さまざまな思いを込めて飾られるひな人形。
笠岡ひなめぐりでは、これまで家庭で受け継がれてきたひな人形が、各店舗に集められ展示されています。
笠岡駅周辺の店舗で展示されていることを知り、足を運びました。
記載されている内容は、2024年4月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
笠岡ひなめぐりの開催概要
笠岡ひなめぐりは、実行委員会が毎年主催している恒例のイベントです。今回は8回目の開催となります。
笠岡駅前の商店街や笠岡市内各所の全32か所でさまざまなおひなさまが展示され、期間中は地元名産品が当たるスタンプラリーも開催。
笠岡の街並みを散策しながらゆっくりひなめぐりが楽しめます。
各会場では、人形作りのワークショップやおみくじが体験可能です。
開催期間は2024年2月17日(土)〜3月4日(日)でした。
笠岡中央商店街のひな人形展示
全32か所あるひなめぐりの会場ですが、まずは笠岡駅前の中央商店街を目指しました。
笠岡まちづくり寄合所
笠岡まちづくり寄合所には、大小さまざまなおひなさまや、折り紙で作られた色とりどりのひな人形が展示されています。
笠岡周辺のこども園や幼稚園の作品も展示されており、子どもたちが作った作品を見られました。
その他には、折り紙でおられた色鮮やかな美しいひな人形が並べられ、目を楽しませてくれます。
各店舗にはスタンプラリーの台が設置してあり、台紙に備え付けのスタンプを押していき、14個集めれば名産品の詰め合わせが当たる抽選に応募できました。
ベビーチャイルド大黒屋
次に中央通りにある「ベビーチャイルド 大黒屋」に行きました。
店頭のショーケースに、ひな人形が展示されていました。
貝殻に入った小さなひな人形
そのなかで非常に印象的だったのが、貝殻に入ったとても小さなひな人形です。
このサイズのひな人形は初めて見ました。
とても細かく着物も貼り付けられており、貝殻の中の鳥居の絵も小さく描かれていました。
「ベビーチャイルド 大黒屋」の知り合いのかたが持ち寄り、「ぜひ見てもらいたい」ということで展示しているそうです。
つるし雛
つるし雛は、「衣食住に困らないように」という願いを込めて飾られるものです。
こちらのつるし雛は、ちりめんなどの古布を使用した鳥や桜などの細工物を紐に順番に吊り下げているもので、展示を華やかに彩っていました。
ご近所のかたがひなめぐりのために製作されたそうです。
フルーツショップ にしじま
次に笠岡駅から2つ角を左に曲がった先にある「フルーツショップ にしじま」に行きました。
店内には、さるぼぼが展示されていました。
さるぼぼは、江戸時代幼児のお祓いの具として用いられていたもの。飛騨の方言で「さるぼぼ」は、猿の赤ちゃんという意味です。
100歳の女性のかたが本体を、服は義理の娘さんが作り、共同作業しているそうです。
御長寿のかたが作られているので、見るだけで縁起が良く元気が出てきました。
店内では、ジュース・軽食の販売や、店主がたててくれる抹茶も販売されています。
この時季に合わせて「いちごとりんごの桜スムージー」を販売しているので、実際にいただきました。
春らしいやさしい味で、ぜひ散策中の一休みに飲んでもらいたいです。
おみくじもあり、笠岡高校書道部の高校生が一個一個筆でしたためた、ありがたい言葉がありました。
私は「死ぬこと以外はかすり傷」というお言葉をひきました。
価格はお気持ちの10円からです。
おわりに
笠岡ひなめぐりは、お店のかたがたのあたたかい気持ちに支えられています。
ひな人形を飾るのは、大切な人や家族が健やかであってほしい願いからであり、見学に来てくれるかたにも同じ気持ちを持っていることを感じました。
各店舗では、「ひな人形を見てほしい」と工夫が施されて展示されています。
展示しているかたの気持ちや、作ったかたの思いを受けとりながら、ひな人形に思いを馳せるのはどうでしょうか。
情報提供者:あーる
第8回笠岡ひなめぐり2024のデータ
名前 | 第8回笠岡ひなめぐり2024 |
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期日 | 2024年2月17日~3月4日 |
場所 | 岡山県笠岡市各所 |
参加費用(税込) | |
ホームページ | またたび笠岡。[笠岡市観光協会] |