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日鶏ひとりを運営するプライズ株式会社の代表・藤之原康人さんへインタビュー
驚きのビッグサイズで、冷めてもおいしいヘルシーなからあげを、イートインでもテイクアウトでも楽しめる「瀬戸内からあげ専科 鶏ひとり」。
店を運営するプライズ 株式会社の代表・藤之原 康人 (ふじのはら やすひと)さんへインタビューをし、開業の経緯やからあげのこだわり、今後の展望などについて話を聞きました。
インタビューは2021年1月の初回取材時に行った内容を掲載しています。
飲食店経営者に刺激を受けて開業を目指す
開業の経緯を教えてほしい。
藤之原 (敬称略)
実は学校を卒業して、ずっとアパレル関係の会社で仕事をしていました。
前職では国内外のいろいろなところへの出張が多く、それぞれの土地でいろいろな料理を食べることが楽しみになっていました。
食べるのは好きでしたので(笑)。
そんなとき会社の研修として、さまざまな会社の人たちが集まる経営セミナーに参加することになったんです。
グループごとにわかれて模擬会社をつくり、事業を考えて発表しました。
私と同じグループの7人のなかに飲食店経営をしているかたが3人いたんです。
彼らが飲食店経営について話している姿が、とても楽しそうで刺激を受けたんですよ。
それで、自分の飲食店に挑戦したいなという気持ちになりました。
自分で店をするぞと決心し約15年務めた会社を退職、独立したんです。
最初に開いたのはビュッフェの店
最初に経営していた店は、別の店だと聞いた。
藤之原
最初は、2013年(平成25年)に市内の南本庄で「AGERU (アゲル)」というビュッフェの店を開きました。
ビュッフェの店にしたのは、前職で東京出張したときに私がよく利用していたビュッフェの店があり、それを参考にしたからです。
ただ、正直なところ想像以上に大変でした。
飲食店について自分は何も知らなかったんだと思い知らされましたね。
お客様のなかで比率の多かったのは、女性やご家族連れのかた。
そこでやさしい味の料理を多めにしたり、野菜を多くしたりしてみました。
すると、じょじょにお客様が安定的に来るようになったんです。
ビュッフェで人気だった鶏のから揚げに特化した店へ
ビュッフェの店から鶏のからあげの専門店へ変わったのは、なぜ?
藤之原
AGERUの運営が軌道に乗り、メニューのなかで圧倒的に人気のあった料理が鶏のからあげでした。
またAGERUをはじめて7年たち、自分でもようやく飲食店経営についてわかってきたと思ったんです。
そこで、人気メニューの鶏のからあげに特化した店を2号店として出店する計画を立てました。
ただちょうど物件が決まるころ、新型コロナウイルス感染症が流行し始めたんです。
AGERUの店内飲食を中止し、テイクアウトのみで対応しました。
そんななか、AGERUのテイクアウトで鶏のからあげがめちゃくちゃ売れまして。
リピーターも多かったんですよ。
鶏のからあげ専門店の手応えを感じましたね。
そこで2号店出店ではなく、AGERUの店を閉め、多治米ショッピングモールに移転・転業という形に変更しました。
2020年(令和2年)6月に日鶏ひとりを開業し、おかげさまで開業後はとても順調です。
コロナ禍によるテイクアウト需要の増加、ショッピングモール内で買い物ついでに立ち寄れ、しかも駐車場がたくさんあるという立地も味方しましたね。
どんなお客が多い?
藤之原
昼はお勤めのかたのお昼ごはんが多いです。
イートインも多いですし、弁当のテイクアウトも多いですね。
とくにイートインの定食はボリュームがあり、野菜もタップリなので好評です。
私自身、サラリーマン時代の経験からお昼ごはんに野菜が足りないと感じていました。
だから野菜は多めにしていますよ。
夕方以降は、主婦のかたや仕事帰りのかたが多いです。
晩ごはん用に買って帰るのが多いようですね。
店名の由来を知りたい。
藤之原
まずAGERUの店名ですが、店の料理を食べて、体調や気持ちを”上げて”ほしいという思いから、「上げる=アゲル」としました。
日鶏ひとりという店名は、「一人」と「毎日食べられるおいしい鶏のからあげ」を掛けています。
AGERUのときに、気になっている店だけど一人、とくに男性一人だと入りづらいという声がありました。
そこで新しい店では、一人でも気軽に入ってほしいという思いから名付けたんです。
もちろん、一人以外のお客様も歓迎ですよ。
なお「瀬戸内」と付けているのは、いずれは瀬戸内海に面する福山の地から、ほかの地域へも当店のからあげを届けたいなという思いがあるからです。
日鶏ひとりのからあげは手づくり・大きい・冷めてもおいしい・ヘルシー
日鶏ひとりの鶏のからあげの特徴を教えてほしい。
藤之原
福山には、鶏のからあげの専門店が多いです。
ですから「当店ならでは」は意識しています。
当店のからあげの特徴は、まず1個のサイズが大きいこと!
