“泡系鶏白湯(あわけい トリパイタン)ラーメン”という種類のラーメンを知っていますか?
福山市内など、備後周辺ではあまり聞き慣れないかもしれません。
泡系鶏白湯ラーメンは京都など関西地方で人気の、鶏白湯スープを泡立てた個性的なラーメンです。
福山ではあまり見かけないタイプのラーメンですよね。
泡系鶏白湯ラーメンのお店が福山市内に登場しました。
それが「鶏泡そば 草戸ベース (以下、草戸ベース)」です。
紺色の外観や白を基調とした店内は、ラーメン店というよりもオシャレなカフェのよう。
また夏には、つけ麺とまぜそばの専門店に変貌!
泡系鶏白湯スープのつけ麺が楽しめます。
福山で希少な泡系鶏白湯の店・草戸ベースの魅力やこだわりについて深掘りしていきましょう。
記載されている内容は、2022年8月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
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目次
鶏泡そば 草戸ベースのデータ

名前 | 鶏泡そば 草戸ベース |
---|---|
住所 | 広島県福山市草戸町4丁目10-3 |
電話番号 | 無し |
駐車場 | あり |
営業時間 | 【火〜木曜日】午前11時〜午後3時 【金〜日曜日】午前11時〜午後2時30分、午後5時30分〜午後8時30分 ※ラストオーダーは営業終了30分前 ※材料がなくなりしだい営業終了 |
定休日 | 月、不定休 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 不可 |
座席 | カウンター:10脚(夏季のみ9脚) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカーの入店可能 子供用食器あり |
バリアフリー | |
ホームページ | 鶏泡そば 草戸ベース |
草戸ベースとは

草戸ベースは、福山市草戸町にあるラーメン店です。
JR福山駅から南西に約2キロメートルの場所にあります。
草戸町といえば明王院や草戸稲荷神社が有名ですが、草戸ベースがあるのは明王院・草戸稲荷神社から1.5キロメートルほど離れているところです。
草戸ベースは「鶏泡そば(とりあわ-)」こと「泡系鶏白湯ラーメン」という、福山ではあまり聞き慣れないラーメンを提供する店です。
また夏には、泡系鶏白湯のつけ麺も登場します。
草戸ベースは、2022年(令和4年)3月にオープンしました。

紺色のオシャレな外観が印象的です。
さらに店内は白基調で、木目のカウンターやエジソン電球がオシャレな雰囲気を演出。

まるでカフェのような空間です。
草戸ベースのメニュー
2022年(令和4年)7月現在の情報。 価格は消費税込

草戸ベースのメニューのメインは、泡系鶏白湯ラーメンの「鶏泡そば」です。
鶏泡そばは、塩味「鶏泡しお」と醤油味「鶏泡しょうゆ」の2種類があります。
しお・しょうゆのそれぞれにチャーシューメンもありました。

このほかに、時季限定のラーメンが登場することも。


トッピングもありました。
サイドメニューは「白ごはん」のほか、「玉子かけごはん」や「ミニチャーシュー丼」があります。
「ダイブ飯」は、残ったラーメンのスープの中に入れて楽しみます。

また多くのラーメン店では、卓上に自分で入れるコショウが置いてあります。
しかし草戸ベースではコショウはなく、代わりにペッパーオイルが置いてありました。

これは大変めずらしいのではないでしょうか。
夏はつけ麺・まぜそば専門店に

そして夏になると限定の「うおチキつけ麺」が登場します。
また20食限定の「坦坦つけ麺」や、「鶏油まぜそば(チーユ – ) 」もラインナップ。


つけ麺・まぜそばが登場する時季は、鶏泡そばはメニューから外れ、つけ麺・まぜそばの専門店になります。

なおサイドメニューやトッピングも、種類が限定されていました。
人気・イチオシのメニュー
草戸ベースの人気のメニューや、お店のイチオシメニューを紹介しましょう。
鶏泡しお (夏季以外に提供)

