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八楽笑の副店主・田邊 真由子さんにインタビュー
店舗やラーメンも個性的な八楽笑。
そんな八楽笑の副店主・田邊 真由子(たなべ まゆこ)さんに、開業の経緯や店の特徴・ラーメンへのこだわりなどの話を聞きました。
もともとラーメンづくりは趣味だった
田邊
創業者は、私の父です。
父は自営業で電器・ガス店を運営するかたわら、ラーメンが好きでいろいろ食べ歩いていました。
やがて、自分の理想のラーメンを求めて、ラーメンづくりをするようになったんです。
しだいにつくったラーメンを、みんなに食べてもらいたいなと思うように。
それで、ラーメン店を開業したんです。
趣味が高じて仕事になったパターンですね(笑)。
今では電器・ガス店を別の家族にまかせ、父や私はラーメン店に専念しています。
趣味が高じて屋台営業、そして固定店舗へ
田邊
そうなんです。ラーメン店を始めるにあたって、急に店はできませんから、自宅の庭先に車を改装した店を置き、屋台スタイルで始めました。
ちょうど自宅が道路に面していたので。
営業を開始したのは、2009年(平成21年)です。
屋台のときは、今と違う店名で「まる朱(しゅ)」。
イベント出店などもときどきしていました。
やがてお客さんが多くなってきたので、現在の場所に店をつくることに決めたんです。
もともと現在地には、父がやっていた電器・ガス店があったんですよ。
一度建物を壊し、電器・ガス店の面積を縮小して、ラーメン店を構えました。
そして、2012年(平成24年)に現在の店名「八楽笑」としてリニューアル・オープンしたんです。
屋台のときはラーメン好きのお客さんが多かったのですが、固定店舗になるとビジネスパーソンから若者、ファミリー層まで幅広いお客さんが来られるようになりました。
トレーラーハウスは店主の趣味、内外装はスタッフみんなで考えた
田邊
これは、父の趣味ですね(笑)。
父はラーメンのほかにもトレーラーハウスにも興味がありまして。
たまたま長野県で見たトレーラーハウスが気に入って、これで店をしようと思いついたようです。
外装・内装は、スタッフみんなで考えました。
雰囲気・色など細部にわたるまで、みんなで意見を出し合って決めたんです。
「八楽笑」という店名は、創業時のテーマ「楽」「笑」から
田邊
お店を開いたのは、自分たちのラーメンを食べて喜んでもらいたいから。
だからこそ、ラーメンづくりを趣味で終わらせず、店を開いたんです。
自分たちのラーメンを食べて、楽しく笑ってほしい。
「楽」「笑」は、創業時から私たちのテーマなんです。
そして、楽(ラク)・笑(ショウ)から、ハラショーという言葉が浮かびました。
ハラショーとは、ロシア語で「良い」「すばらしい」などを意味する言葉。
そこから、楽と笑に末広がりで縁起のいい「八」を加えて、「ハラショー」と読むという店名が思い浮かんだんです。
八楽笑のラーメンを食べて、楽しく笑って幸せですばらしい時間を過ごしてほしいということですね。
メニューは多いが、どれにも手を抜かず強いこだわりを持っている
田邊
屋台で創業したときは、尾道ラーメン(八楽笑らーめん)だけでした。
その後、笠岡にあるから笠岡名物の笠岡ラーメンを出したいということで、笠岡らーめんもつくるように。
固定店舗になってからは、屋台の営業では制約があってできないようなラーメンもつくれるようになりました。
その代表が台湾らーめんです。
もともと辛いラーメンがつくりたかったのですが、屋台だと難しかったので…。
あとは自分たちが「食べたいな」「つくりたいな」というラーメンができたら、それを研究していって、納得できる完成度になったらメニューに追加していきました。
それとお客さんからの要望もあり、その要望に応えたものもあります。
台湾らーめんの白ができたり、うまみそらーめんが復活したりしたのは、お客さんの要望に応えたからです。
田邊
メニューが多いと、器用貧乏といいますか、ひとつひとつの完成度が低いんじゃないかと心配されるかたもいるかもしれません。
でも、当店ではご安心ください!
さきほどのように、自分たちが食べたいなという欲求から始まり、理想を追求して完成させてきた結果としてメニューが増えたんです。
だから、どれもこだわりが詰まったラーメンなんですよ。
選択肢が多いので「次はこれを食べたい」と思えるのが、当店のポイントです。
お客さんはわざわざ店に足を運んでくれて、お金を払ってラーメンを食べていただいています。
だから、当たり外れがないようにすべき。
当店は当たり外れがないように、丁寧にラーメンづくりをすることがこだわり。
混雑時や大勢でこられたときは、提供までお時間をいただくことがあります。
しかし、手を抜かず当たり外れのない味にするため、丁寧につくっていますので、ご理解いただけると幸いです。
女性スタッフ中心なので、女性ならではの気配りが強み
田邊
当店は、店主以外のスタッフがみんな女性スタッフなんです。
子育て経験のあるものも多く、女性ならではの気配りが強み。
だから、小さな子供連れのお客さんでも、対応に慣れています。
子供がラーメンなどをこぼしたりしても、すぐに対応できるのでご安心ください。
ファミリーのお客さんにもかなり来ていただいていますが、外観がラーメン屋っぽくないので、入りづらかったり、気になるけど通り過ぎたりするお客さんも多いんです。
女性中心のスタッフで入りやすい雰囲気だと思いますので、ファミリー層はもちろん、女性ひとりでも、ぜひお気軽にお越しください!
さいごに
八楽笑は国道も近く、子供連れでも行きやすいのが魅力です。
また人数が多くなると好みがバラバラだったりしますが、八楽笑はラーメンの種類が多いので安心。
ラーメンの種類が多いと迷わないか心配かもしれませんが、八楽笑はこだわりのラーメンが完成するごとにメニューを追加してきました。
だから、すべておすすめの商品なので、どれを選んでもおいしいです!
私の好みからおすすめするなら、笠岡ラーメン好きなので、やはり一番は「笠岡らーめん」。
笠岡の名物なので、ぜひ食べてほしいと思いました。
八楽笑自体の名物を食べたいなら、店が始まって以来の看板メニューである「八楽笑らーめん」を。
辛いものが好きなら「台湾らーめん(赤)」をぜひ。
八楽笑 (ハラショー)のデータ
名前 | 八楽笑 (ハラショー) |
---|---|
住所 | 岡山県笠岡市一番町3-25 |
電話番号 | 0865-63-7028 |
駐車場 | あり 7台 |
営業時間 | 午前11時〜午後2時、午後5時〜午後10時 |
定休日 | 木 |
支払い方法 |
PayPay |
予約の可否 | 可 ・混雑時は予約不可の場合あり ・電話にて予約 |
座席 | 全33席 ・6人がけテーブル:1卓 ・4人がけテーブル:3卓 ・カウンター:7脚 ・テラス 4人がけテーブル:2卓 |
タバコ | 禁煙(指定エリアのみ喫煙可能) |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ・子供用食器あり ・子供用補助椅子あり(ソファ席用) ・ベビーカー入店可能 |
バリアフリー | スロープ 車椅子での入店可能(基本的にカウンター席) ※ トイレは車椅子非対応 |
ホームページ | 岡山県笠岡市、笠岡らーめん、尾道ラーメンの専門店|ラーメン 八楽笑 |