稲田屋を運営する株式会社 阿藻珍味・粟村元則 社長にインタビュー
ついに動き出した、阿藻珍味による新しい稲田屋。
今後どのように展開していくのか気になるところです。
そこで販売会場に訪れていた、株式会社 阿藻珍味の代表取締役 社長・粟村元則(あわむら もとのり)さんにインタビューをしてみました。
今回、天満屋 福山店での販売に至った経緯は?
粟村(敬称略)
天満屋さんと、まったく別件で話をする機会がありました。
そこから自然と「天満屋さんで試験的に販売してみよう」という話になっていったんです。
天満屋さんは中心市街地にあって、JR福山駅前という立地。
お客様が多く集まる場所です。
そのときに、弊社が稲田屋さんの事業を継承したことに関する話になりまして。
まさに出店するのにピッタリの場所ですよね。
お客様も足を運びやすいと思います。
だから今回、3日間の限定ではありますが出店をさせてもらうことになったんです。
限定販売だったのは、なぜ?
粟村
まだ弊社では、関東煮も肉皿も開発部門の社員がつくっている段階です。
だから社員数も設備も限られて、つくれる個数に限界があります。
そこで、関東煮のみで日数・個数限定といたしました。
また新しい「稲田屋」としては、初めての販売です。
まずは「試運転」をしてみる必要もありました。
手応えがよければ、次の段階へ進めていきたいと思います。
次の段階とは、開発部門から製造部門へうまく「パス」することですね。
常時販売できる体制にしていきます。
手応えは感じた?
粟村
私の想定を超える手応えを感じています!
まさか開店前から多くのお客様が並び、こんなに早く整理券がなくなるとは思いませんでした。
注目していただいて、大変ありがたく感じていますね。
そのいっぽうで、今回食べたくても食べられなかったお客様には、大変申し訳ないと思っています。
食べられなかったお客様のためにも、なるべく早くスムーズに開発部門から製造部門へ引き継ぎができるようにしようと思いました。
稲田さんの味を守りながらつくっていくので、大量販売は難しいかもしれません。
しかし毎日安定した量を提供できるように、体制を整えていきたいですね。
市民のみなさまにはもうしばらくお待ちいただくことになりますが、ぜひ楽しみにしていてください。
肉皿のほうも、なんとか販売が実現できるようがんばりたいと思います。
旧 稲田屋の稲田正憲さんにインタビュー
新しい稲田屋の販売所には、旧 稲田屋の店主で阿藻珍味の味を伝授した稲田正憲さんも駆けつけていたのです。
そこで、稲田さんにも話を聞いてみました。
稲田屋の味を伝授した阿藻珍味による、新・稲田屋の試運転の日を迎えた感想は?
稲田(敬称略)
私が思っていたより反響が大きく、驚いています。
こんなに早く整理券がなくなるとは、思いませんでしたよ。
待っていてくれたお客様の多さにビックリしました。
このようすだと明日(3月6日)、明後日(3月7日)も多くのお客様が来るのではないかと思っています。
阿藻珍味による稲田屋は、どのように映った?
稲田
あくまでも今日は、私はごあいさつのためにここに立っているだけ。
今日の主役は「稲田屋」のスタッフのみなさんですから。
味を伝授していたときから、スタッフのみなさんの熱い思いに圧倒されてきました。
今日もそうですね。
もう何も言うことはないですよ。
スタッフのみなさんがしっかりやってくれていますので。
あとは、レギュラー販売されることを待つだけですね!
市民が待ち望む稲田屋 関東煮の復活
稲田屋の関東煮の限定販売にあたり、整理券開始前には行列が発生。
そして、あっという間に整理券の配布が終わり、買えなかったお客さんにもたくさん声をかけていました。
福山市民の期待の大きさがわかります。
そして、阿藻珍味の今後の展開が気になるところです。
新たな展開が始まることを、楽しみに待ちたいと思います。
稲田屋 (株式会社 阿藻珍味)のデータ
名前 | 稲田屋 (株式会社 阿藻珍味) |
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期日 | 2021年3月5日(金)〜3月7日(日) 午前10時〜売り切れしだい終了 (午前9時30分より整理券配布。1日100セット限定) |
場所 | 天満屋 福山店 地下食品売場 特設会場 |
参加費用(税込) | 1セット5本入 900円 (1名1セット限り) |
ホームページ | 大正八年創業~関東煮・肉皿のお店~ 稲田屋 阿藻珍味 |
その後、天満屋 福山店の地下食品売り場にて「稲田屋」として関東煮を常時販売しています。
また「肉皿」や、缶詰の「関東煮缶」も販売しており、好評です。
さらに販売箇所も増え、店内飲食ができる店もあります。
詳細は稲田屋 公式サイトを見てください。
なお、オンラインショップでも購入可能です。