パンは好きですか?
菓子パンや惣菜パンもいいですが、普段の食事にパンをそえる。
それだけでも少し雰囲気が変わりますよね。
そんな、食卓に並ぶことも多いパンですが、食パンやバケットだけじゃなく、いろいろな種類の食事パンがあるんですよ。
パンのバリエーションが増えると、その日のメニューやお酒との相性でパンを変えてみたりと、食事の楽しみかたも広がります。
今日の食事はちょっとだけパンにこだわってみたい。
実は、そんな時にお勧めしたいお店が福山市にあります。
おいしい食事と、食事といっしょに食べるパンにこだわった店。
それが「ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラ(SOUMOKU coffee BOULANGERIE BRASSERIE Fujiwara:以下、ソウモクコーヒー・フジワラ)」。
福山市北部・加茂町にあるベーカリー・カフェです。
オーナーの藤原さんがパン屋の修業をしたのち、「おいしい食事とともにパンを楽しむ」というコンセプトをもとに創業しました。
おしゃれな店内でおいしいフードやデザートも楽しめ、買ったパンは持ち帰り食べてもいいですし、店内でも食べられます。
そんなおいしい食事とパンを楽しめる店、ソウモクコーヒー・フジワラを紹介しましょう!
ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラは2023年(令和5年)で加茂町での営業を終了し、福山市春日町へ移転しました。
以降の掲載内容は、移転前のものとなります。
▼移転先の記事は以下をご覧ください
記載されている内容は、2023年2月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラのデータ
名前 | ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラ |
---|---|
住所 | 広島県福山市加茂町字中野409-3 |
電話番号 | 084-994-4457 |
駐車場 | あり 約10台 |
営業時間 | 午前10時〜午後6時 |
定休日 | 水、木 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 不可 パンの取り置きのみ、電話にて可能 |
座席 | 全20席 ・4人がけテーブル席:2卓 ・3人がけテーブル席:2卓 ・2人がけテーブル席:1卓 ・カウンター:4脚 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | 子供用食器あり 子供用椅子なし ベビーカーでの入店可能 |
バリアフリー | 入口に段差あり トイレは車椅子非対応 |
ホームページ | 公式Instagram |
ソウモクコーヒー・フジワラがあるのは、福山市北部の加茂町です。
国道182号線沿いにあり、ちょうど「中野」交差点の地点にあたります。
道路の東側に面しているので、南(福山市街方面)から来るときは反対車線側です。
駐車場は店頭の道沿いに約10台分あります。
交通機関を利用する場合は、路線バスを利用しましょう。
中国バスの福山駅前発、東城方面行きに乗り、「東城別(とうじょうわかれ)」バス停で下車してください。
▼東城別バス停
ただし、便数が少ないので注意しましょう。
東城別からソウモクコーヒー・フジワラまで、北東へ約130メートルです。
ソウモクコーヒー・フジワラはパン屋とカフェが融合した店
ソウモクコーヒー・フジワラは、きれいな紺色の外観が目を引くお店です。
「コーヒー」が店名に付いていますが、メインはパン屋であり、カフェでもあるソウモクコーヒー・フジワラ。
長年にわたりパン屋で修業した店のオーナー・藤原 建作(ふじわら けんさく)さんがつくるこだわりのパンを販売しています。
なかでも、ハード系などの食事パンが看板商品です。
また、サンドイッチやデザートなど、パンをつかった料理も店内で食べられます。
フードはどれも本格的で、盛り付けもきれいなものばかりです。
もちろん、買ったパンも店内で食べられます。
ただしこの場合、ドリンクの購入が必須です。
ソウモクコーヒー・フジワラのおすすめのパン
2023年(令和5年)2月時点の情報。価格は消費税込
ソウモクコーヒー・フジワラでは、たくさんのパンをつくっています。
そのなかから、お店おすすめのパンを紹介します。
「α パン・ド・カンパーニュ」は店イチオシの逸品
「α (アルファー) パン・ド・カンパーニュ」(421円)は、店長イチオシの商品です。
石臼挽きの小麦粉と自家製酵母を使って、長時間熟成させています。
「湯種仕込み」で、うまみのある食事パンです。
「湯種仕込み」とは、パンの生地となる小麦粉の一部に熱湯を加えてこねたもの。
一晩寝かせるので、餅のようにモッチリとした食感になります!
