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Re:ef(リーフ) ~ 北木島の石を使ったアクセサリーでつなぐふるさとの思い

Re:ef(リーフ) ~ 北木島の石を使ったアクセサリーでつなぐふるさとの思い

買っとこ / 2023.10.03

笠岡諸島にある北木島(きたぎしま)は、良質な花崗岩(かこうがん)が採れる石の産地です。

そんな北木島の石でアクセサリーをつくっているのが、笠岡市街地にあるセレクトショップ「MAMAN」のオーナーであり、アクセサリープランナーでもある井本恵梨(いもと えり)さん

井本さんにとって北木島は、父の故郷であり祖母が長く暮らしていた場所で、子ども時代には年に4回ほど訪れていた、思い出の島です。

北木島の石を使ったアクセサリーのブランド名は「Re:ef(リーフ)」(かけらという意味)と名付けました。

かけらをひとつにするようにアクセサリーで思いをつなげる、井本さんの活動を紹介しましょう。

MAMAN 井本恵梨さん

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記載されている内容は、2023年10月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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北木島の石を使ったアクセサリー「Re:ef」

北木島の石を使ったアクセサリー「Re:ef」について紹介します。

「Re:ef」とは

セレクトショップMAMANの店内には、韓国のレディース服を中心に、雑貨、アクセサリー、天然石などが並びます。

笠岡 MAMAN

店の中央にあるのが、オリジナルアクセサリーブランド「Re:ef」のコーナーです。

Re:ef 北木石のアクセサリー

「石を使ったアクセサリー」と聞くと、ゴツゴツとした男性的なイメージを持つかもしれませんが、「Re:ef」は女性らしいデザインのものが多いのが特徴。

Re:ef 北木石のアクセサリー

かわいらしいデザインから、華やかなもの、スタイリッシュなものまで、個性豊かなピアス、イヤリング、ブレスレット、ネックレスなどが並びます。

どれも井本さんが一点一点、手掛けている作品です。

北木石について

北木島は瀬戸内海に浮かぶ笠岡諸島のひとつ。

大小31の島のなかで、もっとも大きな島が北木島です。

北木島

2019年7月には「知ってる!? 悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~」として日本遺産に認定されました。

北木島で採れる花崗岩「北木石」は輝くような白さが特徴で、品質が良いことから、大坂城の石垣、靖国神社の大鳥居など歴史的建造物や、墓石に使われてきました。

日本遺産に関連するアクセサリー

アクセサリーの材料となる北木石は、井本さんの知人で元石材業のかたから譲り受けた廃材を使用しています。

Re:ef 北木石

石を細かく砕いて、レジン液で固め、装飾を施したらアクセサリーの完成です。

Re:ef 北木石のアクセサリー

「Re:ef」は、日本遺産に関連するアクセサリーとしても注目されています。

北木島と同様に石の産地として有名な小豆島で、瀬戸内国際芸術祭などのイベントに出店するほか、香川県の丸亀お城まつりにも出店しました。

丸亀お城まつり2023 写真提供:井本恵梨さん
丸亀お城まつり2023 写真提供:井本恵梨さん

国の日本遺産の魅力を一体となって発信する「日本遺産サミット」での出店や、井本さんは笠岡市主催の日本遺産「石の島 せとうち備讃諸島」推進シンポジウムへのパネリストとしての登壇経験もあります。

とくに県外のイベント出店時には、「アクセサリーになぜ日本遺産のシール?」と訪れた人に意外に思ってもらえるそう。

Re:ef 北木石のアクセサリー

2023年には、笠岡ならではの魅力にあふれ、優れた素材・技術を生かした高い品質をもつものとして「かさおかブランド」にも認定されました。

「Re:ef」のアクセサリーはMAMANの店頭のほか、県内外のイベント出店時や、オンラインショップで購入可能。

県外では東京の「だいもんテラス」、小豆島の「西山石材」などでも取り扱っています。

小豆島で販売のアクセサリーは、北木島ではなく、小豆島の石を使っているそう。

「Re:ef」のInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)でオーダーメイドのデザインを相談することも可能です。

お守り石としての北木石(花崗岩)

種類により、さまざまな運気が宿るとされる天然石同様、北木石(花崗岩)にも願いを託せます。

笠岡 MAMAN

花崗岩は、エネルギーのバランスを整え、ベストな状態を維持するためのお守り石

Re:ef 北木石

人間関係のパワーバランスを一定に保ち、コミュニケーション能力を高めるサポートをしてくれるといわれています。

頭の中をすっきりとさせて、再出発したいときにもぴったりのパワーストーンです。

井本さんは、天然石のショップに勤めていた経験から、天然石と北木石の持つ力を掛け合わせてアクセサリーを制作しています。

Re:ef 北木石のアクセサリー

たとえば、お守り石としての北木石と、天然石の健康、恋愛などそれぞれの願い事をプラスすることで、人それぞれの願いに寄り添うアクセサリーとなるのです。

井本さんと北木島と「Re:ef」

井本さんの父は北木島出身。

祖母は長く北木島で暮らしていました。

祖母は本土で過ごすようになってから「島に帰りたい」が口癖だったといいます。

井本さんは2017年夏まで、販売員などの仕事をしていましたが、2017年9月に独立し「MAMAN」をオープンしました。

笠岡 MAMAN

15年前、天然石のショップに勤めていたころから、天然石でブレスレットをつくることが楽しかったそう。

「いつか自分の店をオープンできたら」と思っており、長年の夢が叶った形です。

「北木石でつくってみたら?」という知人の言葉をきっかけに、2019年12月頃から「Char∗M(チャーム)」というブランド名で、地域の特産品を材料にアクセサリーを制作していた女性とふたりで、北木石を使ったアクセサリーづくりを始めました。

2021年12月からは「Re:ef」として井本さんひとりで活動を開始。

Re:ef 北木石のアクセサリー

Reefは「かけら」という意味です。

かけらをひとつの形にして、思いをつなげていくというイメージで名付けました。

ブランドテーマは「ReとWILL」。

Reは「リサイクル」、WILLは「気持ちをこれからつなげていく」という意味です。

Re:ef 北木石のアクセサリー

北木石の廃材のかけらを使い、アクセサリーとして形にすることで、人と人との思いをつなげる「Re:ef」。

井本さんがつなげていきたい思いとは、具体的にどんな思いなのでしょう。

MAMANでインタビューをおこないました。

インタビューを読む

MAMANのデータ

笠岡 MAMAN
名前MAMAN
住所岡山県笠岡市四番町8-7
電話番号070-2424-1390
駐車場あり
営業時間午前11時~午後5時30分
定休日水、木
臨時休業有
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • 楽天ペイ・au PAY
ホームページMAMAN オンラインショップ
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こばん

こばん

カブで旅するフォトライター。2017年に岡山県浅口市へ移住。大阪府出身。フットワーク軽く走り回り、訪れたくなる備後の情報を紹介します。しまなみ海道が大好きです。

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Re:ef 北木石のアクセサリー

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