パンは焼きたてが一番おいしいというイメージがありませんか?
でも、実はそうとは限らないのです。
福山には、時間が経ってもおいしいパンをつくっている店があります。
それは福山中心部・とおり町にある「Pekárna(ペカールナ)そらいろ (以下 そらいろ)」。
そらいろは真夜中にパン生地を発酵させることによって、発酵の本来の力を引き出す製法にこだわっています。
ハード系パンから菓子パン・食パンなど、パンは約70種類と豊富。
しかも一度食べるとやみつきになって、多くのお客さんがリピーターになっているそう。
そらいろのパンづくりのこだわりや特徴を深掘りしながら、魅力を探っていきましょう。
記載されている内容は、2023年12月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
Pekárna(ペカールナ)そらいろのデータ
名前 | Pekárna(ペカールナ)そらいろ |
---|---|
住所 | 広島県福山市今町2-2 |
電話番号 | 084-923-0113 |
駐車場 | あり 約150メートル南西に4台分 |
営業時間 | 午前7時〜午後6時 |
定休日 | 月、日 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 可 電話にて取り置き可能 |
座席 | 屋外に飲食スペースあり (4人がけテーブル:1卓) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | なし |
子育て | ベビーカーの入店可能 |
バリアフリー | スロープ 車椅子での入店可能 |
ホームページ | Pekárna そらいろ│公式Instagram |
自動車での行き方
自動車で国道2号線を経由して行く道順を紹介します。
2号線「御船町交番前」交差点を北へ折れてください。
東(岡山方面)からだと右折、西(広島方面)からだと左折です。
そのまま北方向へ約450メートル直進すると、JR山陽本線・山陽新幹線の高架に行き着きます。
ちょうど高架のところの「第6番ガード南」交差点を西へ曲がりましょう(左折)。
そのまま約130メートル直進し「第4番ガード南」交差点を南へ曲がってください(左折)。
交差点の北西角、高架下にセブン-イレブンがあるのが目印です。
また、第6番ガード南を曲がって二つめの信号です。
なお、一つめの信号のところにPekárnaそらいろの店舗があります。
自動車で行くときは、ここは通り過ぎて次の交差点を目指しましょう。
第4番ガード南交差点を南に曲がったら、約70メートル直進してください。
すると道路の東側(進行方向左)に、そらいろの駐車場があります。
ちょうど和菓子店「大和屋」のはす向かいです。
看板が出ているので、目印にしてください。
なお反対方面(南側)から来た場合も、看板が見えます。
駐車場は4台分で、うち1台は軽自動車専用となっています。
駐車場からPekárnaそらいろの店舗までは、来た道を戻る形で歩いて行きましょう。
店舗までは約130メートルです。
公共交通機関での行き方
公共交通機関でPekárnaそらいろへ向かう場合、もっとも近いのは「本通り」バス停です。
本通りバス停は、中国バスや井笠バスの複数の路線で停車します。
本通りバス停で降りたら「今町」交差点から、本通り商店街を北へ進みましょう。
商店街を約150メートル進むと、Pekárnaそらいろに到着です。
またJR福山駅や福山駅前バスロータリーから、徒歩でも行けます。
福山駅・バスロータリーから山陽本線・山陽新幹線の高架の南側を、高架沿いに東へ進みましょう。
高架沿いに約400メートル進むと、道路の南側(進行方向左)にPekárnaそらいろがあります。
Pekárnaそらいろは福山駅前「とおり町」にあるパン屋
そらいろは福山市中心部にあり、通称「とおり町(ちょう)」と呼ばれる「福山本通商店街」の北入口にあるパン屋です。
以前は書店だった店舗を改装しています。
「そらいろ」という店名のとおり、淡い水色と白色を基調とした外観がオシャレです。
店内には、たくさんのパンが並んでいます。
もちろん、どのパンも店主がみずから生地からこだわりの製法でつくられています。
パンの種類も豊富です。
- メロンパンやあんパン、クリームパンといった定番の菓子パン
- カレーパンやタルティーヌなどの惣菜パン
- 食パンやハード系のパン
さらに、手づくりクッキーもありました。
そらいろは地域に根付いたパン屋さん。
ご近所のお客さんがとても多いです。
人気商品は、午後の早い時間帯で売り切れてしまうこともあるとのこと。
パンの電話予約も可能なので、ぜひ問い合わせてみてください。
駐車場について
そらいろは中心部の商店街にありますが、駐車場も完備されています。
駐車場は、店舗から約130mのところです。
駐車場は4台分(うち1台は軽自動車専用)ありました。
他店とのコラボレーション商品も!