たしかに、食べたときのとてもモッチリとした食感が印象的でした。
「120hのαバゲット」は弾力のある生地がポイント
「120hのα(アルファー) バゲット」(378円)は、いわゆるフランスパンです。
細長い形がインパクト大!
バゲット・カンパーニュを高加水(含まれる水分量が多め)にしたもので、湯種仕様です。
表皮(クラスト)はパリッと香ばしく、中の生地(クラム)はモッチリとした弾力のある食感でした。
噛むほどにパンならではの味わいが広がります。
「加茂食パン」は一番人気の商品
「加茂食パン」(313円)は、いわゆる食パンです。
所在地の名を取った自慢の食パンは、なんとソウモクコーヒー・フジワラの一番人気の商品だそう。
加茂食パンも、高加水・湯種仕込み・長時間熟成です。
焼いてトーストにして食べてみると、とても香ばしく、同時にモッチリとした弾力が楽しめる生地でした。
食パンの上部には、粉で葉の模様が描かれていて、おしゃれです。
なお、ミニサイズの「加茂食パン ミニ」(302円)もあります。
クロワッサン
「クロワッサン」(270円)はパン屋でよく見かける種類のパンです。
ソウモクコーヒー・フジワラでもクロワッサンがあり、人気があります。
クロワッサンは、甘い味付けをしている印象がありませんか。
ソウモクコーヒー・フジワラでは「食事とともにパンを」をコンセプトとしているので、甘い味付けをしていません。
表皮がサクサクッとし、中はフワッとやわらかです。
そして生地のうまみと、たっぷり使われているバターの甘い香りが口内に広がります。
料理とともに食べてもおいしいクロワッサンです。
なお、ミニサイズの「ミニクロワッサン」(108円)もあります。
「パン・ド・カンパーニュ・スーパーフード」は栄養価が高くてヘルシー
2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
「パン・ド・カンパーニュ・スーパーフード」は、文字どおりα パン・ド・カンパーニュにスーパーフードを混ぜ込んだものです。
スーパーフードは栄養価が高い食材のことです。
パン・ド・カンパーニュ・スーパーフードで使っているスーパーフードは、以下のとおりです。
- アマニ
- キヌア
- モチ麦
- チアシード
- アマランサス
モッチリとした生地の中に、ときどきあらわれるスーパーフードの食感がおもしろいです。
パン・ド・カンパーニュ・スーパーフードも、ハーフサイズ(170円)が用意されています。
「シナモンロール」「ピスタチオロール」は菓子パンのなかで一番人気
2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
食事パンに力を入れているソウモクコーヒー・フジワラですが、菓子パンも扱っています。
菓子パンのなかでとくに人気があるのが、「シナモンロール」と「ピスタチオロール」です。
シナモンロールは、バターをタップリと使ったサクサクの生地が特徴。
中には、シナモンシュガーを巻いているので、シナモンのよい香りが楽しめます。
温めると、よりシナモンの香りが引き立ちます!
