パン&カフェ・アシェット 〜 個性あるこだわりのパンがたくさん！モーニングやイートインも人気のベーカリーカフェ

アシェットのオーナー・シェフ 岡原 剛さんへインタビュー

食パンやハード系から菓子パン・惣菜パンまで幅広く展開。
さらにカフェを併設し、モーニングなどの人気メニューもそろうパン&カフェ・アシェット。

そんなアシェットのオーナー・シェフである岡原 剛(おかはら つよし)さんにインタビュー。
開業の経緯や店の特徴、パンのこだわり、今後の展望などの話を聞きました。

大阪で創業し、地元・笠岡に移転

岡原
もともと食に関する仕事に就きたいと思っていました。
必ずしもパン屋である必要はなかったんですよ。

たまたまパン屋に就職して、パンづくりをしていくうちに自分のパン屋をやりたいと思うようになったんです。

もともと笠岡市の出身なんですが、大阪のパン屋に就職し、ずっとそこで働いていました。
15年くらいでしょうか。

そして、そのまま大阪で独立してパン屋を創業しました。
創業したのは、2000年代後半です。

その後、2013年(平成25年)に出身地である笠岡市でパン屋をするため、現在地に移転しました。

店名のアシェットは「皿」という意味

岡原
アシェットとは、フランス語で「皿」を意味しています。

大阪で創業したときは、フランスパンなどハード系のパンをメインとした店でした。
食事向けのパンを中心につくっていたので、「皿」という意味の言葉を店名にしたんです

笠岡に移転してからはカフェを併設していますので、カフェで食事もできるという意味で「皿」という店名を受け継いでいます。

岡原
平日は、30〜60代の女性が多いですね。
休日になると男性のかたも多いです。あと、休日は家族連れも多いですね。

それと、平日は笠岡近辺のお客さんがほとんどですが、休日になると福山・倉敷など少し離れたところから来るお客さんも多いんですよ。

遠くからわざわざ当店まで来ていただけるのは、とてもありがたく思います。

地域の特性に合わせカフェも併設

岡原
笠岡という土地柄に合わせたのが一番の理由ですかね。
笠岡はお年寄りが多い土地です。

お年寄りのかたがゆっくりできる場所があれば、喜ばれるんじゃないかと思いました。
モーニングに力を入れていて、こちらも好評です。

あと、できたてのパンをイートインですぐに食べてもらいたいなという気持ちもあります。

パンの感想をすぐに聞かせてもらえるのも、カフェ併設のメリットだと感じていますね。

定番のロングセラーも時代のニーズに合わせて変化を

岡原
お客さんや時代のニーズに合わせ変化をさせていくことですね。

たとえば、食パンは大阪の創業時からありますが、時代のニーズに合わせて配合などを変えたりしているんです。

パンの耳がサクッとしたときが好まれたときはそれに合わせたり、逆に耳がやんわりとしたのが好まれたときはそれに合わせたりしていました。

また、大阪は近場にパン屋が多いので、それぞれの店が個性を出せました。
しかし笠岡のような地方では、近くにパン屋が少ないです。

だから、笠岡では1店でさまざまなニーズを満たす必要があります。
お客さんの要望に応え、大阪時代にはなかった商品も増やしてきました。

それと、季節に合わせた商品もつくっています。

春だったら桜やイチゴなど旬のものをつかったり、夏に辛い味のパンを作ったり。
一年の変化を楽しめるパンづくりもしています。

みんなが楽しくなれる店づくりをしていきたい

岡原
最初は2店舗目や3店舗を出店したいという気持ちもありました。
今は、1店舗をしっかりと運営していきたいという気持ちですね(笑)。

私自身もそうですが、従業員のみんな、そしてお客さん。
店に関わる人みんなが楽しくなれる店づくりが目標です！

さいごに

パン&カフェ・アシェットは、パンが豊富にそろっているので、パンを選ぶのがとても楽しいです。

しかも、一番人気のブリオッシュ・クリームパンをはじめ、定番のパンもアシェットらしさがあり、食べるのがおもしろい。

併設のカフェで、買ったパンやモーニングメニューなど食べ、ゆっくりと過ごすのもおすすめです。

好楽シーズンには、パンを買って出かけ、外で食べるのもいいでしょう。
近くには大きな公園がいくつかあり、花畑が有名な道の駅などもあります。

最初にパン屋で働くことを選んだのはたまたまだという岡原店主ですが、パンの話をしているときはとても楽しそうで、パンへの愛情を感じました。

長年大阪で修行し故郷に帰ってきた岡原店主が生み出す、こだわりのパンやモーニングをぜひとも味わってみてください。