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旧水曜カレーの店長・君野 和史さんにインタビュー
ユニークでありながら本格的なスパイスカレーが味わえ、さらにおもしろいサイドメニューもそろう旧水曜カレー。
そんな旧水曜カレーの店長・君野 和史(きみの かずふみ)さんに開店の経緯、店名の由来、カレーへのこだわり、今後の抱負などについて話を聞きました。
インタビューは2020年9月の初回取材時に行った内容を掲載しています。
元は日替わり店舗の水曜限定カレー店
開業の経緯は?
君野 (敬称略)
現在、当店があるところには、老舗のスナックがありました。
その店が閉店したあと、2018年(平成30年)10月に日替わりで店主が替わる「ザ・スナック (THE SNACK)」という店ができたんです。
福山でおもしろいことをやっている人、おもしろいことをやってみたい人が店主になるというコンセプトの店でした。
ザ・スナックが開店した直後くらいに、ザ・スナックを運営するかたと縁があって声をかけていただき、妻が水曜限定のカレー店を出すことになったんです。
名前もそのまま「水曜カレー」で。
奥様はカレーづくりの経験があった?
君野
実は、妻は今(取材時=2020年)から約20年前に大阪でカフェをやっていたんです。
そこで本格的なスパイスカレーも出していました。
ちょうど、大阪でスパイスカレーの店が多くなる前になります。
だから大阪発祥のスパイスカレーについて、妻はよく知っているんです。
「水曜カレー」がなぜ「旧水曜カレー」になった?
君野
2020年(令和2年)に入り、新型コロナウイルス感染症の余波もあってザ・スナックが日替わりの店の見直しをすることになりました。
このときにザ・スナックを運営しているかたからお声がけいただき、スナックの跡地でカレー専門店をすることになったんです。
「水曜カレー」はおかげさまで好評で常連のお客様も多く、定着していました。
だから店名も引き継ごうと。
でも水曜限定でなく、常時営業になるから「水曜カレー」はおかしいだろうということで、「旧」を頭に付けて「旧水曜カレー」となったんです(笑)
旧水曜カレーのオープンは2020年7月でした。
常時営業を機に夫婦で営業を
君野さんは「水曜カレー」時代からたずさわっていた?
君野
いいえ。水曜カレーは妻がやっていました。
私は当時、別の飲食店で店長をしていたんです。
ですからカレー店に携わるようになったのは、旧水曜カレーになってから。
日替わりのカレーのメニューは、基本的に妻が担当です。
日々メニューを考え、つくっています。
君野さんはカレーづくりをどこで習得した?
君野
「水曜カレー」の時代は、妻が自宅で仕込みをしていました。
私も料理人ですから、そのようすを見ていて自然と覚えてしまったんです。
また、妻が私にアドバイスを求めてきたり、私が妻へ助言したりすることもよくありましたので。
そのようなやり取りから、自然とカレーづくりができるようになりました。
店の個性を出しやすいのがスパイスカレーの魅力。スパイスの風味を大切にしたカレーづくりを
君野さんが感じるスパイスカレーの魅力とは?
君野
スパイスカレーの魅力は、「自由さ」じゃないでしょうか。
実はスパイスカレーっていわれますけど、ハッキリとした定義や決まりはないので。
「スパイスにこだわった日本流のカレー」くらいの意味ですかね。
ですから、各店・各料理人が好きにやっていいんです。
だからこそ、各店や料理人の個性やこだわりが出やすい。
そこがスパイスカレーの魅力ですかね。
「一皿でカレーをどう表現するか」がポイントだと思っています。
旧水曜カレーのこだわりは?
君野
当店のこだわりは、新鮮な地元野菜をタップリ使っていることが、まず挙げられますね。
身内に農家がいることを生かしています。
それに、やっぱり野菜が多いほうがいいじゃないですか。
彩りがよくて見た目もいいし、健康にもいいですし。
あとは「スパイス感」を感じられるカレーづくりにこだわっています。
せっかくカレーはスパイスをたくさん使う料理なんですから、食べた人が「スパイスを食べてるぞ」って感じられるように。
スパイスは辛いものだけじゃなくて、いろいろな香りのものなんかがあります。
カレーを食べて、さまざまなスパイスの織りなす風味を感じてもらえるように心がけています。
ユニークさを出して他店と差別化
外観や内装、店内のインテリアや張り紙などが、とても個性的だ。
君野
福山って飲食店が多いじゃないですか。
カレーもライバルが多い分野。
だから、普通に店をやっているだけでは勝てないと思ったんです。
「あえて普通であることの逆へ行く」ということを意識していますね。
おもしろおかしく明るい店だとお客さんも楽しいし、覚えてもらえるんじゃないかと思います。
そうしたら、また行ってみようかなと思ってもらえるんじゃないかと。
今後はイベント出店も視野に
今後の抱負ややってみたいことは?
君野
実は、移動販売を考えています。
移動販売車で福山市周辺のイベントに行き、「攻めの営業」もやってみたいなと。
当店は通りがかりにフラッと寄られるお客さんより、当店目当てで来るお客さんが多いんです。
逆に移動販売だと、いろいろな人に知ってもらえ、食べてもらえるのが魅力ですね。
あとはカレーに限らず、旧水曜カレーのような個性的なおもしろい店をやってみたいなという気持ちもあります。
カレーにこだわらず、いろいろな分野で新たなことに挑戦したいですね。
旧水曜カレーでのスパイスカレーでスパイス感を楽しもう
初回取材をした2020年8月現在、福山駅周辺でスパイスカレーが食べられる店は少ないので、旧水曜カレーはカレー好きにとって注目の店。
日替わりで2〜3種登場するカレーは、今日はどんなカレーなのかと気になってしまいます。
どんなカレーが店頭に出るのかは、旧水曜カレー公式Instagramや公式Facebookで更新されていますので、ぜひチェックしてみてください。
店もメニューも店長も個性的で、本格派のスパイスカレーが味わえる旧水曜カレー。
ぜひ「スパイス感」を楽しんでみてください。
旧水曜カレーのデータ
名前 | 旧水曜カレー |
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住所 | 広島県福山市伏見町4-16 |
電話番号 | 084-919-0331 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前11時〜午後3時(ラストオーダーは午後2時30分) 午後6時〜午後8時30分(ラストオーダーは午後8時) |
定休日 | 月 第2・4日 ほか(公式Instagramに掲載の営業カレンダーを参照) |
支払い方法 |
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予約の可否 | 不可 電話にて持ち帰りの予約は可能 |
座席 | 全6席 ・カウンター:6脚 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカーでの入店可能 |
バリアフリー | ・車椅子での入店可能 ・トイレは車椅子非対応 |
ホームページ | 旧水曜カレー 公式Instagram |