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とんぺいの店主・和田 康公さんへインタビュー
オリジナルのスープで、長年にわたり笠岡で愛されているとんぺいのラーメン。
店主の和田康公(わだ やすひろ)さんに開業の経緯や店のこだわり、今後の展望などの話を聞きました。
大阪の「とんぺい」で修業し、笠岡で暖簾分け
開業の経緯を知りたい。
和田(敬称略)
創業は1986年(昭和61年)で、先代である私の父が始めました。
もともと父は会社員だったのですが、景気が悪くなり、独立することにしたそうです。
我が家は親戚に飲食店関係者が多く、父自身も料理が好きで、自宅でよく料理をしていました。
だから独立を考えたとき、自然と飲食店が頭に浮かんだのでしょう。
独立をしようとしていたとき、知人から大阪・十三(じゅうそう)のラーメン店を紹介されました。
その店のラーメンを食べて、ここで修業しようと決めたそうです。
修業したラーメン店が「とんぺい」という店名でした(2018年に廃業)。
本来は弟子はとらないとのことでしたが、熱意にうたれて特別に弟子入りできたそうです。
およそ半年間、大阪に行って住み込みで働いて修業し、大阪のとんぺいから店の看板を使ってもいいというお声をいただき、暖簾(のれん)分けという形での独立になりました。
ちょうど笠岡の自宅の近くに物件があったそうです。
それが現在の店舗の場所。
以来、同じ場所で営業しています。
自分たちの工夫が出しやすいのが飲食店の魅力
和田さんが継承した経緯は?
和田
大学を卒業して、すぐとんぺいの店に入りました。
ごく自然な流れといいますか、とくに抵抗はなかったですね。
入ってから半年くらいで店の主力になりました。
家族全員で仕事をするようになり、店の流れが変わったなと思います。
人員に余裕ができたので、細部まで見渡せるようになったと感じました。
あと飲食店をやってみていいなと思うのは、自分たちの工夫がすぐに出しやすいこと。
とくに当店のラーメンは、笠岡周辺ではあまりない味です。
これは強みですね。
お店を運営するうえで気をつけていることは?
和田
おかげさまで、当店ではお昼や休日などには大変多くのお客様に来ていただけるようになりました。
だから、なるべく早く提供できるように気をつけています。
お待ちになっているときに注文を聞いて、席に座ったらすぐにつくって提供するようにしていますね。
またお客様の人数なども早く把握し、どこに席に座ってもらえばいいのかを事前にシミュレーションし、スムーズに案内できるようにしています。
あとは当店のスタッフは、みんな子供が好きです。
お子様連れのお客様も、お気軽に来店していただければと思います。
大阪のとんぺいの味を大事にしていきたい
味やメニューは、大阪のとんぺいと同じ?
和田
基本的には、大阪のとんぺいのラーメンと同じ味・特徴です。
材料の関係で、少し変えざるを得なかった部分もありますが、味のベースは同じ。
父が食べて感動し「この味を笠岡の人に食べてほしい」と思った味です。
私も大阪のとんぺいで食べましたが、この味が笠岡で食べられたらうれしいと感じました。
2010年代に鶏だし白湯のラーメンが注目された時期もありましたが、昭和の時代から鶏だし白湯のラーメンを出していた大阪のとんぺいはすばらしいと思います。
そしてなにより、大阪のとんぺいが教えてくれた味です。
大事にしていきたいと思っています。
メニューもほぼ同じですが、わかめラーメンなど、一部笠岡のかたがたの好みに合わせたものを追加しています。
とんぺいのスープの味はいろいろな食材や味に合うんですよ。
さまざまなトッピングのほか、味噌やカレーにも合います。
バリエーションの広さは、とんぺいのスープの特徴です!
ちなみに、ギョウザも大阪のとんぺいの味を継承しています。
お客様が孫を連れてくるのを楽しみに、長く店を続けたい
今後の展望を教えてほしい。
和田
今年(取材時=2021年(令和3年))で、当店は創業35年を迎えました。
昔、親に連れられて「ちびっ子ラーメン」を食べていたお子様が、成長して大盛のラーメンを食べるようになり、今度は自分の子供を連れて、ビックリすることもあるんです。
一人のお客様の成長が見られるのは、長く店をやってきたから。
長く当店を愛していただき、とてもありがたく思うと同時に、感慨深いです。
ですから、盆や彼岸・大型連休・年末年始などは繁忙期ではありますが、楽しみでもあります。
今は遠方に行かれている、昔のお子様だったお客様が帰ってくるからです。
なので、次はお孫さんが来られるまでがんばりたいと思います。
まずは5年、そのあとまた5年がんばって、長く続けていくことが目標です。
生涯お店を続けていきたいですね。
地元で長く愛されているラーメン店・とんぺい
大阪で学び、笠岡で店を開いてから35年以上にわたり、笠岡で愛されているとんぺい。
笠岡周辺では、ほかにないおいしいとんぺいのオリジナルのラーメンが食べられます。
ついつい飲み干してしまうおいしいスープ、たっぷり入った野菜、豊富なバリエーションなど、魅力がいっぱいのとんぺいのラーメンをぜひ食べてみてください。
らーめん・餃子のとんぺいのデータ
名前 | らーめん・餃子のとんぺい |
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住所 | 岡山県笠岡市小平井2215-1 |
電話番号 | 0865-62-4129 |
駐車場 | あり 第二駐車場あり |
営業時間 | 平日:午前11時〜午後3時 (ラストオーダーは午後2時50分)、午後5時〜午後9時(ラストオーダーは午後8時30分) 日曜日・祝日:午前11時〜午後3時 (ラストオーダーは午後2時50分)、午後5時〜午後8時(ラストオーダーは午後7時50分) |
定休日 | 木 木曜日が祝日の場合は営業 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 不可 |
座席 | 全28席 ・カウンター:4脚 ・2人がけテーブル:1卓 ・4人がけテーブル:1卓 ・6人がけテーブル:1卓 ・4人がけ座敷:3卓 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | 子供用食器あり 子供用椅子あり |
バリアフリー | 車椅子での入店可能 トイレは車椅子対応可能 |
ホームページ | 笠岡のラーメン屋|らーめん・餃子のとんぺい |