ピスタチオロールは、無着色のピスタチオペーストをたっぷり使っています。
さらに、アーモンドクリームとハイカカオチョコ(カカオ多めのチョコ)クリームもタップリ。
ピスタチオは、ナッツ状態のままでしか食べたことしかないので、最初はビックリしました。
シナモンロールもピスタチオロールも、どちらもフンワリとした生地とぜいたくな甘さで、シナモンやピスタチオそれぞれの風味もしっかりと楽しめます。
「ブリオッシュ・フィュテ」はバターの風味が香るリッチなパン
2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
オーナー・藤原さんおすすめの菓子パンが、「ブリオッシュ・フィュテ」です。
卵などをふんだんに使ったぜいたくなパン「ブリオッシュ」にバターを入れ込んだもの。
フワッとやわらかながら、サクッとした歯ごたえもあります。
甘い香りもたまりません。
「クレーム・オ・ブール」はコクのあるパンの中にカスタードクリーム
2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
ソウモクコーヒー・フジワラではクリームパンもあります。
でも、ちょっとひと味違うんです。
それは「クレーム・オ・ブール」という名前。
生地をバターや卵・生クリームで仕込み、コクのあるパンとなっています。
パンの上部にはザラメが振られていました。
パンの中には、自家製のカスタードクリームが入っています。
クリームの風味があふれる、甘い味わいのパンです。
「デニッシュ」はサクサクの生地の上に果実がタップリ
2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
ソウモクコーヒー・フジワラの「デニッシュ」は、四角い形をしていて、上に果実とクリームが載っています。
取材時には、以下の2種類を食べました。
- パイナップルとクリームチーズクリーム
- フランボワーズとクリームチーズクリーム
「パイナップルとクリームチーズクリーム」は、サイコロ状に裁断されたパイナップルがたくさん載っています。
パイナップルの甘酸っぱくみずみずしい味わいがおいしいです。
とてもフルーティーな印象でした。
「フランボワーズとクリームチーズクリーム」は、キイチゴの一種であるフランボワーズがタップリ。
酸味が強めですが、それが口の中をフレッシュにしてくれます。
デニッシュの生地は香ばしくて、とてもサクッとした食感です。
バターの甘い香りもたまりません。
翌日以降は「リベイク」でおいしく食べられる!
ソウモクコーヒー・フジワラでは、パンの「リベイク(RE BAKE)」を推し勧めています。
パンを買った当日は、軽く霧吹きをしたあとアルミ箔につつんで、オーブンでお好みで2〜5分焼きます。
翌日以降食べる場合は、買って帰ったらすぐ、パンをラップでくるんで冷凍保存しましょう。
食べるときは、食べる10〜20分前に冷凍庫から取り出して自然解凍します。
自然解凍後、軽く霧吹きしてアルミ箔につつみ、オーブンで2〜5分焼いてください。
ぜひ、おいしくパンを食べてください!
ソウモクコーヒー・フジワラのカフェコーナー
移転準備のため、2023年2月時点でカフェコーナーは閉鎖しています。
情報は、2020年(令和2年)6月時点のもの
パンのコーナーの奥にはカフェスペースです。
ゆとりのある空間で、ゆったりと過ごせそうではありませんか。
テーブル席がメインですが、カウンター席も4脚ありました。
ソウモクコーヒー・フジワラには、いろいろなランチメニューやデザートがあります。
そのなかから、おすすめの商品を紹介しましょう。
「フィグログ バゲットサンド」はボリューム満点!
「フィグログ バゲットサンドイッチ」は、オーナー・藤原さんイチオシのフードです。
名前のとおり、バゲットに具を挟んだサンドイッチのこと。
メインの具材は、フィグログ。
フィグログとはイタリア生まれのイチジクのドライフルーツの一種です。
イタリアでは、フィグログとブルーチーズは定番の組み合わせなんです!
サンドイッチにはフィグログのほかに、ブルーチーズ、生ハム、クルミのフィグも入っています。
皿にはサンドイッチのほか、サラダなど、いろいろな野菜が盛り付けられていました。
盛り付けも美しく、見て楽しめるのもいいところです。
ブルーチーズは、ゴルゴンゾーラという種類を使っています。
とろけるような食感と、まろやかな塩味です。
メイン具材のフィグログは、大きな円形をしており、一見するとハムのよう。
イチジクならではのネットリとした舌触りと深い甘さ、フルーティーさやさわやかさが楽しめます。
生ハムはきれいな薄桃色で、ほんのりと透けているほど薄くスライスされていました。
ネットリとした食感と塩味、肉のうまみが特徴です。
パンはバゲットなので厚くて食べごたえ満点。
皮の香ばしさとしっかりとした触感、生地のモチモチ感があります。
サンドイッチを一気にかぶりつくと、パンの風味と皮の香ばしさ、ブルーチーズのまろやかな塩味と生ハムのうまみと塩味、そしてドライイチジクの甘さとフルーティーでさわやかな風味が、意外とよく合っていました。
またパンの外側のしっかりとした食感、生地のモッチリ感、イチジクや生ハムのネットリ感、チーズのトロリ感のハーモニーもおもしろい。
フィグログバゲットサンドイッチは赤ワインとよく合うので、ぜひいっしょに食べてみてください!