そらいろでは、他店とコラボレーションした商品も積極的に開発しています。
ひとつは、福山駅前の伏見町にある老舗の茶舗・今川茶舗です。
今川茶舗から仕入れた、茶会でも使われる本格的な抹茶を使ったパンやクッキーがあります。
またクッキーには、ほうじ茶を使ったものも。
大人気の「今茶の抹茶カヌレ」(350円)。
今茶の抹茶カヌレは、冷やして食べるのがおすすめです。
今川茶舗とのコラボクッキーは、今川茶舗でも販売しています。
ほかに、今川茶舗と同じく伏見町にあるAREA INN FUSHIMICHO(エリア・イン・ふしみちょう)カフェラウンジとのコラボレーションも。
逆にAREA INNでは、そらいろのパンを使ったサンドイッチなども食べられます。
またAREA INNとのコラボクッキーも、AREA INNで購入可能です。
近隣店とのコラボレーションしたオリジナリティあふれる商品も、そらいろの魅力ではないでしょうか。
Pekárnaそらいろのパン
価格は消費税込。2023年(令和5年)6月時点の情報
パンといえば焼きたてがおいしいと思いませんか。
そらいろのパンは焼きたてもおいしいのですが、最大の特徴は時間が経ってもおいしいことなんです!
当店のパンは、どれも「発酵」にこだわっています。
そのため、噛みしめていくとほのかな甘みが生まれてくるんです!
だから時間が経ってもおいしいんですよ!
ぜひ、生地そのものの味わいを楽しんでください。
たとえば「フィッセル」(150円)はバリッとした香ばしい皮で、中の生地はモチモチとした歯ごたえがあります。
そして噛みしめるほど、ほのかな優しい甘みがジワリジワリと感じられてきました。
食べ終わったあとも、ほんのりとした心地よい甘みが口に残っています。
これが発酵による力だそう。
当店のパンは生地自体がおいしいので、すべてのパンがおすすめ!
どのパンも一定の人気があるんですよ。
たくさんあるそらいろのパンのなかから、一部をピックアップして紹介しましょう。
「今茶の抹茶バゲット」は老舗茶舗の本格抹茶を使用!
「今茶の抹茶バゲット」(380円)は、今川茶舗から仕入れた茶会でも使われる本格的な抹茶を、バゲットの生地の中にシッカリと練り込んだパンです。
今茶の抹茶バゲットは、加工用抹茶を使用していません。
お茶会でも使用されるランクの抹茶を使うことによって、抹茶本来の味わいを知ってもらいたいためにつくりました。
食べると、思った以上にシッカリとした固めの生地です。
生地には抹茶がシッカリと練り込まれていて、見事な深緑色をしています。
噛むと表面がカリッとし、中はモッチリとした噛み応えある食感。
噛んだ瞬間に、抹茶の香りとほろ苦さが広がりました。
そして食べ進めていくと、ときどき現れるチョコレートの濃厚な甘みと風味、カシューナッツのコリコリとした食感と香ばしい風味がアクセントになり、抹茶の風味とよく合います。
抹茶好きにはぜひとも食べてほしい、絶品のパンです。
「そらいろのメロンパン」はクッキーのような表面とシットリふんわりの生地が特徴
メロンパンといえば子どもから大人までファンの多い、スタンダードな菓子パンの代表ですよね。
そらいろでも「そらいろのメロンパン」(180円)が人気です。
メロンパンの生地は、約2年かけて完成させました。
パン・カステラ・シフォンケーキのそれぞれのスタイルをミックスしています!
