンとして会社に勤めていましたが独立し、尾道レコードを始めました。

尾道レコードの店舗は、カフェ・古書店・マッサージ店など複数のお店が入居している、尾道市三軒屋町の三軒家アパートメントの中にあります。

尾道駅から徒歩約3分のアクセスの良さもあり、観光の合間に立ち寄ることも可能です。

店長の薄田さんとの音楽談義も楽しく、筆者にとって尾道レコードは自分の好きなジャンル、アーティストのレコードの購入はもちろん、新しい音楽との出会いの場にもなっています。

尾道レコードではロックやジャズ、R&Bなどの中古レコードのほか、新譜のアナログレコードを注文してお店での受け取りも可能。

尾道レコードはDJの人などプロ向けのお店ではなく、気軽に自分の好きな音楽や気になる音楽を探すことができる、普通の音楽ファンに向けたお店です。

洋楽と邦楽のバランスは9：1ほどで、レコードの総枚数は約1,000枚あります。

レコードの販売のほか、買い取りをしてもらうこともできます。

店長の薄田さんの人柄もあり、お店は堅苦しい雰囲気がありません。

尾道レコードは実店舗だけではなく、ヤフオクでのネット販売も行っています。

筆者が尾道レコードに通い始めたのは、お店がオープンした年(2018年)ごろのことです。

地域情報誌の新店オープンの欄に掲載されていたのを見て、尾道レコードの存在を知りました。

ちょうどタイミングよくアナログレコードを集め始めたばかりだったので、それ以来定期的に通ってたくさんの素晴らしい音楽と出会えたのです。

新譜レコードの注文のほか、お得なセット販売、CDの取り扱いもあり

2010年代からCDアルバムを出す際に、アナログレコードを同時にリリースするアーティストも増えています。

洋楽のアーティストだけではなく、日本でいうと”あいみょん”さんや星野源さんもアナログレコードをリリース。

尾道レコードでは、新譜の注文も受け付けてくれるので、中古だけではく尾道から幅広い音楽にアクセスすることができます。

もし、好きなアーティストがアナログレコードをリリースしていたら、尾道レコードで注文してみるといいかもしれませんね。

2020年の始めごろから、「500円LPを3枚買うと1枚タダ」というコーナーが設けられました。(価格は税込)

このコーナーを探してみると意外な掘り出し物が見つかるかもしれません。

LPが1枚200円(税込)で購入できる箱は、オープン当初から設置されています。

気軽にレコードを買うことができるのが嬉しいところです。

シングルレコード(7インチ)もたくさん揃っています。
思い出の名曲をシングルで買ってみるのも楽しいです。

かつて夢中になったアイドルのシングルジャケットを見ているだけでも懐かしい気分になるかと思います。

シングルのジャケットはLPと比べるとサイズはもちろん、デザインも異なっており、アルバムを集めるのとは違った面白さです。

レコードの他には中古CD、新譜CDの取り扱いもあります。

もちろんCDも新譜の予約、取り寄せも可能です。

レコードは試聴、検盤(レコードの盤面、状態をチェックすること)もできます。
気になるものがあったら、店長にお願いしてみてください。(新品のレコード以外)

各レコードには値段のほか、レコードの状態、詳細情報(何年製のレコードか、輸入盤ならどこの国のものか)などが書いてあるので安心して買い物を楽しめます。

なお会計は現金払いだけではなく、各種キャッシュレス決済にも対応しており、現金の持ち合わせがなくても心強いです。

財布を出さずにスマホだけでアナログレコードを買うことができるなんて、なんだか不思議な気分。

また2020年7月1日からレジ袋が有料となったため、エコバッグを持参する場合は、レコードが入る大き目サイズで丈夫なものを用意していきましょう。

レコード店に願いが叶う神社？

お店を出てすぐの場所には、お客さんが願い事をしている「尾道レコード神社」があります。

この神社は、いつの間にか始まっていたそうでシングルレコードに願いを書いておくと願いが叶うそうです。
こういうユーモアも楽しいですね。

探しているレコードが入荷するように祈っておくと、思わずゲット！ということもあるかもしれません。

尾道レコード店長の薄田真樹さんに、開業の経緯やお店のことをインタビューしました。

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