草戸ベースの看板メニューで、塩と醤油がある泡系鶏白湯ラーメン「鶏泡そば」。
「鶏泡しお」(並盛 750円、大盛 850円)は、塩味の鶏泡そばです。
運ばれてきた瞬間に感動してしまうほど、とても美しいビジュアルをしています。
一面泡立ったスープの上には、たくさんの具材がキレイに並んでいました。
- カイワレダイコン
- 赤タマネギ
- フライドオニオン
- メンマ
- 豚チャーシュー (2枚)
いずれも時間をかけてつくられた自家製のものです。
店主へのインタビューでは、具材へのこだわりが語られていますので、見てみてください。
スープを覆い尽くす泡は、とてもきめ細やかです。

スープを飲むと、まずシュワシュワ・フワフワとした独特の舌触りです。
そしてクリーミーななめらかさと、濃厚でありながらもまろやかな甘辛い味わいが口の中に広がってきます。

つい飲み進めてしまう味わいで、クセになります。
食べ進めていると、泡がすこしずつ消えていき、元のスープがあらわになりました。

スープはベージュ色をしていて、飲むとややとろみを感じるまろやかな味わいです。
泡のときよりも鶏などのダシの風味が感じられておいしいと思います。
麺は全粒粉入りで、中太の平打ち麺で軽い縮れがありました。

泡やスープが麺によく絡みついてきます。
そして麺を食べると、とてもモチモチとした弾力のある食感がたまりません。
また具材ひとつひとつもとてもおいしかったです。
チャーシューはレア風で、肉のうまみが濃厚。
黒コショウの風味が少しピリッとして、おいしいです。
赤タマネギやカイワレダイコンのシャキシャキ感や風味が、濃厚なスープと相性抜群。
フライドオニオンの香ばしさや食感もアクセントになります。
泡が少なくなっていき元のスープが現れてくるまでの、スープの味の変化も鶏泡そばの楽しみだと思います。
鶏泡しょうゆ (夏季以外に提供)

泡系鶏白湯ラーメン「鶏泡そば」のもうひとつの味、醤油味の「鶏泡しょうゆ」(並盛 750円、大盛 850円)。
スープ以外は、しおと同じです。

醤油味なので、「しお」よりも泡の色がやや赤茶色をしています。
泡を口に含んでみると、「しお」と同じくシュワシュワでフワフワッとした舌触りです。

そしてクリーミーでなめらかな口当たりも「しお」と同様。
「しお」よりも少し甘辛めで醤油の風味が感じられる味わいです。

鶏泡しょうゆのスープのカエシは、九州産の醤油を7種類使い、乾物も加えています。
やがて泡が少なくなってくると、元のスープが出てきます。

スープの色は醤油味らしい、赤茶色をしていました。
飲むととろみの感じられる舌触りで、泡のときよりも甘辛い醤油の風味が濃厚です。
麺も「しお」と同じもの。

軽い縮れのある、全粒粉入りで中太の平打ち麺です。
もちろん、モチモチとした食感が楽しめます。
鶏泡しょうゆは、「しお」よりも奥深さを感じられました。
どちらもうまいので、「しょうゆ」と「しお」のどちらを食べようかかなり迷ってしまいます。
うおチキつけ麺 (夏季のみ提供)

草戸ベースでは、夏になるとメインメニューがつけ麺とまぜそばに変わります。
つけ麺の代表メニューが「うおチキつけ麺」です。
麺の量は、以下から選択できます。
- 小(1玉) 150グラム:850円
- 並(1.5玉) 225グラム:900円
- 大(2玉) 300グラム:950円
なお麺の量の表示は、茹でる前のものです。
茹でたあとは、約1.7倍の量になります。