だからフワッとした食感でシットリ感と弾力も兼ね備えているのが特徴です。
パサつきにくくて喉が渇きにくい、食べやすい生地なんですよ。
そらいろのメロンパンは、食べる前から甘くいい香りがしてきました。
表面はサクサクで、香ばしさも兼ね備えた甘さと香りです。
しかしながら甘すぎず、あとに引かない甘さ。
さらに中の生地は、フンワリとしながらシットリ感があります。
だから喉が渇かず、ドンドン食べ進めていってしまいました。
実はメロンパンは、店主の清水さんがパン屋をしようとしたキッカケとなったパンなのです。
詳細は店主へのインタビューで紹介しています。
「クロワッサン」はバターの豊かな風味とサクサクな食感が印象的
クロワッサンは、定番のパンのひとつではないでしょうか。
そらいろでも「クロワッサン」(240円)があります。
クロワッサンの難しいところは、バターの管理なんです。
当店のクロワッサンは温度管理を徹底し、バターの風味と生地のサクサク感の絶妙なバランスを実現しています。
表面はパリパリッとしていて、軽やかな食感と香ばしさです。
いっぽう中はサクッとした食感がありながら、シットリ感もあります。
そしてパンの生地のうまみとバターの芳醇さ・甘さが口いっぱいに広がっていきました。
甘すぎず、自然な甘みを感じるおいしいクロワッサンです。
「オレンジ」はオレンジとイチジクのハーモニーが楽しめる
「オレンジ」はホールサイズ(500円)と、1/2サイズ(250円)があります。
ホールサイズは15cmくらいの正方形のような形で、大人の両掌に載るほどの大きめサイズです。
名前のとおり、パンの中にオレンジの皮が入っています。
さらに、イチジクの実も入っているのです。
オレンジは、紅茶との相性が抜群です!
オレンジの生地は、セミハードと呼ばれる部類のパン。
食べてみると、フンワリ・シットリした生地はほのかな甘みがありました。
そこへオレンジの皮の甘酸っぱさとさわやかな苦み、シャキシャキとした食感がアクセントになりました。
そして、イチジクのプチプチとした食感と芳醇な甘みが広がります。
オレンジは、フルーティーな後口のパンです。
「チョコマカダミア」はそらいろの真骨頂がわかるパン
「チョコマカダミア」(300円)は、名前のとおりパンの中にチョコレートチップとマカダミアナッツが入っているパン。
セミハードと呼ばれる生地のパンです。
チョコマカダミアは生地本来のおいしさが楽しめるパン。
女性からの人気が高いです。
通のかたは冷凍して、解凍せずそのまま食べるそう。
これは発酵により生地の本来のポテンシャルを引き出したからこそ、楽しめる食べ方。
まさに当店の真骨頂がわかるパンです!
細長い形のパンの上に載っているのは、細かく砕かれたグラハム粉です。
食べると、フカフカとした生地はほのかな甘み・うまみが、噛むごとに少しずつ広がっていきます。
表面のグラハム粉のカリカリとした食感と香ばしい風味、生地に交じるチョコの濃厚な甘みと特有の風味が楽しめました。
そして、ときおり現れるマカダミアナッツのコリコリとした食感と香ばしい風味がアクセントになります。
チョコマカダミアは、好きな人にはたまらないパンではないでしょうか。
不定期にイベントも開催
そらいろでは、イベントも開催しています。
なかでも人気なのがパンづくり教室「パンと話そ♫ こねーるスクール」です。
取材時(2021年4月)の時点で、約250人がパンづくり教室に参加したそう。
また大人の男性を対象に、酒に合うパンづくり教室などもしています。
さらに近くの商店街の店とコラボレーションした、子ども向けのおつかいイベントも実施し、好評でした。
おつかいイベントは、子どもが一人でパンを買いに行く練習として始めました。
親子連れのお客様が来店されたとき、お子様が親御さんに注意されているのを見たのがキッカケです。
いずれのイベントも、会場はそらいろの店内です。
そのためイベント開催時は、パンの販売は休止となります。
2020〜2021年は、新型コロナウイルス感染症の流行によりイベントは開催していません。
発酵にこだわり、強い信念を感じるパンをつくるPekárnaそらいろ。
店主の清水さんにインタビューをしました。
Pekárna(ペカールナ)そらいろのデータ
名前 | Pekárna(ペカールナ)そらいろ |
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住所 | 広島県福山市今町2-2 |
電話番号 | 084-923-0113 |
駐車場 | あり 約150メートル南西に4台分 |
営業時間 | 午前7時〜午後6時 |
定休日 | 月、日 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 電話にて取り置き可能 |
座席 | 屋外に飲食スペースあり (4人がけテーブル:1卓) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | なし |
子育て | ベビーカーの入店可能 |
バリアフリー | スロープ 車椅子での入店可能 |
ホームページ | Pekárna そらいろ│公式Instagram |