▼サンドイッチといっしょに盛り付けられている、ベビーリーフのサラダ
▼キャロットラペ
▼ゴボウのバルサミコきんぴら
▼ズッキーニのソテーバジルソース
▼夏野菜のピクルスディル風
「バニラ ジェラート×ブリオッシュ フィュテ」はジェラートとパンのハーモニーが魅力
藤原さんおすすめのデザートが「バニラ ジェラート×ブリオッシュ フィュテ」です。
名前のとおり、ブリオッシュ フィュテのあいだにバニラジェラートを挟んでいます。
甘く、ひんやりと冷たいバニラジェラート。
ブリオッシュ フィュテは、卵やバターなどをふんだんに使ったぜいたくなパンです。
盛り付けも美しく、ソースや食用の花びらなどできれいに装飾されています。
ブリオッシュ フィュテのフワフワ感とサクサク感、バニラの甘さと冷たさのハーモニーをお楽しみください!
「珈琲」は備長炭炭火焙煎のオリジナルブレンド
基本となるコーヒーは「珈琲」一種類のみです。
備長炭を使った炭火焙煎のオリジナル・ブレンド。
ソウモクコーヒー・フジワラでは、サイフォンを使ってコーヒーを入れています。
サイフォンを使うと高温となるので、よりコーヒーの香りが出やすくなるそう。
ほどよいコクがあり、バランスの取れた味なので、飲みやすいコーヒーです!
ソウモクコーヒー・フジワラでは単一産地(シングル)のものを扱わず、ブレンドのみです。
ブレンドは店独自の味わいを楽しめるので、ソウモクコーヒー・フジワラならではの味を楽しんでもらいたいから、あえてブレンドのみにしているとのこと。
ソウモクコーヒー・フジワラの前身は、福山市東部の春日町にあった「草木珈琲(ソウモクコーヒー)」という喫茶店。
ブレンドに特化しているのは、草木珈琲時代からのこだわりなんです。
ソウモクコーヒー・フジワラのカフェメニュー・テイクアウトメニュー
ソウモクコーヒー・フジワラの店内飲食メニューを紹介します。
価格は消費税別。2020年(令和2年)6月時点のもの
▼ランチメニュー
サンドイッチ系がメインです。
いずれも単品とドリンクとのセットがあります。
なおランチの注文は午前11時〜午後4時までです。
▼ドリンクメニュー
コーヒーのほか、紅茶数種類やジュース数種、さらにビールやワインなどのアルコール類もありました。
▼テイクアウトメニュー
テイクアウトフードの注文は午前11時〜午後4時までです。
食事系を中心としたパンや、おいしくてきれいなフード、さらにこだわりのコーヒーまで楽しめるソウモクコーヒー・フジワラ。
そんなソウモクコーヒー・フジワラのオーナーである藤原 建作さんにインタビューをしました。
ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラのデータ
名前 | ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラ |
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住所 | 広島県福山市加茂町字中野409-3 |
電話番号 | 084-994-4457 |
駐車場 | あり 約10台 |
営業時間 | 午前10時〜午後6時 |
定休日 | 水、木 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 不可 パンの取り置きのみ、電話にて可能 |
座席 | 全20席 ・4人がけテーブル席:2卓 ・3人がけテーブル席:2卓 ・2人がけテーブル席:1卓 ・カウンター:4脚 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | 子供用食器あり 子供用椅子なし ベビーカーでの入店可能 |
バリアフリー | 入口に段差あり トイレは車椅子非対応 |
ホームページ | 公式Instagram |