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さんさん亭の店主・三宅 由紀子さんへインタビュー
懐かしい雰囲気の店内で、たくさんの定食や単品メニューがたのしめる大衆食堂 さんさん亭。
店主・三宅由紀子(みやけ ゆきこ)さんに開業の経緯や店のこだわり、今後の展望などの話を聞きました。
インタビューは2022年3月の初回取材時に行った内容を掲載しています。
元はドラッグストア。令和元年にあえて昭和スタイルの大衆食堂としてリニューアル
開業の経緯を教えてほしい。
三宅(敬称略)
もともと、今のさんさん亭のある場所でドラッグストアを運営していました。
ちょうど営業20年目の節目で、しかも平成の最後となった平成31年(2019年)4月にドラッグストアを閉めることにしたんです。
閉店後じょじょに準備を進めていき、改元をはさんだ同じ年・令和元年(2019年)9月に「大衆食堂 さんさん亭」として再スタートを切りました。
開業にあたっては、たくさんのかたが協力してくれて、とても助かりましたね。
なぜ令和改元という新しい時代に、昭和のイメージがある大衆食堂にリニューアルした?
三宅
福山駅前は飲食店自体は多いのですが、あるのはラーメンなどの麺類、カフェ、居酒屋など。
意外と「白いごはん」がたくさん食べられるような店は少ないと感じていました。
駅前はお勤めのかたが多いです。
また駅前では、再開発の工事がおこなわれています。
そういうかたは、白いごはんが食べたいんじゃないかと思いました。
だったら、定食をメインとした大衆食堂のような店が必要にされているんじゃないかと考えました。
私は三之丸の今の場所が好きだったので、大衆食堂なら今の場所でもできますよね。
しかも親戚が米をたくさんつくっていますから、おいしいお米はたくさん用意できます。
また、気づいたらドラッグストアは営業を始めて20年目となり、さらに令和への改元という時期でした。
それで、大衆食堂をやるなら今のタイミングしかないなと。
新しい店だけど、懐かしい雰囲気があって気楽に訪れやすい店に
どんなお客が多い?
三宅
平日のお昼は、基本的にお勤めのかたがメインです。
土曜や祝日のお昼には、お子様連れのファミリーのご利用もあります。
夜の営業では、晩ごはんを食べに来られるかたのほか、お酒類を飲まれるかたも多いです。
近くにホテルが多いので、出張で宿泊されるかたが立ち寄られることも多いですね。
当店は新しい店ですが、床などはあえてドラッグストア時代のままにしています。
ですから新しいけど、どこか懐かしさを感じる雰囲気だと感じていただけるのではないでしょうか。
作業着のままでもフラッと立ち寄れますし、当店のことをご存じでない遠方から来られたかたでも訪れやすいと思います。
ご家族連れのかたも、気軽に寄れる雰囲気の店ではないでしょうか。
店名の由来を知りたい。
三宅
店名は三宅の「三(さん)」、所在地の三之丸町の「三(さん)」、明るい店になるように太陽の「SUN」、あとはスタジオジブリのアニメ映画『もののけ姫』の登場人物の「サン」に由来しています。
当店の運営会社の名前は、有限会社 ホワイトスイスといいます。
私が飼っている愛犬が、ホワイトスイス シェパードという犬種なのが由来です。
もののけ姫には巨大なホワイトスイス シェパードに似た山犬が出てきて、その犬に乗っているキャラクターがサンという名前なんです。
店名の由来のひとつにもののけ姫があるのは、そのためですね。
お子様からご年配のかたまで誰でも呼びやすく、難しくない名前にしたかったので、サンを繰り返して「さんさん亭」という名前にしました。
こだわりは井原産で精米したてのおいしい「白いごはん」!
さんさん亭のこだわりやおすすめポイントは?
三宅
ズバリ「白いごはん」です!
「白いごはんをおいしくたくさん食べてほしい」という思いで始めたお店なので。
井原市の親戚がつくっているお米を、店で使う直前に精米して出しています。
精米したてのごはんなので、とてもおいしいんですよ!
