ゆき糀 倉田友記子さんにインタビュー
麹の素晴らしさを伝えるために活動をしている、ゆき糀の倉田友記子さん。
起業するまでの経緯や、麹が完成するまでの秘話などお話してくれました。
起業したキッカケは?
倉田(敬称略)
妊娠・出産を機に、子どもに体に良いものを食べさせたいと思ったことがキッカケです。
市販品はなるべく与えたくないと思っていました。
最初は、パン屋さんで発酵について書かれた本を教えてもらい、興味を持ったのが始まりです。
それからのちに、麹を作る夢を見たんですね。
だんだんと麹を作りたい思いが強くなって、資格を取得して今後に生かしたいと考えるようになりました。
資格を取得できる場所を探して九州まで行ったんです。
そのときに、先生から「料理教室をしてみたらどう?」と勧められ、迷わず決心しました。
発酵料理教室を始めて、良かったと思うことはありますか?
倉田
お客さんから、家庭料理に麹を取り入れてから家族に良い変化があったと報告があったことです。
「なんとなく家族の体の調子が良くなってきた」と、聞きました。
他にも、「夫がなんだか最近やさしくなったような気がする」「子どもがあまりイライラしなくなった」などと報告を受けてうれしかったです。
始めたころは知り合いやお友達に来てもらっていました。
今では、SNSでのつながりや口コミがだんだんと広がり、人とのつながりができていくのがとても楽しいです。
麹づくりで苦労したことはありますか?
倉田
蒸した米に種麹を振りかけて、味噌や塩麹などに使う「麹」を作るんです。
自宅で作っているため温度管理が大変で、気になって夜眠れないことがあります。
外出先でも常に麹のことばかり考えてしまうんです。
夏は気温が高くなるので、一定の温度に保てるように冷房はつけたまま。
とにかく温度管理を徹底しておこなわないと麹は完成しません。
わが子のように育てるイメージでしょうか。
もしかすると、わが子以上に手が掛かっているかもしれませんね。
作り始めた当初は麹として使えるようなものができず、安定した品質の麹がつくれるようになるまでに半年以上かかってしまいました。
今後やりたいことはありますか?
倉田
発酵料理を提供するカフェをやりたいです。
お客さんから作るのも楽しいけれど、発酵料理を食べに行きたいとの声をよく聞きます。
だから、いつか自分のお店をもつのが夢なんです。
発酵料理を食べてもらい、ひとりでも多く幸せになる人が増えたらうれしいですね。
おわりに
味噌やランチを作ってみんなでおいしく食べる時間は、楽しくてあっという間に過ぎてしまいました。
参加している人同士で「食」に関する情報交換がおこなわれ、つながりも広がりそうです。
発酵料理の作り方はシンプルでしたが、とてもおいしかったので家でも実践してみたいと思います。
ゆき糀の発酵料理カフェのオープンも、待ち遠しいですね。
ゆき糀のデータ
名前 | ゆき糀 |
---|---|
所在地 | 広島県福山市川口町4-8 |
電話番号 | 09075459195 |
駐車場 | あり 4台駐車可能 |
営業時間 | 基本コース:第1回~第5回 ・開催時間:毎回午前10時30分~午後2時(ランチを含む) 単発あり(基本コースを受講中の人も可能) |
定休日 | |
利用料(税込) | 詳しくは、電話やSNSで問い合わせをして確認してください。 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | ゆき糀:公式Instagram |