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あさひベーカリーのマネージャー・シェフの有田 訓章さんへのインタビュー
![マネージャー・シェフ 有田訓章さん](https://cdn.bintoco.com/wp-content/uploads/2021/10/asahi-bakery-35.jpg)
こだわりのパンを多数ラインナップするあさひベーカリー。
マネージャー・シェフの有田訓章(ありだ のりあき)さんに、タクシー会社がパン屋をすることになった理由や店のこだわり、今後の展望などの話を聞きました。
インタビューは2021年11月の初回取材時に行った内容を掲載しています。
伏見町出身の社長が故郷を盛り上げるために開業
![伏見町 あさひベーカリー周辺の景観](https://cdn.bintoco.com/wp-content/uploads/2021/10/asahi-bakery-4.jpg)
タクシー会社の「あさひタクシー」が運営しているが、なぜタクシー会社がパン屋を開業することになったのか。
有田(敬称略)
実は現在の弊社代表取締役・山田康文(やまだ やすふみ)は、生まれ・育ちが伏見町なんです。
2018年(平成30年)ごろから伏見町に新しい店が多く出店するようになり、盛り上がりを見せるようになりました。
伏見町出身の山田は「自分も故郷のために何かできないか」「伏見町をもっと活気づけたい」と思ったのが、あさひベーカリーができるキッカケです。
また、山田の知人に東京のパン屋「メゾンカイザー」の木村社長がおります。
山田はメゾンカイザーのパンが好きで、木村社長を大変尊敬しておりました。
そのようなご縁があり、伏見町にメゾンカイザーが監修するパン屋を開業することになったのです。
それが、あさひベーカリーでした。
そして2020年(令和2年)9月28日、あさひベーカリーのオープンに至ります。
突然パン職人にあこがれ、パンの道へ
![あさひベーカリー:有田訓章さん](https://cdn.bintoco.com/wp-content/uploads/2021/10/asahi-bakery-36.jpg)
有田さんがあさひベーカリーに入った経緯は?
有田
実は私は、東京のメゾンカイザーでパン職人として働いていたんです。
もともとパン職人を目指していたわけでも、パンが特別好きだったわけでもありません。
中学生か高校生くらいのとき、フッとパン職人ってかっこいいなと思うことがありまして。
それがキッカケでパン関係の専門学校を経て、パン職人の道に入りました。
その後、2018年にあさひベーカリーができる際、メゾンカイザーのほうからあさひベーカリーに転籍しないかと提案されたんです。
私は山口県の出身なのですが、福山が故郷に近い場所だからという配慮からでした。
それであさひベーカリーに入ったのが、開店間近の日。
入店後すぐにオープンしたので、とても忙しかったのをよく覚えています。
フランス伝統の天然酵母による長時間低温発酵がこだわり
![ホワイトチョコ (230円)](https://cdn.bintoco.com/wp-content/uploads/2021/10/asahi-bakery-41.jpg)
あさひベーカリーのこだわりを知りたい。
有田
あさひベーカリーはメゾンカイザー監修ですので、メゾンカイザーの技術やノウハウが生かされています。
メゾンカイザーは「フランス伝統のパンの製法」をこだわっており、それは当店も同様です。
具体的には「ルヴァン」という天然酵母を使った長時間低温発酵をしていること。
当店のほとんどのパンは、この製法でつくっています。
これはほかのパン屋ではあまりやっていない、あさひベーカリーならではのこだわりです。
特徴としては、長時間低温発酵により小麦粉が水分をシッカリと吸収し、できあがるパンはモッチリとした食感になります。
一般的なパンはフンワリとした食感のものが多いので、当店のパンを食べると少し違った印象をもつかもしれません。
天然酵母の力で、複雑で深みのある味わいですので、ぜひ食べてみてください。
こだわりのファーメントバター
![アボカドとベーコンのクロワッサンサンド (430円)](https://cdn.bintoco.com/wp-content/uploads/2021/10/asahi-bakery-38.jpg)
使用している食材などでこだわりは?
有田
当店ではバターにこだわりがあります。
というのも、「ファーメントバター」という一般的には入手しにくい特別なバターを使っているからです。
とても発酵の香りがいいバターで、口溶けがとてもよく、そのまま食べたら口の中で一瞬で溶けてしまうほど。
ファーメントバターは、当店の看板商品のひとつでもあるクロワッサンなどに使っています。
またあんバターなどに使っている餡は、世羅町の餡専門店から仕入れていますね。
あとは生地づくりなどでは、福山という土地柄に合うようにしています。
私は東京で長くパン職人をしていましたが、地域が変われば求められる味もちがいますから。
たとえば西日本だと、塩味などが控えめなほうが好まれるなどの地域性があります。
そのあたりの地域性を考慮してパンづくりをしていますね。
たくさんのパンがあるが、人気の商品やおすすめの商品は何?
有田
一番人気は「クロワッサン」ですね。
ついで、「あんバター」が人気です。
また「ホワイトチョコ」と「抹茶のホワイトチョコ」も人気ですね。
使っている抹茶は、同じ伏見町にある今川茶舗さんのものを使っています。
あとは、バゲットはぜひ食べていただきたいです。
バゲットは当店のパンづくりの基本エッセンスがわかる、もっともスタンダードな商品ですので。
トースト専用につくっている「あさひ食パン」もおすすめです!
トーストして食べたら本当においしい食パンなんですよ!
今後は新商品の開発やラインナップのルーティーンにも力を
![](https://cdn.bintoco.com/wp-content/uploads/2021/10/asahi-bakery-2.jpg)
今後やってみたいことや展望などがあれば、教えてほしい。
有田
新商品の開発をやっていきたいですね。
まだ開業してから1年です(2021年時点)。
今までは目の前のことで精いっぱいでした。
今後は商品のラインナップなども考えていきたいです。
売場は限られますから、時季ごとに商品を入れ替えたりする必要もあります。
パン屋というのは、ある程度季節性の商品のルーティーンがあるんですが、今後はそのルーティーンを整えていきたいですね。
フランス伝統のパンづくりにこだわる あさひベーカリー
![あさひベーカリー:クロワッサン](https://cdn.bintoco.com/wp-content/uploads/2021/10/asahi-bakery-18.jpg)
あさひベーカリーのクロワッサンは、芳醇な風味と甘味、パリパリとした表面とシットリとした生地でとてもおいしかったです。
またぜひ食べたいと思ってしまいました。
バゲットもモチモチとしていて食べごたえがあり、食事としてパンを食べたいときにピッタリです。
あさひ食パンはトースト用の食パンというだけあって、トーストするとパリッとして香ばしかったです。
そのまま食べてもおいしい高級食パンの店が増えていますが、あさひベーカリーのトースト前提の食パンもぜひ食べてみてください。
こだわりの詰まったパンを提供するあさひベーカリー、福山駅近くに訪れた際に寄ってみてはいかがでしょうか。
あさひベーカリーのデータ
![あさひベーカリー:外観](https://cdn.bintoco.com/wp-content/uploads/2021/10/asahi-bakery-1.jpg)
名前 | あさひベーカリー |
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住所 | 広島県福山市伏見町2-4 |
電話番号 | 084-999-8530 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前7時〜午後4時 |
定休日 | 月、火 祝日のときは営業することもある 詳細は公式サイト・公式Instagram等で確認のこと |
支払い方法 |
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ホームページ | あさひベーカリー |