大人がくつろげる空間を楽しんで。K.D.Cafe責任者鈴木佳子さんインタビュー
鈴木
K.D.Cafeは、加藤建設が住宅展示場新設、設計事務所の移転に伴い、加藤建設のカフェ部門としてスタートしました。
計画の初期段階では、展示場の来場者の方や、住宅のご相談者の方にお茶を…という感じだったのですが、アイディアが膨らみ、カフェのみのご利用もして頂ける空間になりました。
鈴木
加藤建設は一般住宅だけでなく、アパートや店舗も設計施工をしています。
特に店舗は笠岡市ではパン&カフェ・アシェットさんやモルフィッシュさん、里庄町のルコックルージュさん、ソルベーカリーさん等々、数多く手掛けております。
店内はミッドセンチュリーモダンで統一しています。和のテイストをミックスするスタイルは、一般住宅でも取り入れています。
カフェというと、明るくナチュラルな雰囲気で、若い人や女性が好みそうな内装になっていますが、K.D.Cafeはご年配のかたや男性もゆったり過ごしていただける雰囲気にしています。
ですが、今はそれが若い人にも受けている要因になっているようです。
鈴木
いえいえ、私は実家の加藤建設を手伝っていたんですよ。加藤建設の現社長が兄です。
社長から「カフェをやるからそっちを担当してほしい」と言われて、オープンからこれまで数人のスタッフと一緒に、手探りでやってきたような感じです。
社長がメニューなどのアイディアを出して、スタッフと一緒に試作を重ねて作るのですが、いまも新商品のOKがなかなかでなくて…苦労しています(笑)。
鈴木
季節のフルーツを使ったスイーツメニューです。
桃やぶどう、いちじくなどは、すべて地元笠岡や近辺の農家さんから仕入れているので、採りたてフレッシュな状態で提供しています。
ただし、その時の天候などにも左右されるので、提供できる時間や個数はその時により異なります。
いちじくのタルトは、中に丸ごと1個と表面に1個使っているのですが、農家さんに値段を伝えると「安すぎるよ!」って言われてしまいますね。
鈴木
メニューは私たちスタッフが手作りしているものばかりなので…(笑)
会社が建築業なので、お店の雰囲気や、建物そのものも楽しんでもらえたら嬉しいです。
でも、お客様が「うわ~、すごい!」と驚いたり、「美味しかったよ!」と喜んでいただけるとやはり嬉しいですね。
新型コロナウイルス感染症の影響で、飲食店は店内での飲食が制限される中、安全面でも十分気を配って営業させていただいております。
このような時だからこそ、ゆったりと静かな時間を過ごしていただきたいですね。
おわりに
取材当日は、朝の9時、オープンしてすぐにお店へ訪ねていきました。
すると、すぐに常連の男性客や、モーニングを楽しむグループなどが来店されて、本当に地域のお客さんに愛されているんだなぁと感じました。
お客さんが、皆さん思い思いにゆったりとくつろぐ姿がとても印象的です。
お客さんに寄り添い、包容力のあるお店の雰囲気に、男性や年配のお客さんも安心して通えるのでしょうね。
季節のパフェの値段に驚き、美味しさにまた驚いたK.D.Cafe。今度はいちじくのタルトを食べにお邪魔したいです。