しかも、ごはんは大盛が無料。
さらにおかわりが一膳無料でできます!
ぜひ、お腹いっぱい食べてくださいね。
メニューがとても多い印象だ。
三宅
メニューの多さもポイントです!
白飯に合うおかずを、たくさんそろえていますよ。
定食については、レギュラーメニューだけで30種!
魚料理から肉料理、ラーメン、カレーなどまでそろえていますよ。
さらにカキフライやおでんなど、時季限定のものもあります。
メニューがたくさんあるので、毎日来てもいろいろなものが食べられて、飽きが来ないのも当店の特色ですね。
あと、きんぴらゴボウや当店一番人気のポテトサラダなどの一部の惣菜メニューは、私の母がつくっています。
「田舎のおふくろの味」を実感していただけるような、手づくりのお惣菜もこだわりです。
自家製のラッキョ漬けや梅干しもおすすめですね!
夜のメニューも充実している。
三宅
当店は、夜はお酒類を飲まれるお客様も多いです。
お酒類では「生ビール 大」がセールスポイントです!
“生大”を置いている店は少ないですし、置いていても生大の量は700〜800ミリリットルくらいですよね。
さんさん亭の生大は、量が1リットルなんです!
このサイズに驚くお客様は多いですね。
しかもハイボールなどの大も、同じ大ジョッキです。
ビールやハイボールがお好きなかたは、お得ですのでぜひ頼んでみてください。
今後の展望
今後の展望ややっていきたいことを教えてほしい。
三宅
当店は福山駅が近く、まわりにホテルが多い環境です。
お勤めのかたから出張で来られたかたまで、毎日でも通えるような気楽な店でありたいですね。
座敷もありますので、お子様連れのかたでも気兼ねなく入れる店を目指しています。
現在マンション建設や工事などに関わるかたが、白飯をお腹いっぱい食べて「おいしい」といってもらえ、とてもありがたいですね。
夜は気軽に一杯飲めるお店として、当店に1人で飲みに来られるかたも多いです。
駅前でお昼ごはんから晩ごはん、チョイ飲みまで、気楽に寄れる店として定着していければうれしいですね。
あとは、建物の2階を活用したことができないかなと。
今は2階は使っていないんです。
周辺に塾なども多いので、たとえば学生食堂のような場所を提供するなどですね。
三之丸という土地で、お客様とのふれあいを大切にした商売をしていきたいです。
おいしいごはんと家庭的な料理がシッカリと食べられる店、さんさん亭
新しい店でありながら、懐かしい雰囲気で気軽に利用できる大衆食堂 さんさん亭。
定食を中心に幅広いメニューが楽しめるのが魅力です。
「今日はどのメニューにしようかな」と、毎回メニュー選びが楽しい店だと思います。
しかも家庭的でおいしいメニューばかりで、自慢のごはんが進む料理がたくさん。
大盛無料・おかわり一膳無料なので、しっかりごはんが食べられるのもうれしいポイントです。
お昼ごはんや晩ごはん、チョイ飲みなどで、さんさん亭を利用してみてはいかがでしょうか。
大衆食堂 さんさん亭のデータ
名前 | 大衆食堂 さんさん亭 |
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住所 | 広島県福山市三之丸町3-21 |
電話番号 | 084-999-7433 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前11時30分〜午後2時、午後5時〜午後9時30分(ラストオーダー 午後9時) |
定休日 | なし |
支払い方法 |
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予約の可否 | 不可 |
座席 | 全61席 (新型コロナウイルス感染症拡大対策中は58席) ・カウンター:9脚 (新型コロナウイルス感染症拡大対策中は6脚) ・2人がけテーブル席:3卓 ・4人がけテーブル席:4卓 ・6人がけテーブル席:1卓 ・6人がけ座敷:4卓 |
タバコ | 完全禁煙(屋外に喫煙スペースあり) |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカー可能 子供用食器あり 子供用椅子なし(座敷利用やベビーカーで対応のこと) |
バリアフリー | 車椅子入店可能 トイレは非対応 |