焙煎(ばいせん)したての珈琲(コーヒー)を挽いた途端に立ち上る、鮮烈な香り。
ドリッパーにセットして静かにお湯を注げば、ふくふくと粉が膨らんでいきます。
カップに注がれた珈琲は、雑味のないスッキリとした味。
口に含むと、旨味だけが静かに沁みわたっていくようです。
焙煎したての珈琲の香りと味に魅せられて、焙煎香房 Segar-Beans(セガールビーンズ)を訪ねました。
初回に限り、注文時に「備後とことこを見ました!」と伝えると5%OFF
記載されている内容は、2021年10月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
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焙煎香房 Segar-Beansのデータ

名前 | 焙煎香房 Segar-Beans |
---|---|
住所 | (焙煎所)福山市赤坂町早戸1832-13 |
電話番号 | 090-5692-9535 |
駐車場 | なし |
営業時間 | |
定休日 | 不定休 |
支払い方法 |
|
ホームページ | 焙煎香房 Segar-Beans |
珈琲は生鮮食品

Segar-Beansの珈琲の香りを初めてかいだとき、からだに衝撃が走りました。
今までに経験したことのない、優しくやわらかな、一瞬で幸福感に包まれるような香りです。
焙煎後の珈琲の成分は、時間の経過とともに変化していきます。
焙煎直後は香りも味も若いのですが、焙煎の翌日から3日目あたりにかけて、しだいに香りとコクのバランスが整ってくるそうです。

おいしさの感じ方は人それぞれ。
2日目が一番おいしいという人もいるし、1週間経った頃が一番、という人もいます。
少しずつ変わっていく珈琲の味を楽しんでくださいね。
1か月を過ぎると、珈琲の酸化が進んできます。
豆の中には油脂が含まれており、空気中の酸素に触れることで酸化して嫌な臭いを発するように。
焙煎後1か月が、おいしく珈琲を楽しむ目安です。
珈琲の味を決める焙煎

珈琲豆は「コーヒーノキ」という植物の種子。
花が咲いたあとにできる果実(コーヒーチェリー)の中に、2粒の種子が向かい合わせに入っています。
この種子を取り出し天日に干してできるのが、珈琲の「生豆」です。
生豆には、味も香りもほとんどありません。
焙煎をしてはじめて、独特の味や香りが生まれます。

珈琲の焙煎には大きく分けて、浅煎(い)り、中煎り、深煎りの3段階があります。
珈琲の独特な味の8割が焙煎によって決まるといわれるほど、焙煎は重要な工程です。
焙煎香房 Segar-Beansとは?
注文を受けてからその人の好みに合わせて豆を焙煎する小さな焙煎所、「焙煎香房 Segar-Beans」。
自宅のキッチンで焙煎した珈琲を友人たちに振る舞っているうちに、どんどん評判になったため、ビジネスとしてスタートさせました。
本業を別に持ちながら、副業として自宅で焙煎をしているので、それほど大量には作れません。
まだあまり名前も知られていない、小さな焙煎所です。
しかし、鮮度の良さではどこにも負けません。
新鮮な珈琲のおいしさを味わってほしい、その思いを込めてていねいに焙煎しています。

心を込めた焙煎
実際に珈琲の焙煎を見せてもらいました。
豆にもいろいろな種類があります。
コーヒーチェリーの中には、通常2粒の豆が入っていますが、まれに丸い種子が1粒だけできるものがあります。
「ピーベリー」と呼ばれる、稀少な豆です。

今回焙煎するのはこのピーベリー。
まず、焙煎の前に1粒ずつ豆をチェックし、きれいな豆だけを選びます。
黒くかびている豆や割れた豆、虫食いの豆などが混じっていると全体の味のバランスを崩してしまうため、ていねいに取り除くのです。

きれいな豆だけになったら、100度に予熱しておいたロースターの中に投入して、焙煎スタート!


豆にまんべんなく火を通すためにロースターが回転し、中の豆がシャラーン、シャラーンとリズミカルな音を立てます。
このまましばらく焙煎を続けましょう。
焼き上がるまではおよそ20分です。

焙煎が進むにつれて、モヤモヤと水蒸気が出始めました。
焙煎によって生豆に含まれる水分が飛ばされていくのです。
やがて、温度が200度くらいに上がってくると、パチッという小さな音が響きます。
最初の爆ぜ(はぜ)、1ハゼです。
このあたりから水蒸気がモウモウと出てきて、珈琲の色がどんどん濃くなり、いい香りが漂いはじめます。
さらに加熱を続けると、ポンポンとポップコーンが弾けるような音。
2ハゼです。
焙煎をストップしましょう。

焙煎をしっかりと止めるため、専用のクーラーを使って豆の温度を急速に下げていきます。

できあがりました!

焙煎したての珈琲の香りが部屋に充ちています。
特別に、その場で試飲させていただきました。
ミルで粉にして、ドリッパーにセット。

全体にゆっくりとお湯を注ぐと、みるみる間に珈琲がふうわりと盛り上がります。
これは、お湯を注がれた豆から炭酸ガスが放出されるから。
豆の鮮度が落ちるとガスが抜けていってしまうため、ふっくらと膨らまなくなるのだとか。
むくむくと膨らむのは、新鮮な珈琲のしるしなのです。

中心あたりで500円玉くらいの円を描くように、ゆっくりとお湯を注ぎます。
コポコポと落ちていく液体の美しいこと。
カップに注がれた珈琲は、焙煎の過程を見てきたせいか、神々しい雰囲気すら放っているように感じました。

ブラックで飲んでも、雑な苦味は一切なく、ふんわりとした甘さを感じます。
これがピーベリーの旨さ、焙煎したての新鮮な珈琲の旨さなのですね。
この珈琲はどうやって手に入れたらいいのでしょうか?

作り置きをせずに、直接注文をいただいてから焙煎する、というスタイルです。
実際に体験してみてから買いたい、というかたも多いので、試飲販売も行なっています。
赤坂のtricoter+(トリコテ)さんでは、月1回のペースで行なっていますので、ぜひFacebookやInstagramを見てくださいね。

日時:2021年10月17日(日) 午前11時~午後4時
場所:tricoter+(トリコテ)(雑貨店) 福山市赤坂町赤坂1214-11
もっと珈琲と焙煎のことを教えてもらうため、焙煎士の花岡 小百合(はなおか さゆり)さんにインタビューをしました。
焙煎香房 Segar-Beansのデータ

名前 | 焙煎香房 Segar-Beans |
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住所 | (焙煎所)福山市赤坂町早戸1832-13 |
電話番号 | 090-5692-9535 |
駐車場 | なし |
営業時間 | |
定休日 | 不定休 |
支払い方法 |
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ホームページ | 焙煎香房 Segar-Beans |
珈琲は生鮮食品なんですよ。珈琲を一番おいしく飲んでもらえる期間は焙煎後、1週間ぐらい。
長くても1か月以内には飲んでほしいですね。