目次
ジンジャーダイヤモンドの中尾圭吾(なかお けいご)さんインタビュー

ジンジャーダイヤモンドの中尾圭吾(なかお けいご)さんにお話を聞きました。
こだわりのシロップができるまで
オープンの経緯など教えてください。
中尾(敬称略)
もともとは自分が体調を崩したことがきっかけでした。
生姜は体を温めるからいいよとか、根菜類を取るようにとか漢方の先生に言われて、たまたま生姜シロップに出会いました。
インターネットで調べて見よう見まねで作ってみたら、それが美味しくて。生姜シロップは美味しいなあというくらいだったんです。
その頃、仕事がままならなくなってどうしようかなってなったとき、自分用に作っていたこの生姜シロップをインターネットで販売すれば、自分一人くらいはなんとかなるんじゃないかと思いました。
体調を崩していたもんですから人にも会いたくなかったし、自宅でインターネット通販にチャレンジしようかなというのが最初です。
僕と同じような考えのかたが全国にはきっといるから、何とかなるだろうという感覚で始めました。

最初はインターネット販売だけだったんですか?
中尾
そうですね、最初は楽天市場からです。
オープンしたよと言ったら、家族や親せきが買ってくれて最初は月2万円くらい入ったけど、その次はなかなかで。まだ体調が全回復じゃなかったので、アルバイトもしながらボチボチやってました。
でも、その年の12月にお客さんからの「美味しかったです。からだがあったまります」というお返事メールがきたんです。
ああ、ちゃんと響いてると思って、うれしかったですねえ。
その人がヘビーユーザーさんになってくれました。青森の人だったんですけど、会いにまでいきましたよ。
たまたま秋田で友達の結婚式があり、ずっと買ってくださってのもあって、ちょっと経由してお会いしました。
最初は自宅を改装してはじめたんですが、今の工房に移転してからは2021年7月2日で3周年になりました。

販売はマルシェが中心と聞きました。
中尾
マルシェへの誘いがあったとき、もともとは人に会いたくなくて始めたものですからどうしようかと思ったんですけど、そうはいっていても商売にならないしと思って行ってみたら、そのマルシェでけっこう売れたんです。
そこからマルシェで販売するようになって、それから10年くらいマルシェを中心に販売しています。
東は東京まで、西は福岡・博多までかな。
とてもニッチな商品なので、地元だけでまわってやっていけるような類いのものではなく、広く知ってもらいたいというのもあり遠方へも出向いています。
pasión(パシオン)の山脇さんとはマルシェでつながったんです。
はじめてマルシェで一緒になったときにご挨拶したら、何か雰囲気も似てるし顔も似ていたりして(笑)それで友達になりました。
方向性とかやり方そのものは違うんですけど、やってることが似てるんですね。
彼からはいろいろな材料や素材のことを教えてもらったりしています。

美味しいにこだわることが地元の結びつきに
使用している生姜について教えてください。
中尾
生姜は、福山市駅家町のはっとり生姜を使っています。まろやかな辛さの生姜です。
それまではスーパーマーケットで仕入れてやってたんですけど、福山にも生姜を作っている梅田さんって人がいるよって教えてもらい、すぐに会いに行きました。
梅田さんがつくる生姜は「はっとり生姜」というんですが、使い始めて2~3年目くらいで、リピーターさんからの「美味しかった」という声が早く届くようになっていることに気づいたんです。
あらっ?これは今までと違うんじゃないかと思っていろいろと飲み比べてみました。
比べていると、なかには刺すようなとげのある辛みを感じる生姜もあるんですね。
でも梅田さんのはっとり生姜は、本当にまろやかでコクがある。
そこから、保存の仕方とか作り方とか何年もかけて生姜農家さんの話を聞いてきて、味や作り方の裏付けがついて納得しました。
この生姜の他に高知の四万十生姜も使っています。土地のロケーションが似ていて同じようなまろやかな辛さがある生姜です。
レモンは無農薬のレモン。
まるごと皮まで使うので、完熟でちょっとコクのある酸味が強くないものを使ってます。
皮の部分にあるペクチン、ジャムなんかをドロッとさせる成分でとろみやコクが演出できればと丸ごと使っています。
レモンは、愛媛県の岩城島産のものと、瀬戸田と呉。あと笠岡のものです。

素材は地元のものが多いんですか?
中尾
山脇さんがいろいろと紹介してくれて、地元の良いものを流通させたいという思いもあったので。
もちろん美味しいものという部分でこだわってるんですけど、それが地元にあったという感じですね。
こんなに美味しいものが身近ですぐに手に入る場所ってそうそうないと思うんです。都会の人から見たらものすごい羨ましい環境ではないかと思います。
地元に美味しいものがあるのが普通だから、地元の人はこれが普通だと思っていますよね。

中尾
いまつながってる人たちが、これから10年経ったときにどうなっているか。
みんなそれぞれ目指しているものがあるから、発展してるはずなんです。
その頃にまた今度は10年前の話ができるのが楽しみだなぁと思っています。あの時ああだったねって言って笑いながら話ができるようにと思いながらやっています。
山脇さんと出会えたりですね、やってるうちにあちこちから声がかかったり、福山ブランドというのにも選んでいただいたこともありますし、マルシェに出ていることによって声をかけていただくこともあります。
最初の見よう見まねで始めた、一人で食べていければいいやと思ってた頃に比べると、もう全然超えているので、やっていて楽しいですよね。
肉体的にはしんどいこともあるけど、そこを超える楽しさはありますね。

やっていて楽しいから続けられる
今後やってみたいものや計画などがありますか?
中尾
そうですね。まだ生姜の可能性が他にもあるんじゃないかと思うので探したいっていうのが、一番の楽しみというか夢です。
もっと多くの人に知ってもらったり、海外も含めて輸出もやりたいし「クラフトシロップのジンジャーダイヤモンド」みたいな位置付けにしたいなとか。
最近は、マルベリーを使ったレモネードとか、クラフトソーダシリーズなんかも考えています。
あと、いまクラフトコーラもやってるんです。クラフトコーラ、クラクトジンジャー、あとレモンその辺りがあると、ドリンクのなかでも強力な3個ですよね。
本当に放っておくとちっちゃいので、動いてなかったらすぐなくなってしまう。なので、とにかくいろいろなことを動かしていくというところですね。
おわりに

「大変なんですよ」と言いながら、どこか楽しそうな中尾さんの笑顔が印象的でした。
作ったり考えたりすることを楽しんでいるようすは、当然こちらにも伝わってきます。それが商品の魅力にもつながっているのではないでしょうか。
定番のシロップはもちろん、今後の新しい商品にも目が離せませんね。
こだわりと魅力のつまったジンジャーシロップ、ぜひ試してみてください。
ジンジャーダイヤモンドのデータ

名前 | ジンジャーダイヤモンド |
---|---|
住所 | 福山市本庄町中2-3-10 |
電話番号 | 084-922-2663 |
駐車場 | あり 1台 |
営業時間 | 平日:午前10時~午後3時 |
定休日 | 土、日、祝日 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | |
座席 | |
タバコ | |
トイレ | |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | ジンジャーダイヤモンド・オンラインショップ |