ご家庭で大きな鶏のからあげを揚げるのは難しいんです。
家でつくれないからあげだからこそ、魅力的だと思います。
ふたつめは、手づくりだという点。
食材の仕入れ、野菜や肉の切り分けまで自分たちでしているんです。
つけダレも完成品を仕入れているのではなく、自分たちでショウガやニンニクをすりおろすところからつくっていますよ。
3つめは、からあげが冷めてもジューシーでおいしいことですね。
当店のフライヤーは特殊なものを使っていて、揚げるときに油に電磁波を通すんです。
そうすることで電磁波が衣をコーティングし、鶏肉自体の脂を外に逃がしません。
そして、肉の内部で鶏肉の脂が循環することで、肉が熱されるんです。
脂が外に逃げないので、ジューシーさが保たれるんですよ。
4つめは、ヘルシーなからあげだということ。
いい油を使っているのもありますが、さきほどの電磁波を使って揚げることで、油の吸収率も抑えられ、健康的になります。
だいたい一般的なからあげのカロリーの40〜50%オフです。
少しでもおいしいものを届けたい、家庭では食べられない魅力のあるものを提供したいという思いで、手間や人件費がかかったり機材が高価だったりしても、がんばっています。
お客様への「おもてなしの心」を大切に
今後の展望ややってみたいことがあれば、聞きたい。
藤之原
ひとつは、からあげのバリエーションを増やしたいですね。
とはいっても手づくりにこだわっているので、たくさんのことはできません。
「鶏のモモ肉のからあげ」というベースは変えず、味のバリエーションを増やしたいですね。
もう1点は、遠方の地域でも当店のからあげを味わっていただけたらいいなと思います。
しかし手づくりにこだわる当店の支店を出すことは、簡単ではありません。
そのため、人材育成が課題ですね。
そのときに重視するのが、技術よりも「おもてなしの心」。
技術は、がんばって続けていけば少しずつ身についていきます。
当店では、お客様が気持ちよく利用できるように、気遣いの気持ちを大事にしているんです。
技術だけでなく、おもてなしの心を育てていく人材育成が今後の目標ですね。
毎日でも飽きずに楽しめる、大きくジューシーな日鶏ひとりのからあげ
とにかく1個が大きくて、冷めてもジューシーでおいしいのが日鶏ひとりの鶏のからあげ。
一度食べるとハマってしまいます。
そして、脂分カットでヘルシーなのもうれしいポイントです。
店内で野菜タップリノボリューミーな定食を楽しむもよし、持ち帰りでごはんのおかずや酒のつまみにするもよし、弁当を買って帰るもよし。
広い駐車場もあり行きやすく、買い物ついでに寄れるのもいいところです。
おいしくて食べごたえのある日鶏ひとりの鶏のからあげを、ぜひ食べてみてください。
瀬戸内からあげ専科 日鶏ひとりのデータ
名前 | 瀬戸内からあげ専科 日鶏ひとり |
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住所 | 広島県福山市多治米町1丁目12-1 (多治米ショッピングモール内) |
電話番号 | 084-999-9555 |
駐車場 | あり 多治米ショッピングモール共同駐車場 |
営業時間 | 持ち帰り:午前11時〜午後7時 店内飲食:午前11時〜午後2時30分(ラストオーダーは午後2時) |
定休日 | 木 祝日の場合は営業し、翌日に休業 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 ・持ち帰りは予約可能 ・店内飲食は予約不可 |
座席 | 全18席 ・カウンター:10脚 ・4人がけテーブル席:2卓 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ・ベビーカー入店可能 ・子ども用食器あり ・子ども用椅子あり |
バリアフリー | ・車椅子での入店可能 ・トイレは車椅子非対応 |
ホームページ | 日鶏ひとり 公式Instagram |