麺の上には、さまざまな具材がたくさん盛りつけられています。
とてもいろどりが鮮やかで豪華です。
載っている具材は、以下の種類。
- トウミョウ(豆苗)
- 赤タマネギ
- 豚チャーシュー
- 鶏チャーシュー
- メンマ
チャーシューは豚肉と鶏肉が1枚ずつ入っているのが特徴です。
鶏泡そばは豚のチャーシューだけでしたが、つけ麺は両方食べられるのでお得。
また鶏泡そばにはカイワレダイコンが入っていますが、つけ麺にはカイワレの代わりにトウミョウが入っています。
カイワレダイコンよりもシャキシャキ感が楽しめ、みずみずしくてつけ麺にピッタリです。

つけ麺のスープも、ラーメンと同じく泡系鶏白湯のスープで、鶏白湯ベースのスープを泡立てたものです。
ただし、つけ麺ならではの味わいのスープになっています。
スープの上に載っているのは、フライドオニオン。

つけ麺のスープは、魚粉が入っているのが特徴。
味は醤油ベースで、濃いめに仕上げたスープです。
魚(うお)+鶏(チキン)だから「うおチキ」という名前になりました。
麺は鶏泡そばと同じく、全粒粉入りの中太の平打ち麺です。

麺をスープに浸すと、泡立ったスープが麺にシッカリとまとわりつきます。

麺をすすり上げると、モチモチとした弾力のある麺の食感とともに、泡立ったスープのシュワシュワ・フワフワとした独特の口当たり。
そしてスープの濃厚かつ甘辛い味わいと、なめらかな舌触りが楽しめます。
ほんのりと魚粉の風味も。
ときおり、たくさんの具材をスープに浸して食べると、飽きません。
またつけ麺といえば、残ったスープをダシで割る「スープ割り」も楽しみのひとつでしょう。
草戸ベースのスープ割りは、オリジナリティーがあふれています。
一般的なスープ割りはカツオベースのダシが多いですが、草戸ベースでは野菜ブイヨンで割るのです。
フレンチ出身の店主の経験が活かされた、ユニークでおいしいサービスではないでしょうか。
野菜ブイヨンは卓上に置いてあるので、セルフサービスで割ります。
つけ麺を食べるときには、ぜひ試してみてください。
玉子かけごはん

草戸ベースにはサイドメニューもあります。
そのなかで注目のひとつが「玉子かけごはん」(200円)です。
ごはんとともに、生卵と具材が出されます。
これを自分で玉子の上にかけ、卓上にある専用醤油をかけて食べるのです。

具材は、チャーシューの切れ端を活用したもの。
チャーシューを細切れにして、ネギとゴマ油をかけたものです。

私は昔、ゴマ油と醤油をかけた玉子かけごはんをよく自分でつくって食べていたことが、このメニューの原点です。
通常の玉子かけごはんの味わいに加え、肉のおいしさとゴマ油の豊かな風味が加わり、豪華な玉子かけごはんを楽しめます。
ラーメンやつけ麺だけではちょっと物足りないというときに、注文してみてはいかがでしょうか。
福山でめずらしい泡系鶏白湯ラーメンを楽しめ、夏季のつけ麺も魅力的な鶏泡そば 草戸ベース。
店主の森下雄介(もりした ゆうすけ)さんにインタビューをしました。
鶏泡そば 草戸ベースのデータ

名前 | 鶏泡そば 草戸ベース |
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住所 | 広島県福山市草戸町4丁目10-3 |
電話番号 | 無し |
駐車場 | あり |
営業時間 | 【火〜木曜日】午前11時〜午後3時 【金〜日曜日】午前11時〜午後2時30分、午後5時30分〜午後8時30分 ※ラストオーダーは営業終了30分前 ※材料がなくなりしだい営業終了 |
定休日 | 月、不定休 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 不可 |
座席 | カウンター:10脚(夏季のみ9脚) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカーの入店可能 子供用食器あり |
バリアフリー | |
ホームページ | 鶏泡そば 草戸ベース |
鶏泡しおのスープのカエシは、フランス産ゲランド塩をメインに、モンゴルや国内の塩を5種類使用しています。